美和子物語 大学卒業 就職


3文字数:987

高校を卒業してそれぞれが自分の進路へ船出をしました。
同級生の内で100人くらいが東京の大学へ進学しました。

私は東京かお茶大への進学希望でしたが父の許しが出なくて地元の女子大へ進みました。
父は自宅から通学させたかったのだと気がつくまでに時間がかかりました。
大学は英文科でしたが仏文の教科も勉強して、英仏独の三カ国語の同時通訳を目標にしました。

国際会議や医学関係の同時通訳のアルバイトをしながらのんびりと過ごしました。
三回生になって就職活動を始めました。姉のご主人が重工に勤務されていましたのでそのアドバイスで商事の就職試験を受け内定を戴きました。

その後は、卒業までの一年でドイツ語を習得するのに時間をかけました。
それらが順調に推移しましたので、有り余る時間の活用の為に数学を勉強する事にしました。

東京へ進学した彼からは会いたいとの連絡が有りましたが・・・。
別々の道を進むのが良いだろうと考えて再会する道をさけました。
同級生との数回のお付き合いで男性との深い交際をしないようにセーブしました。

大学を卒業後、商事の神戸支店へ就職しました。私の担当は保険関係の証券作成等でした。
営業部門の男性社員が私のデスクへ書類を届けて呉れます。
彼らからデートのお誘いを受けましたがやんわりとお断りしていました。

数年後に母の遠縁の男性とのお見合いをして結婚する事になりました。
彼の任地のマレーシアへいきました。
数ヶ月で私の体調に異変が起こりました。妊娠したのです。

出産の為に日本へ帰国して入院して長男を出産しました。
長男を連れて再びマレーシアに戻りました。
私の帰国中に主人がメイドと性的な関係を持っていたのです。

メイドは主人に対しても命令するような口調で接していました。
このような事で随分と悩みましたが、長男を連れて岡山に戻って参りました。
実家では父母が子供をかわいがって呉れましたので満足でした。

何時までも父母のお世話に成るのも気が引けましたので働きに出る道を選びました。
刀剣類の販売会社です。そこで、刀匠の方と知り合いました。竹下さんでした。

彼が親切にしてくれましたので気を許して食事に同行しました。少しのアルコールで酔っぱらいました・・・。
その夜に彼と結ばれました・・・。

激しい愛撫に身を委ねて・・・。
では又。

 

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