仕事で訪れたその理容店には、客はいなかった。
女店主とその娘と思しき二人の会話が偶然耳に入った。
「下着がないの。盗まれたのかな」
「千摺りコクに決まってるでしょ」
こちらへの視線を感じたが、仕事の話だけして、店を出た。
実は、夕べから二階の窓際に干していた下着がない。
他人事ではないその話は、いやでも耳に残って離れなかった。
といって、思い当たる節はなく、うやむやのまま幕引きとなる公算が大。
仕事を終え、家に帰る前に、寄るところがありました。
それは義弟のアパートで、私たちの結婚に伴い、実家を退いてくれていたものでした。
ですから時々行って、掃除や洗濯、食事の用意だってしてあげることがありました。
休みの日には。
部屋は狭く、義弟は、手枕で横になっていました。
仕事で着ていたスカートのまま、義弟を跨いで台所へ。
洗い物を済ませるつもりでした。
ずぼらな性格で、当たり前と思っていたそんな行動も、実は、義弟にとっては、深刻な問題だったのだと、後で知りました。
『センズリかくに決まってるでしょ』
台所のゴミ箱に捨てられていたのは、私の下着でした。
「ね、義姉さん」
義弟の声が背後でしたとき、体がフリーズしてしまいました。
後ろから抱きつかれて、耳から首筋まで、キスをされました。
そしてディープキス。
スカートの中を手でまさぐられ、さえぎることもできませんでした。
キッチン台の上で、あられもない姿をさらして、恥液を吸われ恥ずかしい声をあげていました。
「兄貴とおなじO型だから、問題ないでしょ。」
義弟のペニスが私のあそこを貫いて入ってきました。
理容店での話は、千摺りで終わったけど、私の方は、オナニーでは済まなかったのです。