二年くらい前、私が高2の時の話です。
当時、私には小6へ進級したばかりの弟がいました。
その日は弟の友達が家に遊びに来ており、寝起きだった私は気付かずにパジャマ姿で彼の前に出てしまいました。
あっ……という感じで、お互い時が止まったようでした。
彼は居間で弟とゲームをしており、私はパジャマとはいえ休日の無防備な姿を見られた恥ずかしさで固まってしまいました。
「お、おはよう」
と私はどもりながら誰にともなく言って、お友達は
「……お邪魔してます」
と、少し開いた私の胸元を見ながら口ごもりました。
私は顔を洗い、キッチンでお茶を飲みながら何となく居間を見ていました。
弟はお友達を「ケイ、ケイ」と呼んでいます。
ケイくんは私の方をチラチラと伺いながらゲームに興じており、そのせいで弟から叱声をもらっていました。
「ケイ、ちゃんと見とけよ、こいつ強いんだから」
弟が声を荒げてもケイくんは懲りず、私を垣間見ようとします。
カワイイなあ。
それがケイくんに抱いた私の第一印象でした。
私は少しからかいたくなって、パジャマのまま居間のソファーに腰掛けました。
近くで見るケイくんは肌が白く、目がパッチリしていて、女の子みたいです。
髪がわずかにブラウンを帯びていて、もしかしたらハーフかクオーターだったのかもしれません。
「ヘタクソ」
弟がゲームで負けたので私は茶化しました。
弟は何か負け惜しみを口にしていましたが、私はケイくんを見ていたので聞いていませんでした。
ケイくんは負けても悔しがらず微笑しながら横目で私を見てきます。
「代わってよ、私がやったげる」
私は半ば強引に弟のコントローラーを奪い、ケイくんの隣に座ることが出来ました。
ケイくんは何も言わず、微笑を浮かべたまま私を見ています。
この時私は、ただでさえ開いていた胸元のボタンをもう一つ外して、さらに谷間が見えるよう図っていました。
Dカップある私のおっぱいはパジャマを押し上げて開き、白いブラをチラチラと覗かせていました。
「これ、得意?」
ケイくんは緊張しているのか舌足らずな調子で私に話しかけます。
「やったことあるよ、うまいんだから」
私は言いながら肩と肩がくっつくほどケイくんに身を寄せます。
はしたなくあぐらをかいて、太ももをピタっと彼の脚に寄せて、胸が目立つように背筋を伸ばしました。
しばらくするとケイくんの方から身を寄せてきて……というよりレースゲームで体が勝手に動くように、上半身を私の方にぶつけてくるようになりました。
実際、ゲームはアクション系なので体が動いてしまうのも分かるのですが、これは明らかにわざとやっているな、という手ごたえがありました。
ゲームが一段落すると、弟がプール教室へ行く準備を始めました。
なるほど、弟とケイくんはプール教室の友達で、ケイくんと一緒に遊んでから市民プールへ向かうつもりのようでした。
私は立ち上がった際、フローリングにケイくんのスマホが落ちていることに気付き、それを咄嗟にソファーの下へ蹴り込みました。
そうとは気付かず、どこか名残惜しそうにケイくんが家を出て束の間、私は弟のスマホに電話しました。
親が緊急用に持たせていたダサいスマホです。
「ケイくん、スマホ忘れてったんじゃない? あんた先に行って、ケイくんが遅れるって伝えといてよ」
こうしてうまくケイくん一人を家へ戻すことに成功しました。
私の奸計にはまったケイくんは走ってきたのか、肩で息をしながら私の前に現れます。
その顔はおぼろに笑んでいました。かわいい。
「いいスマホ使ってるね。これ最新機種でしょ?」
私はそんなことを言って彼を引き留めました。
ケイくんも私と二人きりになることを喜んでいるようで、家から出ていこうとしません。
「サボっちゃいなよ、私の部屋に来る?」
ケイくんは面食らったのか、笑顔の裏に戸惑いを思わせるような影を落としました。
弟を取るか、私を取るかで悩んでいるのだなと察しがつきました。
私は強引にケイくんの手を取り、階段を上がって部屋へと連れ込みました。
手を握られたケイくんは顔を真っ赤にして顔を俯かせていました。
私の部屋は少し散らかっていましたが、男の子を一人招き入れるくらいのスペースはあります。
「ベッドに座っていいよ」
私は笑顔でそう言って、まだパジャマのままだったことに気付き、彼の前で着替えたらどんな反応を示すのか、興味をそそられました。
「待ってて、着替えるから。あんまり見ないでね?」
え、え、と言葉を失くしたケイくんの前で私はパジャマをゆっくり脱いでいきました。
そばには姿見があって、俯くケイくんが横目でこっちを見ているのがはっきり確認できます。
私は下着だけになると、どの服にしようか一所懸命悩んでいるフリをしながらケイくんの反応を楽しみました。
お尻を突き出したり、意味もなくブラを上下させてみたりして。
ケイくんは脚をもじもじさせながら、自分の股間に手を持っていきます。
「ケイくん、大丈夫?」
私は意地悪に声をかけます。
驚いたのか、ケイくんは女の子みたいな悲鳴を上げて、おちんちんから手を放しました。
「顔赤いよ? 風邪?」
私は着るつもりのブラウスを手に持ったままケイくんの隣に座りました。
「あのあの……なんでもなくって」
とケイくんはかわいらしくどもります。
穿いていた短パンはしっかりテントを張っていて、私はもっと彼をいじめたくなりました。
「そうだ、どうせプール行くならここで着替えちゃいなよ、その方が早いから」
私はそう提案します。
ケイくんは胸の谷間を眺めたまま、曖昧にうなずきました。
「じゃ……そうします」
声が震えていました。
私はボタンをしめずにブラウスを羽織って、ケイくんが脱ぐのを手伝いました。
シャツを脱ぐと私より白い肌があらわになり、陽を浴びると透明感が増すように見えました。
「肌キレイだね~」
私は指先で胸のあたりを撫で、乳首にチョンと触れました。
瞬間、ケイくんの体がビクッと跳ねて、彼の腕が私のおっぱいにぶつかります。
「暴れないの」
私は笑いながらさらにおっぱいを押し付け、彼の短パンを一思いに下ろしました。
ピチピチのボクサーパンツにはシミが広がっています。
亀頭から陰茎部にかけてのシルエットがはっきり浮かんで、私の網膜に焼き付きました。
今でもそれを思い出すたびアソコが疼きます。
「漏らしちゃったの?」
当時の私は我慢汁がどういったものか知らず、そんなことを尋ねました。
ケイくんは首を横に振って、ごめんなさい、と謝りました。
無知なりに背徳感があったのか、私の前でおちんちんを勃起させることを申し訳なく思っているようでした。
「何にも悪くないよ。お姉ちゃん見て、こうなっちゃったの?」
私は彼と向かい合う格好で立ち、膝を折って座ると、パンツをゆっくり下ろしていきました。
ネバっとした我慢汁が糸を引いて眼前にさらけ出されました。
おちんちんはしっかり皮をかぶっていて、毛は全く生えていません。
この瞬間もカウパーが溢れてくるために亀頭がヌラヌラと光って、とてもエッチでした。
私は処女ではなく、元カレのおちんちんとつい比較してしまうのですが、無論ケイくんのソレは小さくて、でもしっかり屹立している様は、私の奥でくすぶっていた欲情を覚醒させるには十分でした。
そうして、本当に無意識のうちに、私はケイくんのおちんちんを口いっぱい頬張りました。
「綺麗にしよっか?」
うろ覚えですが、そういう訳の分からない口実を呟いていた記憶があります。
ケイくんは短く、儚い声で喘ぎ、時折り腰を突き出しては「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と私を呼びました。
「気持ちい?」
私は彼の震える手を取り、指をからめ、おちんちんには舌をからめ、緩急をつけてフェラを続けます。
「あ……ぅっ……」
という快楽に堕ちていくケイくんの声と共におちんちんが暴れ出 し、腰が突き出され、熱い精液が噴き出しました。
私はしっかりそれを飲み込んで、放心状態の彼を見上げ、笑いかけます。
ケイくんは首筋に汗をかいて、恍惚な表情で私に笑い返しました。
「気持ちよかった?」
「……うん」
やはりというか、ケイくんのおちんちんは元気なままです。
「チュー、しよっか?」
私は言って、返事も聞かずに唇を重ねました。
ケイくんはされるがままです。
私は舌を挿し込んで歯茎をなぞり、彼の舌をすくいとると、唾液を注ぎ込みながら濃厚なキスを繰り返します。
ちゅっ……クチュ……と部屋に淫猥な音が響きます。
私はケイくんのまだ小さな体を抱きしめ、おっぱいで顔を挟みました。
「おっぱい……おっぱい……」
ケイくん自らブラをずらすと、私の火照ったピンク色の乳首にしゃぶりつきます。
「おっぱい好き?」
「好きです……お姉ちゃんのおっぱい……」
「好きなだけ触って?」
ケイくんは谷間に顔をうずめ、両手でおっぱい揉みしだきます。
私の勃起した乳首が指先で転がされ、少し痛かったけど、興奮と敏感な乳首から伝わる喜悦で私の頭は真っ白になってしまいました。
ケイくんは私のおっぱいをしゃぶりながら、おちんちんを太ももに押し付けて、上下に動かしてきます。
私はそのおちんちんを太ももに挟んでホールドし、おっぱいを押し付けながら、腰を前後に振りました。
「あ……あぁ……」
相当気持ちいいのか、ケイくんがまた喘ぎます。
おちんちんは我慢汁のローションで滑りが良く、私の太ももに挟まれても淀みなく動き続けます。
おちんちんだけが独立して快楽を求めているようでした。
ケイくんの手が私のお尻をわしづかみにします。
エッチな手つき……本能でしょうか。
柔らかさを堪能するように指全部で揉みしだいてきます。
すると突然、ケイくんの体が私の腕の中で強張りました。
「イッ……ちゃう……」
「いいよ、イッていいよ。精子出して?」
「イッく……お姉ちゃ……あぁっ」
全身が突き出されると同時に精液が射出され、二度目とは思えない量のソレがフローリングを打ちました。
「ん……ぁ……」
「いっぱい出たね」
「すご……気持ちぃぃ……」
そのころにはもう、私も我慢できなくなっていました。
この子とセックスがしたい、と。
つづく。