私たちの祖先たちはセックスのことを「まぐわい」、あるいは「お祭り」と呼んでいました。
「まぐわい」とは「目を見合わせて愛情を通わせること」です。
目を見合わせて愛情を通わしながら、お互いに身体を接触させ性器でつながること。
今、私たちが知っているセックスというのは、性器を激しくこすり合う「マスターベーションセックス」。
もっと悪い言葉でいえば「アニマルセックス」です。
では、こんな質問をしてみたいと思います。
「セックスを誰から教わりましたか?」
大抵の男性はポルノビデオ(アダルトビデオ)、女性はレディースコミック(?)ではないでしょうか。
ポルノビデオでセックスを覚えた男性は、それと同じことを実践します。
若い男の子(中学生や高校生)が初めてのセックスで彼女の顔に向けて故意に射精するという馬鹿げた行動を取ってしまっている子たちも現にいるそうです。
彼らはそれで“女性が喜ぶ”と本気で思っているといいます…。
(注:顔面シャワーを喜ぶ女性は一人もいません、全てのAV女優は我慢して演技してるのです)
ポルノビデオは、「見せること」「欲情させること」に主体をおいて制作されているものです。
これが「洗脳」による間違いの原因の一つです。
セックスは悪いことではありません。
その逆で、私たちの祖先が連綿(れんめん)と行ってきた「人の道」を歩むキッカケを与えることができる基本なのです。
セックスを行うことによって祖霊たちが喜び祝福しに来るという部分も大切ですね。
神社などにある「しめ縄」は、「蛇の交尾」から連想されて作られたシンボルだといいます(DNAの塩基配列が「しめ縄」のようなのには不思議)。
日本の神社は「セックス」を大切にしています。
子孫繁栄は、共同体社会(コミュニティ)には最も大切なことです。
セックスは悪いことではありません。
ですから、神棚のある部屋でも良いのでセックスを行いましょう。
モーテル(ラブホテル)で行うよりも自室の方が善気(エレメンタル)があるでしょうし、神さまはとても喜ぶと思います。
神棚のある部屋は、いい意味で結界がある部屋でもありますし、感謝のエレメンタルがある部屋ですから。でも、行儀良く行ってください。
「どんなセックスをしたらいいの?」
私は提案者なので、これがベストだということはできませんが、これだけはアドバイスとして言えます。
誰に見られていても恥ずかしくないセックスをしましょう。
祖霊(曾お祖父さん、曾お祖母さん)たちや両親、あなたの子供たちがセックスを見ているんだと想像してみましょう。
おのずと、どんなスタイル(体位)のセックスが善いのか思い浮かぶと思います。
そして、もう一つ、激しい摩擦(ピストン運動)でしか射精を行えない男性は一種の「不能」です。
本来は女性の膣内で摩擦もせずに一時間以上勃起を保てるようでなければならないといいます。
女性の頃合いを見て射精をできるような精神的な強さを必要とします。
夢精とは精神的な射精ですから、理想は勃起する精神と夢精のように射精を精神でコントロールできるような方が「精力的に逞しい男」 といえるといいます。
カップル、ご夫婦でお読み下さい。作家の五木寛之さんが推薦している本です。
『愛のヨガ』
ルドルフ V.アーバン (著)、片桐 ユズル (翻訳) 野草社
『エロスと精気(エネルギー)―性愛術指南』
ジェイムズ・N. パウエル (著)、浅野 敏夫 (翻訳) 法政大学出版局