コロナ禍での贈り物④


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憧れの年上の女性の自慰行為をコロナ禍のオンライン講座後に、偶然にも目撃してしまった私は、
その録画を何回も見返しました。
そして翌週の火曜日となり、Tさんは手芸のオンライン講座に参加しました。
Tさんは私に見られたことなど知る由も無く、いつも通りに明るく立ち振る舞い、優しい笑顔を振りまいていました。
この聡明で知的な美人さんが、人が見ていない所ではあんなことをしているのか。
何だか信じられない気がして、夢でも見たのではないかという思いがしました。
’高橋君(私の実名です)、何か元気ないね、風邪かしら?’
オンライン越しに、Tさんはまるで弟を心配するような眼差しでこちらを見ていました。
講座が終了し、またTさんは切り忘れるのだろうかと緊張しましたが、
今度は直ぐにパソコンをシャットダウンしたようで、画面には映らなくなりました。
バレたのか?いや、講座での様子からして、バレていたらあんなにも自然には振る舞えないだろう。

また次の木曜日が来ました。
そして講座終了後、またTさんは切り忘れをして向こうの部屋が映りっ放しになったのです。
いや忘れと言うか完全終了させる操作を把握していないのです。
先週と同じように、短パンに着替えたTさんが現れ、それを降ろすと、前回は水色のパンティーだったのが、今回のTさんのパンティーはタイトな黒でした。あと今回は途中うつ伏せになって行為をしていたので、前回は見れなかったTさんの生尻を後方からじっくりと拝見することができました。
あとは同じように2時間近くかけて行為を続け、最後は私に見られているとは知らずに、普段の澄ましたような表情とは違う快感の表情で、足の指を極限までピンと延ばして痙攣しながら逝きました。

その後も、Tさんは火曜日は他に用事があるのか、すぐにパソコン本体を切り、
木曜日は講座終了後に自慰行為を行いました。
何かで読んだのですが、30歳代の女性のオナニーは週1回が多いという。
清楚なTさんも例外ではないようでした。火曜、木曜以外は経理の仕事をしていて、土日は旦那さんがいるから、木曜日の午後にすることを習慣としているようでした。
2回、3回とTさんの自慰行為を見ていると、当然最初のような興奮はなくなりました。
それどころか、あまりTさんの私生活を見過ぎると、Tさんが憧れの対象ではなくなってしまうような気がして、録画は続けましたが、終始かじりついて見ることはなくなりました。
その代わり、ズーム機能はよく使うようになり、慣れるに伴い段々とその操作もルーズになっていきました。

そして事件は起こりました。
それまでは、Tさんに気づかれないように慎重にズームを動かしていましたが、慣れて油断したのでしょう、Tさんがこちらを見ている時に、接写のズームを動かしてしまったのです。
まずい!!と思い気が動転した私は、ズームを元の位置に戻したのですが、
そこに写ったTさんは行為を止めて、怪訝な顔をしてこちらを見ていました。
そして、Tさんは横にあったタオルで胸を隠し、おもむろにパソコンに近づいてきました。
Tさんは少し眉間にしわを寄せて、探るようにパソコンの周辺を見回し、次の瞬間、画面は暗くなりました。動作からするとWEBカメラの電源を切ったのです。
バレた?・・・その瞬間思いました。
そして顔から血の気が引いていくのを感じました。
たぶん賢いTさんは、マニュアルを読み、ズームの操作はオーナーである私しかできないことを知るでしょう。
オンライン講座のために、各人に思い切って奮発して購入した外付けカメラを先ほどと同じように動かしてみました。音はせず、ほんのわずかそのカメラは伸縮しました。
これなら大丈夫か?
私は自分に言い聞かせましたが、その晩はよく眠れませんでした。

不安をかかえたまま次の火曜日がやって来ました。
臨時休校にするか悩んでいるうちに、時間は過ぎオンライン講座の時間になりました。
Tさんは参加していつものように振る舞っていましたが、こころなしか口数が少ない。
自称Tさんファンである参加者の1人が心配して声をかけると、
’何でもないです。少し考え事をしていて・・・’と元気なく答えていました。
長く感じた講座の時間が終わり、ほっと一息ついた瞬間でした。
’高橋君、ちょっとお話したいことがあるんだけれど、お時間いただけるかしら?’
私は’来てしまったかと’ドキッとしましたが、覚悟を決めて了解すると
画面越しでは話しづらい内容なので、今からそっちへ行っていいかということでした。この手芸教室を始めた当初は、半年ほど私の家のリビングでやってたことがあり、Tさんは私の家を知っているのです。
30分ほど後、緊張している私の耳にインターホンが鳴る音が聞こえました。
’ごめんなさい、突然おじゃましてしまって’
私は覚悟を決めて、努めて明るく振る舞い、Tさんを家の中に入れました。
Tさんが通り過ぎると、ヒラヒラのロングスカートがなびき、ほのかに良い香りがしました。
ダイニングのテーブルに座ってもらって、私が紅茶を入れているとTさんはリビングルームにある大画面モニターの方に視線を注いでいました。
やはりあのことで来たのだとその時直感しました。

 

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