夢精


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 小学校低学年。
 まだ、性の目覚めもあろうはずのない年齢で、すでに盛りがたっていた俺。
 教室で、同級生の女の子を机の上に寝かせ、パンツの中に手を突っ込み、アソコをわしづかみにしたり。
 やりすぎだった。反省している。
 そんなある日、クラス一のいじめっ子で、やはりすでに人妻の入浴シーンを覗き見するなど困った君だった同い年のY田に、
 「家へ来いよ」
 と、遊びに誘われた。
 実は、コイツには、幼稚園児の頃からいじめられていた。
 家に着くと、誰もいないようだったが、いきなりパンツを下ろすように言われ、おとなしく従うと、ペロッと幼茎の包皮を剥かれてしまった。そればかりか、セロテープで剥けた皮をグルグル巻きに固定されてしまった。
 「こうすると面白いだろ?」
 悪気のないY田に逆らえず、俺は、皮を剥かれ、ピンクの亀頭が顔を出した幼茎を勃起させていた。
 するとそこへ、突然Y田のお姉さんが入ってきた。
 何事もなかった、見なかったかのように
 「ゆっくりしてってね」
 というと、台所のほうへ行き、何か作ってくれているようだった。
 それは、インスタントの焼きそばだった。
 半分に切ったウィンナーが入っていて何気に嬉しかった。
 「いつもごめんね」
 お姉さんは、自分の部屋に俺を入れてくれ、これまでのことを知っていたかのようにお詫びを言ってくれた。
 ベッドに掛けられていた赤い毛布と、スカートから除く白い太腿が目に焼きついてしまった。
 お姉さんは、小学校高学年より上には見えなかった。
 それから数年後、ある晩俺は夢の中で、あの日の光景をデジャブさせていた。

 

 
 

 

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