あたしの出会い系つれづれ


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なおぼんとセフレのけんちゃんとのある日のことです。

あたしは、先にバスルームから出て、バスタオルを二人分用意し、彼(けんちゃん)がすぐ使えるように洗面台の上に出しておいた。
「ここにバスタオル、置いておくよ」
「はぁい」
体を拭うと、ベッドサイドに向かった。
今日は、どんなエッチができるだろう?
そんな期待で楽しみだった。
今まで会ってきた男性は、若い子は二十代のおばさんフェチというかマザコンで、とにかく早くしたがって、自分だけ満足すればいいという男の子だったし、年配の人は役立たずで、これまた自分の価値観を押し付けるような頑固者だったりした。
自分が役に立たないもんだから、おもちゃを持参してきて、それを無理やりあたしに押し込もうとしたり、御免被りたい人だった。

たとえば、こんなだった・・・
「ローターがいい?バイブかな」

その五十絡みの男は、にやにやしてあたしに聞くの。
バイブは、直径が4センチはあったかしら、見るからに太くて、恐ろしい大きさだったわ。
「あの、ローターで・・・」
そうお願いするしかなかった。
男のペニスはだらりと下を向いたままだったわ。
しばらく、ローターの振動であたしは遊ばれた。
じーん、じーん、中に入れられると音が消えてしまうけれど、あたしの内部が振動するんで気持ちのいいものでもない。
ただ、クリに当てられると声が出てしまう。

「あ、あっ」
「ここが、やっぱりいいんだね。ひひひ」
クリの皮を剥かれ、唾で濡らされ、ローターが当てられる。
「あん、あん」
声が自然にでてしまった。
「濡れてきたね。お尻の穴まで垂れてきてるよ」
いやらしい声で、男が言うの。
「おれ、立って来たよ」
見ると、赤黒いペニスが頭をもたげている。
「入れるよ」
「うん」
ローターよりずっと良かった。やっぱり、本物のペニスは擦(こす)れ方が違うのよね。
あの、いく本もの筋が束になって一本になっているようなペニス独特の感触。
銃身でえぐられるような、なんて言ったらいいんだろう?
「あふっ、よく締まるね、なおちゃん」
「あくっ、いいっ」
あたしも応えた。腰が浮き上がって、男の突きに抗う。

そんな昔のことを考えていたら、けんちゃんがお風呂から上がってきた。
「待った?」
「ううん、髪を乾かしてたから」と嘘をついた。
けんちゃんのセックスは優しい、でも後半は激しくなる。
それがとってもあたしにはいい。
生活のリズムっていうのかしら、セックスにも緩急のリズムがあるの。
あたしも中年になって、激しさだけのセックスは体がついてこない。
けんちゃんのはそういう配慮が感じられて、心ゆくまで楽しませてくれる。

あたしは、ベッドに横になって、布団をかぶって彼の訪れを待った。
ほどなくして、けんちゃんは布団の端をめくって、自分も中に入ってきた。
そして肌をくっつける。
「なおぼん・・・」
「けんちゃん」
彼は、口をまず吸ってきた。
ひとしきり、熱いキスを交わし、彼の手があたしの蜜壷を探るように這う。
「舐めようか」けんちゃんはいつもそう聞く。
「うん」
あたしは舐められるのが好きだった。
でも男の方は積極的に舐めてはくれない。
べつにあたしのあそこが臭いとかじゃないと思うんだけど、あまり好まない。
夫もそういう人だった。

けんちゃんは違った。
懇切丁寧に舐め上げてくれる。
舐めるだけじゃなく、周囲を甘く噛んだり、焦らすのが上手なの。
まず、クリが攻められる。
そして陰唇が唇で挟まれて伸ばされる。
舌先が膣口に挿入される。
会陰がなぞられる。
アヌスが突っつかれる。
陰毛が引っ張られ、鼠径部が、内ももが、と広範囲に火の手が上がる。
「ああ、もう、だめ。入れてぇ」
そう、あたしはおねだりしてしまうの。
こんなこと、夫を含めてほかの男性にもしたことがないわ。
「じゃあ、入れるよ」
ゴムなしで、けんちゃんはあたしの股の間に入って正常位ではめてくれた。
ゆっくりと・・・
ぐわっと、けんちゃんのドリルで押し広げられるあたしのトンネル。
中程まで入って、そこからはズドンと押し込まれたの。
「あうっ」
「はいっちゃったよ。全部」
「ああ、熱いわ」
「ひくひくしてる」
「はずかしい・・・」
「もう、とろとろに液が漏れてるよ。なおぼん」
「言わないで」
ぐっちょ、ぐっちょと彼の腰の動きに合わせて、音が響いたわ。
そのたびに、じゅぶっとなにかがあたしから溢れ出すの。
おつゆが多いのよね。

けんちゃんの顎から汗が滴り落ちて、あたしの胸に流れる。
「すごい、汗」
「うん、なおぼんに夢中だから」
「たくましいなぁ」
「そ、そうかな。なんの運動もしてないから、体もゆるゆるだし・・・」
「ううん、けんちゃんの一生懸命なセックス、好き」
実際、あたしはこんなに気を入れてもらうセックスは経験がなかった。
子宮がしびれると言ったらいいのか、体が応えるという感じなの。
お尻が抱えられ、枕を腰に入れられ、さらに深い侵入が試みられたの。
「ああ、すご・・い。深いーっ」
あたしは思わず叫んでしまった。
けんちゃんのペニスが奥まで届いて、怖いくらいだった。
でも浮き上がるような快感が腰の辺りから広がったわ。
「バックからいい?」
「ふう。バックね。いいよ」
あたしは、ひっくり返って、お尻を彼に差し出した。

滑るように、彼の刀が鞘に収まった。
「うはっ」
あたしも声が出るくらい、きつい一発だった。
「締まるよ。すごく」
「ああん、すごい深い」
「届いてる?」
「うん、うん」
ガツンと腰が入り、正常位では感じられない密着感であたしはのけぞった。
緩急を使った、挿入が何度か続けられたわ
あたしは、気が遠くなってきていた。
彼の手がクリに回り、剥かれたわ。
もう一方の手が乳首をこね回す。
バラバラになりそうだった。

しばらく単調なピストン運動があったけれど、指先でクリがトントンと叩かれるので、それで一度逝ってしまった。
「あうっ。いくっ」
「逝くの?なおぼん」
「いく、いくぅ!」
ピストンが激しくなり、彼もいっしょに逝こうとしているようだった。
「だめ、外に・・・」
そういうのが精一杯だったけど、彼には通じなかったみたい。
「ぼく・・も、いくっ」
びくびくと彼が痙攣し、あたしに刺さったままでたっぷり熱い液体を注ぎ込まれた。
「あ~ん、ダメっていったのに・・・」
「ごめんね、なおぼん」
そういって重なり合って、ベッドに突っ伏したの。

でもあたしは満足だった。
この歳で妊娠はありえないし・・・
本気の中出しの快感は、何ものにも代え難いものだったから。
女の体ってそういうふうにできているのよ。

おしまい♡

 

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