「え? また別れたの? どうせ、浮気したんだろ」
妻の涼子が、遊びに来ている僕の友人の和人に、あきれたように言う。
「違うって、性格の不一致? 方向性の違いだよ」
和人は、相変わらず適当なことを言っている。昔から、いつもノリが適当だ。イケメンでモテるタイプなので常に彼女はいるが、あまり長続きしたのを見たことがない。
和人は高校からの友人で、親友と言っても良いと思う。草食系というか、どちらかというと内向的な僕に対して、彼はガツガツ行くタイプだ。明るく話題も豊富で、いつも友人達の中心に居る感じだ。
ただ、正反対と言っても良い僕と彼だからか、不思議と馬が合う。昔から、よく一緒に遊んできた。今も、こんな風にちょくちょくウチに来て一緒に夕ご飯を食べる。
涼子も、和人が来るのは迷惑とは思っていないようだ。おそらく、けっこう楽しみにしていると思う。
涼子は、32歳の年上の姉さん女房だ。性格も勝ち気で、気の弱い僕は尻に敷かれっぱなしだ。でも、それが心地良いと思っている。
涼子は、なぜ僕と結婚したのだろう? と思うくらいにイイ女だ。黙っていると氷の彫刻のように感じる美しく整った顔、笑うと、花が咲いたように暖かい印象になる。
小さな顔に対して、口が少し大きいのがそう感じさせるのだと思う。パッチリした大きな瞳に見つめられると、誰でも恋に落ちるのではないか? そんな印象だ。
涼子が僕の事を好きになって結婚にまで至った事は、いまだに謎だ。僕は、どこにでもいる、すべてが平凡な男だと思う。イケメンと言われることもないし、女性から告白されたこともない。
今日は、夕食を終えて軽く飲みながら、主に和人の女性関係の話で盛り上がっていた。
「方向性の違いって、ロックバンドじゃないんだから」
笑いながら言う涼子。でも、とても楽しそうだ。
「まぁ、あれだよ、いつものやつ。サイズの不一致」
和人は、照れくさそうに言う。
「また? て言うか、下手くそなだけなんじゃないの? だって、赤ちゃん産むんだから、チンポの一つや二つ、余裕のはずだろ?」
涼子は、からかう口調だ。普段から口は悪い方だが、酔うと余計に言葉遣いが悪くなる。
「産む前だからじゃない? 産んだら緩くなるかも。涼子さんもそうでしょ?」
和人は、からかうように言い返す。
「う、うるさいよ。キツキツに決まってるだろ? なぁ、瑛太?」
涼子は、僕に話を振ってくる。僕は、黙ってうなずいた。実際、涼子の膣はキツキツも良いところだ。いつも、あっという間に搾り取られるように射精させられる。
出産前も今も、とにかくキツキツの膣だと思う。涼子は、ドヤ顔で、
「ほら。キツキツなんだよ。それよりも、もう何回目? その理由で別れるの」
涼子は、少し心配そうだ。なんだかんだ言っても、和人のことは気にかかるみたいだ。こうやって見ていると、姉と弟みたいに見える。
「さぁ? 5回からは数えるの止めたんで」
「何かっこ付けてるんだよ。いっそ、切り落としたら?」
涼子は、とんでもないことを言う。
「いやいや、そんなことしたら悲しむ女もいるんで」
「なに? まだ人妻と遊んでるのかよ。そんなことしてるから、結婚出来ないんだろ?」
涼子は、軽蔑した顔で言う。
「いや、今は人妻とはしてないって。今遊んでるのは、離婚したママさんだけだし」
和人は、そんな説明をした。彼は、彼女と上手くセックスが出来ないせいか、人妻とよく遊んでいる。セフレもいつもいた。
出産経験のある女性は、痛がるどころか彼の巨根にどハマりするそうだ。ペニスの大きさで、それほど違うものなのかな? と思うが、彼の話を聞いていると、かなり違うらしい。
僕は、おそらく標準程度の大きさだ。もしかしたら、それより小さいかもしれない。でも、それで不自由を感じたこともないし、もっと大きい方が良いと思ったことも特にない。
「まったくもう……。そんなことばっかりしてるから、上手く行かなくなるんだよ」
涼子はあきれ顔だ。ここまでの会話で、僕はかなり好奇心を刺激された。この話自体、過去に何度もしているが、本当に底まで大きいのだろうか?
いくら大きいとは言っても、さっきの話でもあったように、赤ちゃんの頭よりはずっと小さい。見てみたいという気持ちになってしまった。
「まぁ、こればっかりは。どこかにいませんかね? アソコが緩い可愛い子」
和人は、本気なのか冗談なのかわからないような口ぶりだ。
「なんだよそれ。別に、セックスだけがすべてじゃないだろ? しなければいい」
「まぁ、そうなんですけど。でも、俺性欲強いんで」
身も蓋もないことを言う彼。
「この話も何回もしてるけど、そもそも本当にそんなにデカいのか? やっぱり、ただ下手くそなだけなんじゃないの?」
涼子は怪訝な顔で言う。やっぱり、僕と同じような疑問を持ったみたいだ。
「え? 見ます?」
和人は、涼しい顔だ。
「うん。見る」
涼子も、あっさりと言う。すると、和人は本当にズボンのファスナーに指をかけた。僕は、慌てて止めようとした。でも、好奇心が上回ってしまった。
和人は、あっさりとパンツまで降ろしてしまった。彼のペニスは確かに大きいように見えるが、勃起していないのでだらんとしている。
「へぇ、確かに大きいかな? でも、言うほどじゃないな」
涼子は、小馬鹿にしたように言う。涼子が、他の男のペニスを見ている……そう思うと、心がざわつくのを感じる。
「いや、だってまだ勃起してないから」
和人が慌てて説明する。僕や涼子に見られているのに、恥ずかしいと思っていないみたいだ。堂々としたものだなと思う。
「じゃあ、勃起しろよ」
「え? じゃあ、おっぱい見せて」
和人は、悪ノリを始めた。でも、涼子はあっさりと上着を脱いでしまった。いつもの使い古しのブラジャーが姿を見せる。胸の谷間はなかなかの迫力だ。
涼子は、巨乳と言われるほどではないが、それなりに胸はある。無駄な肉がなくてウェストもくびれているので、結構大きく見える。
僕は慌てて止めようとしたが、それよりも先にブラをグイッと引き下ろしてしまった。涼子の胸が、丸見えだ……。乳首も見えてしまっている。
乳輪も乳首も薄い色をしているし、張りもある。綺麗な良いおっぱいだと思う。なによりも、それを他人に見られてしまっているのが危機的な状況だ。
「うわ、メチャ良いおっぱい!」
和人は、少し戸惑いながらも凝視している。
「だろ? 自慢のおっぱいだよ」
涼子も、どこか得意気だ。すると、和人のペニスがムクムクと勃起を始めた。こんな風に、勃起していくプロセスを見たのは初めてだ。
「おぉっ、こんな風に勃つんだ」
涼子は、けっこうびっくりしている。そして、和人のペニスは勃起し続け、確かに言うとおりの巨根になった。ヘソを越えた位置までそそり立っていて、包皮もずる剥けだ。
カリ首は雨宿りが出来るのではないか? と思うほど立派で、敗北感しか感じないような立派なものだった。
「どうです? でっかいでしょ」
和人は、無邪気な子供みたいな口ぶりだ。
「確かに、言うほどのことはあるな。こんなの見たことないよ。て言うか、ハーフとかクォーターだっけ?」
涼子は、あっけにとられたように言う。
「いや、100パー日本人だよ」
「だよな。そんな顔だもん」
涼子がそんな風に言うと、和人はトホホという顔をする。でも、そそり立ったペニスはそのままだ。
涼子は、いきなり和人のものを握った。
「うぉっ」
びっくりする和人。
「マジで指回らないな」
握ったり緩めたりをしながら、涼子が言う。僕は、またパニックになりかかってしまった。他の男のペニスを握ってしまった……。止めないとと思うのに、身体も口もが動かない。
「太さがエグいでしょ。これでGスポットゴリゴリこすると、漏らしながらイクんだよね」
和人は、かなり得意気だ。
「まぁ、デカけりゃ良いってもんじゃないし。こういうのは相性の問題だから。フィットしなかったら意味ないし」
そう言って、涼子は手を離した。
「まぁ、そうだよね。涼子さん、フィットするか試す?」
和人は、パンツを穿きながら言う。
「間に合ってるよ」
涼子も、そんなことを言いながらブラジャーを戻していく。でも、面倒になったのか上着を着ない。そのまま、また飲み始めた。
さっき他の男のペニスを握ったことなどなかったように、話はまた和人の結婚の話題になる。でも、涼子はブラジャー姿のままだ。僕が、服着ないの? と聞くと、
「サービス。良いもの見せて貰ったから」
と、少しだけはにかんだように言う。こんな仕草は珍しいので、ドキッとしてしまった。
「良いものって思ってくれたんだ。もっと、見ますか?」
和人は、上機嫌だ。
「出したきゃ出せば?」
涼子は、ほとんど反応しない。でも、気持ち声がうわずっているように聞こえた。
和人は、仕舞ったばかりのペニスを出した。彼のものはいきり立ったままで、やっぱり迫力が凄い。大きさと造形に怯んでしまう。
「ホント、無駄にデカいな。確かに、若い子だと無理かも。いっそ、シングルマザーと結婚したら?」
涼子は、そんな提案をする。でも、さっきから視線は和人のペニスに固定されているようになっている。
「最初は普通の結婚したいんで」
和人は、苦笑いだ。彼に結婚願望があるのも意外だったが、涼子がずっと彼のペニスを凝視しているのが気になってしまう。
「へぇ、そうなんだ。だったら、時間かけて彼女の膣を拡張したら?」
涼子は、もっともなことを言う。
「拡張って、そんなに簡単に拡がるかな?」
「簡単だよ。太いディルドで責め続けたら、あっけなくガバガバになるから」
涼子は、妙に具体的なことを言う。
「え? そういうプレイ、してたの?」
和人は、かなり驚いている。僕も、ドキドキしすぎて吐きそうだ。
「べ、別に、拡張とかじゃないけど……多少拡がったかも」
涼子は、恥ずかしそうに言う。僕は、びっくりしてしまった。そんな過去がある? まったく知らなかった。
「マジで!? 元彼とそんなことしてたの? なんで? 元彼、小っちゃかったの?」
和人は、興味を引かれてしまったみたいだ。
「そんなんじゃないよ。ちょっと、年の差があったから。あんまり元気なかったんだよね」
涼子は、けっこう言いづらそうだ。そんなに年上の男性と付き合っていたことがあった? それもまったく知らなかった。
「勃ちが悪かったんだ」
からかうように言う和人。
「まぁ、歳だったしな。騙されたと思って、やって見ろよ。きっと、和人の無駄にデカいチンポでも入るようになるから」
そんなことを言う涼子に、激しく嫉妬心が湧き上がる。元彼と、どんなプレイをしていたのだろう? 今さら過去に嫉妬しても仕方ないが、どうしても色々考えてしまう。
「今はオモチャは使ってないの?」
好奇心いっぱいの顔で和人が質問する。
「使ってないよ」
「どうして? けっこう調教されてたんでしょ?」
「されるか。今は満足してるし」
涼子はそんな風に答える。でも、本当かな? と心配になってしまう。僕は、和人のに比べると子供みたいに小さい。早漏気味だし、涼子を満足させているとは思っていない。
「ホントに? だって、さっきからずっと見てるじゃん」
和人はからかうように言う。涼子は、少し慌てたように視線を外すと、
「そんなのおっ立ててたら、見たくなくても見ちゃうだろ」
と言った。
「握ってよ」
「ハァ? なんで?」
「そのディルドを比べて欲しいから」
そう言って、和人は涼子のすぐ横に移動する。涼子は、別に拒否をしない。ブラジャー姿の涼子の横に、勃起したペニスを剥き出しにした和人がいる……異常な光景だ。
涼子は、あっさりと握ってしまった。そして、緩めたり締めたりをする。