一年以上前に書いた体験談の続きを暇に任せて書いてみた。
できれば前回のやつから読んでほしいけど、一応あらすじを書いておく。
~前回のあらすじ~
中三の夏、部活の大会に出場した俺。
出番の前にトイレを済まそうと、女子トイレ前の長い行列を尻目に男子トイレに入ると
そこは他校の女子6人がひしめく無法地帯だった。
二度と会わない相手だから気にしなければ良いと自分に言い聞かせ小便を強行したところ
周りを取り囲まれ、言いたい放題のおちんちん品評会が開催されるという展開に大混乱。
俺はボロ泣きするという醜態を晒すも、女子達に慰められてあっさりと絆されてしまう。
女性に免疫の無い時期にこんな経験をした俺は、若干のトラウマと共にCFNM趣味に目覚め
その性癖を満たすべく、各所で立ちションするという暴挙に出るのであった。
~あらすじ終わり~
俺は本当に小心者なので、やり始めた頃はかなり慎重に動いてた。
知り合いにバレるのは避けたいから、自転車で30分以内の地域ではやらないようにしてた。
それに、実はこの時まで立ちションというものを一切やったことがなかったんだ。
最初のうちは立ちションしてても不自然じゃなさそうで、人がいないのを確認した場所でも
路上でおちんちんを出すだけで羞恥心と罪悪感で胸がいっぱいだった。
でも、回数を重ねるうちにその感覚は簡単にマヒしてしまった。
通行人は大半チラ見してスルーするか、「こんな所で・・・」とかぼやかれる程度。
子どもに見られた時に一度、「おちんちんでっけー!」って大声で叫ばれて肝が冷えたので
子どもだけは避けてたけど、それ以外は男女関係なく見るならどうぞというスタンスだった。
稀にガン見されたり笑われたり。それだけの反応でもすごくドキドキした。
一度立ちションした場所って「俺の縄張り」感が出てくるもので、領土拡張してやったぞ!
みたいな達成感もあったから、誰にも見られなくてもそれなりには満足していた。
本当にあちこちに足を運び、少し立ちションしては移動、そしてまた立ちション。
俺は前世が犬だったのかも知れない。
そして、犬も歩けば棒に当たるというが、あるとき大きな当たりを引いた。
路地裏とまではいかないが、幅狭めの静かな道。
綺麗な直線の道じゃないから、遠目から観測されないところがまた良い。
そこでしようかなと思っていたところ、女性の話し声が近づいてくるのが聞こえた。
楽しげな雰囲気だったので、水を差すような事するのは止めようかとも思った。
ただ、千載一遇のチャンスだとも思ったし、やらずに後悔するのは嫌だった。
俺は手近な排水溝に向かって立ちションする体勢を取った。
「これは不可抗力なんです」感を出す為に、見つかる前に小便開始しておきたかったが
女性に見られるのを意識したことによる緊張か、出したいのに出ない。
そのうちに、楽しげな声と足音がピタッと止まった。俺の姿が視界に入ったのだろう。
「一応回り道しとく?こんな明るいとこでアレ出してる」
「おしっこしてるだけじゃないの?ささっと通っちゃおう」
「え、大丈夫?いや私は別にいいんだけど」
かなり声を落としていたが周りが静かだったので、話している内容は良く聞こえた。
俯いたまま目だけでチラ見して、大学生くらいのお姉さん二人組であることは分かった。
錯覚かも知れないが、ささっと通るとか言ってたのにゆっくり歩いてくるように感じた。
立ちション露出の時はいっぱい水飲んで行くから、膀胱は満タンなのになかなか出ない。
そして、立ちションという言い訳なしでおちんちんを見せ続ける勇気が俺には無い。
弱気になってきて、通り過ぎるのを待たずに逃げてしまおうかと迷った。
迷っていたら、なんかお姉さん達がわちゃわちゃもみ合いながらヒソヒソ話を始めた。
(隠す気なさそう?やっぱ見せてる・・・・・・下向いてるけど)
(ね!歳のわりにはおっきい・・・・・・マツタケみたいw)
(マツタケってw・・・・・・真面目そうな子だから・・・・・・って思うんだよね)
(そういうタイプだったっけ?声かけるの?)
(そういうのじゃないけど、ちょっと注意してくる)
声をひそめていたけど、距離が近くなってたから一部は聞き取れた。
おちんちんの大きさを褒められるのはシンプルに嬉しい。本当に逃げなくて良かった。
見たくもないモノ見せられて怒り心頭って感じじゃないのも救いだった。
しかし、注意してくるって聞こえたのは間違いではなさそうだった。
明らかに後ろを通り過ぎるのではなく、俺の方に向かってお姉さん達が近づいて来る。
やっぱり小便が出てないと露出狂扱い確定だし、かなりまずいと思った。
なんとか立ちションの体を取るため、下っ腹に思いっきり力を込めて、無理やり放尿。
以前の俺だったら、見られてると意識しただけでチョロチョロとしか出せなかったが
この時は尿道が痛くなるくらいに勢いよく出た。
散々繰り返した立ちションによって、少しは度胸が付いたような気がする。
「ひゃああっ?!」
俺の方も割と必死だったが、注意しに来たお姉さんは相当驚いたようだった。
「ご、ごめん!変な声出ちゃった・・・すると思ってなかったあ・・・ごめんね」
俺が一方的に悪い事してるのに、驚かせた上に謝らせてしまったのはまずいと思った。
慌てて「俺の方こそ本当にごめんなさい」と返したけど、小便はまだまだ放出中。
お姉さん達は立ち去るタイミングを失ったのか、道の端っこ、俺の真横に留まってた。
驚いてたお姉さんは横向いて目を逸らしてて、もう一人のお姉さんは真顔でガン見。
その状態で全員沈黙。小便のジョボジョボ音だけが響くという、気まず過ぎる空気。
もう別の場所でやる気力も無かったから、小便を出し切るつもりでやった。
そして、終わったら謝って即逃げようと考えていたら、ガン見のお姉さんが沈黙を破った。
「・・・それにしてもさ、すっごい上手におしっこするね」
「ええ?!何言ってんの突然」
俺も困惑した。幼児以外でおしっこ褒められる事って無いだろと思った。
まあ、男子トイレで囲まれた時に煽りとして褒められそうになった事はあったけど。
「だってさ、あのちっこい穴狙って入れてるの!全然周り汚してないんだよ、ほら」
言われてみれば、排水溝の穴とか目印になるポイントは無意識に狙ってるなと思った。
横向いてたお姉さんもその言葉に促されて見てくれたのは正直嬉しかった。
「・・・確かにすごいかも」
「ね!やっぱホースが付いてると違うねー」
「ちょっとやめてよwその言い方」
あの空気から一言で雰囲気良くしてくれたガン見お姉さんに心の中で大感謝した。
出し終わって雫を切る段になり、ふと男子トイレで囲まれた時の事を思い出した。
あの時の女子達はおちんちんを振る動作がツボだったらしく、妙に盛り上がっていた。
そうなると、このお姉さん達がどういう反応をするのか、俄然気になってきた。
この雰囲気なら大丈夫かと思い、二人の表情を伺いつつおちんちんを振ってみた。
驚いてた方のお姉さんは最初は目を見開いて見てたけど、すぐ視線を逸らしてしまった。
ガン見のお姉さんは、ぷるんぷるん振ってる間ずっとおちんちんを見てくれてた。
口元を手で隠してたけど、この時は真顔じゃなくて絶対笑ってたと思う。
これが本当に気分良くて、お姉さんの顔見ながら普段よりも大げさに振り続けてたんだけど
収納しようと振るのを止めたタイミングでバッチリ目が合ってしまった。
一瞬で我に返って恥ずかしくなったが、お姉さんの方も少し恥ずかしそうにしていた。
「いや、こんなに振るんだーって、つい見ちゃったかも・・・あはは」
見せたくてやったんだから大歓迎なのだが、そうも言えないので俺も笑ってごまかした。
しっかり目を合わせてみたら、お姉さんのはにかんだ笑顔がとても可愛い事に気付いた。
残暑の厳しい頃だったから薄着だったし、近くにいるとふんわりいい香りまでした。
こんな女性が俺のおちんちんを興味津々で見つめていたのかと思うとすごく興奮した。
それでも冷静な部分では申し訳なさがあったので、改めてお姉さん達に謝った。
「私は注意しに来たんだけど・・・色々見ちゃったし、おあいこって事にしよう?」
「そうそう。あんな堂々と出してるんだもん、見ちゃうのは仕方ないよね」
言われる前に謝ったのが良かったのか、二人とも穏便に済ませてくれそうだと思ったが。
「・・・でもホントはさ、見せたかったんでしょ?」
ガン見してた方のお姉さんがニヤニヤしながらいきなりカマかけてきてドキッとした。
「あの大きさだもんね。どうだー!って自慢したくなっちゃうの、分かるよw」
「ちょっと!そこまで言うのは良くないって」
声かけて貰うだけでもドキドキするのに、こんなにからかって貰えるのは望外の喜び。
興奮冷めやらぬ中で頭も全然回らなくって、黙り込むことしか出来なかった。
「意地悪なこと言っちゃった?すごい顔真っ赤になってる。かわいい~w」
ド直球で図星突かれて恥ずかしかったけど、ご機嫌になってくれるなら俺も嬉しい。
ただ、注意しに来た方のお姉さんはちょっと神妙な顔をしてた。
「でも、こういうのは本当にやめた方がいいよ。変な人に目付けられたら危ないよ」
「まあね・・・それはマジでそう。中学生か高校生なんでしょ?だったらなおさらね」
俺の方が変な人カテゴリだと思うんだけど、逆に心配されてしまった。
けれど当時の俺はまだ本当の意味で痛い目に会って無かったから、軽く流した。
実際笑っておちんちん見てくれる人もいるんだからいいじゃん、程度に思ってた。
その後は「気を付けて帰りなね」と言われたくらいで、そのままお別れした。
この大当たりの記憶が鮮明なうちに即帰宅し、オナニーに励んだ事は言うまでもない。
この出来事から、俺はさらに立ちション露出という行為にドはまりした。
この時期の俺は、友人と遊ぶよりもこっちを優先してしまうくらいだった。
当時が緩かったのと中学生だったのが大きいだろうけど、見つかってもほぼお咎め無し。
自転車で巡回中の男性警官に見つかった時はまずいと思ったが、意外にも完全スルー。
俺は徐々に調子に乗ってきて、かなり視界の開けた場所でも立ちションするようになった。
往々にしてデカいやらかしをするのってこういう時だと思う。
住宅地の広めの更地で、広範囲に丸見えという状況に酔いながら放尿開始した直後の事。
「そこでおしっこしないでくださーい!立ちションダメですよー!」
拡声器でそう注意され、驚いてそちらを向くとゆっくりとミニパトが近づいて来ていた。
低速で巡回するミニパトは音があまりしなくて、来ていることに全く気付けなかった。
警察沙汰になるはずないと高を括ってたけど、いざ現場を押さえられたら頭真っ白になった。
やっぱり男性警官より婦警さんの方が立ちションには厳しいのかも知れない。
途中で小便を止めて急いでおちんちんをしまおうとしたが、動揺で手足が震えていたのと
上手く小便を止められず半端に出続けてしまったのとで、長々と無様な姿を晒してしまった。
「んふっ、ふふっ・・・んんっ(咳払い)はい、出したらちゃんとしまってくださいねー」
拡声器通してそんなこと言わんでも・・・と思いつつ、ちょっと笑ってたっぽかったから
見逃してくれる事を期待した。
しかしそうとはならず、ほどなく停車したミニパトから二人の婦警さんが降りて来た。
警官の制服って圧力感じるし、笑ってたのも聞き間違いだったかなと思うような雰囲気。
先輩後輩って感じの二人で、先輩の方もお姉さんと呼べる範疇だった。
おいしい相手に見て貰ったとも言えるが、さすがにこの時は逮捕の2文字しか頭になかった。
「キミ中学生?それならこんなトコで立ちションしちゃダメって事は分かってるよね?」
「どうしてもトイレまで我慢できなかったの?」
「誰かに命令されたとか、無理やりやらされたって事では無い?」
問い詰められて生きた心地がしなかったが、思わぬ角度からの質問も来て面食らった。
そういういじめ、もしくは事案的なものがあったのかも知れない。
我慢できず、ここなら人の迷惑にならないと自分で判断してやった旨を伝えて謝罪した。
いかにもスマートに伝えた風に書いたけど、実際は涙目で声震えて噛みまくり。
憐れみを買うのを狙ったつもりはないが、だいぶ婦警さん達の物言いが柔らかくなった。
「あのね、おしっこで周りを汚す事だけが悪くて立ちションダメって言ってる訳じゃないの」
「人に見える場所でその・・・おちんちんを出したら良くないっていうのは分かるでしょ?」
「もう体は大人と大差ないんだから、子どもっぽい行動は卒業しないとね」
小さい子相手みたいに噛んで含めるように言われるのは、自分にはかなり効いた。
その上、俯いていると「ちゃんと目を見て話を聞きなさい」って顔を上げさせられた。
顔向けできないってこういう事なんだなと思った。多分5秒目を合わせるのも無理だった。
当時は察せなかったけど、今思うと色々と見透かされていたんだろうなと思う。
「それと、お友達との悪ふざけとか罰ゲームとかであっても、一線は越えないこと」
「もし裸になれとかおちんちん出してこいとか言われても、ちゃんと断るようにね」
「ああいう場面を悪い人に見られてたら、脅迫されたりする事もあるんだからね」
「男の子でも性犯罪に巻き込まれることはあるから、本当に心配して言ってるんだよ」
俺の身を案じて真摯に諭してくれたのかと思うと、マヒしていた罪悪感が蘇って涙が出た。
以前のお姉さん二人組の時もそうだったけど、俺は心配されるに値しないクズなのに・・・。
おちんちんを見て貰って、その反応やコメントをネタにオナるのが趣味の変態と皆に知られて
人生が終わってしまう事を想像したら、物凄い恐怖を覚えた。
「ああほら、泣かないの!怖い事も言ったけど、普通に過ごしてたら大丈夫だから」
「しっかり反省できたよね?今回は注意だけにしておくけど、もうやらないようにね」
釘は刺されたものの実質お咎めなしで解放され、ミニパトはゆっくり走り去っていった。
そうして婦警さん達のありがたい忠告を胸にきざみ、俺は真人間へと戻った・・・。
ってなれば良かったんだが、まあそうはならなかった。
一週間くらいは立ちションもオナニーも一切せず、勉強と運動に精を出していた。
しかし、喉元過ぎればの格言通りで、またあのドキドキを味わいたい欲求が頭をもたげた。
思い返せば、窓越しとはいえ婦警さん達に立ちションの一部始終を見て貰ったわけで。
制服を着た大人の女性が、少々恥じらいつつ「おちんちん」と口にするのも実に良かった。
「体は大人と大差ない」という評も、おちんちんを見た上での発言だと思うと妄想が捗った。
結局は勉強と運動よりも、このネタでオナる方に精を出してしまった。
その結果、この婦警さんに叱られた一件は脳内でエッチな思い出に分類されることになり
お説教部分はぼやけていった。
そうして、俺はまた立ちション露出に明け暮れる日々に戻ってしまった。
ガキの浅知恵ではあったけど、少しはやり方を考えるようになった。
その成果と幸運により、非常に良い相手に巡り合っておいしい思いをさせて貰ったのだが
逆にそれが落とし穴にもなり、人生最大のピンチを迎える事になるのであった。
その辺はまた暇になったら書くかも。