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ストーキングキャット 続


前回:  ストーキングキャット 2

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 しばらく寝てしまい目が覚めると、目が開けづらい。

 「ご、ごめんよ」

 熱いおしぼりでお顔を拭いてくれます。

 「カピカピに乾いちゃったよ」

 ゆうべ何かした?

 
 明け方、お外に出るとお隣さんがブロック塀に乗っかっていました。

 「三毛ちゃん。元気?」

 って、雄猫風情が高いところからごあいさつとは。

 「あれ、三毛ちゃん額に白いものがこびりついてるけど」

 「な、何でもないんだから」

 それは、坊っちゃんの・・・えっと・・・

 雄猫は塀から飛び降りるといきなりの接近遭遇。

 「やめてっつーの」

 「まだ何もしてないじゃないか」

 「やられちゃったのか?」

 「ば~か」

 額にこびりついたカピカピが気になってしょうがない。

 「お宅の坊っちゃんは、なんだな、うちのご主人様が好きなんだな」

 「ない。それはない。おまえじゃないんだから」

 でも、坊ちゃんは誰が好きなんだろう。

 1 マチ〇先生
 2 咲良ちゃん
 3 その他

 わかんない。

 しょうがないな~。

 やらせてあげるわよ。

 「はい。ど~ぞ」

 尻尾をぴんと立てて、あのスタイルに。

 雄猫は果敢にあたしのお尻を責め立てると、ひと声断末魔の叫びをあげるや否や、果ててしまいました。

 できちゃうかもしれないけど、それより、坊っちゃんと隣の女の関係は。

 さっさとその場を立ち去ったあの雄猫に今度聞いてみよう。

 

 

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