……ねぇ、覚えてる? “はじめて、自分の体に触れた日”のこと。 私の“その日”は、 ……なんてことない朝だったの。 お腹がちくちく痛くて、 制服のスカートがなんだか重たく感じて。 トイレに入って、下着を見た瞬間、 一瞬、時が止まった気がした。 ……赤い、にじんだ跡。 わかっていたはずなのに、 その瞬間は、ただただ――びっくりして。 慌てて、ペーパーを引き出して、 そっと拭いてみた。 ……その...
岡本画伯
楽園屋
狭くて暗い
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