女子達は十分に男子いじめを満喫し、ようやく男子としてこれ以上無い程の屈辱を、逆に女子達が楽しんで見ていると言うこの地獄の様な時間は終わりを迎えた。
「あんた分かってると思うけど、今日の事を担任(女)なんかにチクッたら今度はこの程度じゃ済まないからね」 と最後に魔由美が僕に釘をさす。 「あ、う、うん」
と僕が言うと魔由美はニヤリと笑って女子集団と共に屋上から姿を消した。 それから僕は服を着て、魔由美に投げ捨てられた泥だらけのパンツを鞄に入れると
「わあああああああっーーー」 と雄叫びを上げながら走って自宅へと向かった。...................
そして次の日、昨日の事がまるで何も無かったかの様に普段と変わらない一日が終わる。 今日は僕が日直なので黒板を綺麗にし、ゴミを片付けて最後に教室を出る。
校舎を出て校門へ向かって歩いていると何やら屋上が騒がしい。 振り返って屋上を見上げると僕は驚愕した。 大勢の女子達の歓声と笑い声と共に男子のブリーフが
宙を舞っていた。 又、新しくターゲットにされた男子が女子達に全裸にされ、ブリーフを奪われていじめられているのだ。 そしてこの集団女子による男子への
‘全裸いじめ' は2年生、3年生共に日を変えて毎日の様に行われていったのである。 (完)