一夜


2文字数:780

入社してもうすぐ1年、私は池袋から大手町の商社へ丸の内線で通勤してる。
その通勤で
営業部の美奈子と知り合う。彼女は私より2歳年上の24歳大学時代演劇部にい
たので私と話があい、たまに一緒に食事をした。私は学生結婚でいま妻は出
産の為に田舎の仙台へ帰ってる。
5月の雨の強い金曜日の夜、食事の後奈美子からまた酒を飲みに行こうと誘わ
れる。私も独身中なので応じた。バーから出た時彼女から私のマンションに
寄って行ってと誘われる。いつもの奈美子と違う。一人で帰せないほど泥酔
してたので部屋まで送る。
部屋で彼女のコートを脱がせストーブをつけ彼女が落ち着いたのを見て帰ろ
うとしたら彼女に手を掴まれる。「私を抱いて、お願い」大きな目から涙が
とどめなく溢れる彼女を見て私は抱きしめてやるしかなかった。
「抱いてくれないと私生きてないかも」奈美子は真剣な顔して言う。  私
は長く抱きしめた後理由を知らなければ・・・と言うと理由を教えてくれ
た。
今私は同じ職場の上司と不倫してるの。1年前の展示会の後の飲み会の後、無
理やりホテルに連れ込まれて犯されたの、計画的だと後で思った。それまで
彼を嫌いでなかったけどそ れから彼を愛するようになった。彼も私だけ好
きと言ってくれた。金曜の夜は家には仕事の付き合い麻雀と言っていつも泊
まってくれた。でも今回は奥さんが2番目の子供の出産と会社を休んだの。私
4ヶ月前に彼の為に中絶したのに・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は今晩奈美子を一人に出来ないと思った。だけどこの部屋ではいやだ。ど
こかホテルへ行こうと彼女を誘い出した。そしてラブホテルに入った。その
夜、彼女を狂わせんばかりに天に昇らせた。彼女は細身の身体イナヴァーワ
ーのように身体を後ろにそらせ身体を震わせた。
翌朝別れ偽は彼女からありがとうと言われた。

 

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