ワニマガジン社
エンジェル出版
文苑堂
GOT
GOT(アンスリウム)
ティーアイネット
こんな夫婦生活を知るわけがないのに、シノムラの機嫌が最悪に悪くなり乱暴になっている。 そんなに敏感だったな・・・と思うほどダンナの一言々々に鋭く反応し、私をにらみつける・・・ もしかしたら私の雰囲気で分かるのかもしれない。 なるべくシノムラと二人きりにならないように、ダンナには事務所での仕事を頼んだり、代わりに出かけたり、一緒に出かけたりするようにしていた。 このまま彼があきらめてくれれば・...
この夏・・・ダンナと私との関係を大きく変える出来事があった・・・ 私にばかり向けられていた嫉妬深いダンナのエネルギッシュな行動の矛先が少しずつずれて来ている。 私に対する束縛や嫉妬は変わらないが、それが以前よりも変態になったというか簡単には説明できない・・・ 夏休みに仲良し夫婦と子連れでキャンプに行ったことは書きましたよね。 そこから話が始まったのです・・・ このキャンプに共通の知人の夫婦が...
印度カリー
Croriin
きづかかずき
rei
こういうときにこそダンナに気づいてもらい、頼りにしたいのにまるで無関心・・・ だけどモトダになんか言えるわけがないし、会うのすらためらってしまう。 「出かけるけど、二時間ぐらいで帰るからな」 ダンナが出て行ってしまった・・・ 「おい、こっちにくるんだ」 裸になったシノムラがダンナのイスに座って待ち構えていた・・・ 「あんたのダンナのイスは座り心地がいいぜ。ここで抱いてやるよ」 「・・・どうし...
山道をバスで30分ほど登り、降りてしばらく歩くとホテルに着いた。 お部屋はツインのベッドとその奥に障子で仕切られた畳のスペースも・・・ かなり広い。 「面白いお部屋だわ・・・それにとっても静か」 静かすぎて耳が痛いというのはこういうことかもしれない。 別々に露天風呂に入り、とっておきの微香性のフレグランスと真新しいランジェリーを身に着けた・・・ 部屋に戻るともうモトダがベッドに寝ている・・・...
ダンナがずっとうちの会社を面倒見ていた会計士と金銭関係でもめて、契約を解除した。 後任は取引先からの紹介もあり、以前から顔見知りだったモトダという税理士にお願いしたので、 いろんな資料を持ってモトダの事務所にしょっちゅう行くことに。 そのついでに自分の事業についても相談することにした。 「ユキさん、そんなこと始めてるんだ。こんな言い方失礼だけど、リスク背負ってまでやらなくてもいいんじゃないか...
うちに飲みに来るマッサージ師がいる。 ダンナの知り合いで、私が腰痛と肩こりに悩まされていることを話したら、ただで来てくれることになった。 「ただ」といっても来た日はただ酒をガンガン飲みまくるセコイ奴。 マッサージをやるときはダンナの監視付き。 「あいつはスケベでお前を狙ってるぞ。本当は触られるのさえムカつくんだ」だって。 でもいつもいつもダンナがいるわけじゃない。 ある日、いつものようにこの...
旅行当日、真紀が子どもを連れて来た。 春らしい黄色のワンピース、髪は同じ色のリボンで結んでとても清楚な奥さまというような雰囲気。 不安やどうにもならない気持ちを、せめてこんなことで解消しようとしているのだろう。 1BOⅩの車に子ども同士は第二列、私と真紀は奥の座席に座った。 「俺をひとりにさせる気かよ・・・ずるいぞ」 「文句言わないで運転しなさいよ。お楽しみはこれからでしょ。私がぜーんぶ手配...
オジさんとのことはひと休み。 ずいぶん前にネットで知り合った人はまだ20代だった。 ある演劇のケットをオークションで落札したんだけど、その売主(笑) それが縁で何回か舞台を観に行って飲むこともあった。 ある日 エッチな話で盛り上がって楽しく飲んでいたが、いきなり 「俺、まだしたことなんです」 といきなりしゃべり始めた。 「同じ世代の女性とうまく話ができなくて・・・」 「こうしてできてるじゃな...