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意地っ張りな嫁は、他人棒では感じないと言った


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 妻の優花とは、大学1年の時からの付き合いなので、もう10年一緒にいるという事になる。一年前に結婚したばかりなので、まだ新婚と言っても良いと思うが、あまり新婚気分はない。と言っても、倦怠期というわけでもなく、仲良く楽しい毎日を送れていると思う。
「一週間お疲れ様~。疲れたね。今日は、外食しない?」
 優花は、今日は先に帰っていた。共働きなので、僕が早かったり彼女が早かったりするが、概ね僕の方が遅い。余裕のある方が家事をするというルールなので、今日はタイミング的には優花が夕食を作るのだが、週末という事もあって疲れているようだ。

 近所の回転寿司店に行き、食事をした。週末の回転寿司店はそれなりに混んでいたが、二人でカウンター席でもOKにしたので、それほど待たなかった。
「へぇ、ウニなのに140円なんだ。安いね」
 そんな事を言いながら、美味しそうに食べる彼女。共働きでそこそこの稼ぎもあるので、回転していない寿司屋でも問題ないと思う。でも、優花はそう言う贅沢をしないタイプで、回転寿司でも本当に美味しそうに食べる。
 男として、もっと贅沢をさせてあげたいと思う気持ちもあるが、気楽にこういう所で食事をするのも楽しいし、優花が美味しそうに食べてくれるのを見て良い子と結婚出来たなと感謝する気持ちが大きくなる。
「どっちが良いと思う? パフェとケーキ……悩む」
 優花は、タッチパネルを見つめながら言う。どちらかというと、優花は落ち着いた感じで大人びた印象だ。でも、中身は可愛い女の子のままだ。両方頼んで、シェアしようと言うと、
「うん。ありがとう」
 と、無邪気な笑顔を見せてくれた。

 10年一緒にいるが、優花は本当に可愛い。愛しているという気持ちが大きくなる。でも、最近セックスに関しては、少し倦怠期が来ているような感じもする。良くも悪くも、作業的というか、ルーティンワークみたいになってしまっている。ただ、優花もそれを感じるのか、少し違った刺激を工夫するようになった。
 帰宅してお風呂に入り、抱き合ってキスをした。でも、そのままセックスにはならずに、動画を見始めた。
「どんなのにする? 女の子同士の?」
 優花は、少し恥ずかしそうだ。最近、セックスの時にアダルトビデオ動画を流すようになった。そして、その真似をしてみたりして、いつもと違う刺激を足すようになっていた。意外に効果はあって、フェラチオのやり方や、優花に対する愛撫の仕方に変化は生まれた。
 僕は、正直どれでも良いと思っているので、優花に任せるよと伝えた。

「じゃあ、ジャンル選択するね。……ん? なにこれ? NTR
?」
 優花は、タグの中にあるNTRの文字に反応した。僕は、ドキッとした。それは、寝取られもののことだ。正直、僕は苦手なジャンルだ。自分の好きな人が他人に犯される……他人を好きになる……想像しただけで、イヤな気持ちになってしまう。僕は、それは寝取られジャンルのことだよと説明し、他のにしない? と伝えた。
「寝取られ? なにそれ?」
 意外にも、優花は寝取られというもののこと自体を知らなかった。確かに、優花は僕と一緒に見るようになるまでは、アダルト動画を見たことがなかった。潔癖というわけではないが、貞操観念は古風で真面目な方だと思う。僕がざっくりと説明すると、
「え~? なにそれ、ヘンタイみたいだね」
 と、顔をしかめて言う。やはり、嫌悪感みたいなものを感じているようだ。無理もないと思う。でも、優花はタグ付けされた動画の一覧を見ている。
「こんなにあるの? もしかして、人気ジャンルなの?」
 優花は、本当に驚いている。僕は、そんな事ないんじゃない? と、とぼけた。実際、人気ジャンルなのは知っている。動画販売サイトなんかのランキングを見ても、それは一目瞭然だし、同人漫画ジャンルでは、圧倒的な人気みたいだ。

「でも、こんなに沢山あるよ? やっぱり、人気なんだよ。見てみたい。見ようよ!」
 優花は、完全に好奇心が刺激されてしまっている。真面目で清純な女性だが、好奇心は凄く強い方だ。こうなってしまったら、引かないと思う。僕は、渋々承諾した。動画を見始めたが、普通のアダルトビデオよりも導入部分が長い。ストーリーを重視しているようだ。
 動画は、夫が会社の後輩を自宅に連れてきて食事をして酒を飲み、酔い潰れてしまった所から展開していく。楽しく飲んでいるうちに、下ネタを話、軽いお触りをしたりする。そして、興奮した二人が、どちらからともなくキスをして、夫の寝ているすぐ横でセックスをするというものだ。寝取られものではよくある話だと思う。
「奥さん、軽すぎない? あんなにいきなりキスしないでしょ」
 優花は、そんなダメ出しをしながら見ている。でも、その顔はすでに興奮しているように見える。僕は、そんなにキスは簡単にしないものなの? と聞いた。
「それはそうだよ。だって、キスは好きな人としかしないでしょ? 誰とでもするものじゃないじゃん」
 優花は、真剣な口調で言う。実際にそう思っているのは間違いなさそうだ。画面では、二人が濃厚にキスをしている。アダルトビデオビデオ特有の、ねちっこくてしつこいキスだ。

「タケルは、誰とでもキス出来ちゃう?」
 優花は、心配そうに聞いてくる。僕は、そんな事はないと即答した。実際にそう思っているが、もしそう思っていなかったとしても、正直に答える男もいないと思う。
「そうだよね。良かった」
 優花はホッとしたように言いながらも、画面を見つめている。そして、フェラチオを始める女性。
「積極的すぎるよね。旦那さんがすぐ横で寝てるのに、こんなことしないよね」
 優花はさらにダメ出しを続ける。アダルトビデオなので、そんな事を言っては身も蓋もない。モザイクがかかっているので舌の動きはわからないが、おそらく上手なんだと思う。舌がカリ首に巻き付くようになっているのが、なんとなくわかる。
「上手だね……ちょっとやってみるね。真似してみる」
 そう言って、僕のパジャマを脱がせてフェラチオを始めた彼女……。画面を見ながら、同じような動きをしている。こういうことをしているせいで、優花のフェラチオはすっかり上達した。気を抜くと、口でイカされてしまうこともある。

 画面の中では、女性が丁寧にイヤらしくフェラチオを続けている。そして、男優の睾丸まで舐め始めた。やっぱり、人妻系の動画でもあるので、フェラチオも丁寧で卑猥だ。優花は、そんな事まで真似をしている。睾丸を舐められて、ゾクッとしてしまった。
 優花は、画面を見ながらフェラチオを続ける。チラッと僕を見てくることもある。僕は、目が会うたびに気持ちいいよと告げた。画面の中では、女優さんが男優さんのアナルまで舐め始めた。
 優花は、それを見て目を丸くして驚いた。考えてみたら、今まで一緒に見たアダルトビデオで、アナル舐めなんてなかった。もっと淡泊というか、綺麗な感じの動画ばかりだった。
 でも、優花はすぐにそれも真似してきた。アナルを舐められ、さすがに身をよじってしまう。
 そこは舐めなくて良いよと言っても、優花は舐めてくる。気持ちよさよりも、恥ずかしさと申し訳なさが先に立ってしまう。それでも、優花は舐め続ける。女優さんの動きとシンクロしてきた。
 僕は、快感を感じ始めている。快感はそれほど強くないが、優越感のようなものが凄い。
「気持ちいい?」
 優花は、不安げだ。初めてチャレンジする性技に、自信がなさそうだ。僕は、すぐにうなずいた。すると、画面に動きがあった。攻守交代で、男性が女性の膣を舐め始めた。僕は、交代するよと伝えた。
 優花は、恥ずかしそうにパジャマを脱いで裸になった。そして、顔を赤くしながら脚を拡げる。薄いヘアがあらわになり、膣口も拡がっている。彼女の膣周りは、すでにかなり湿っている。と言うよりも、したたりそうな程だ。
 もしかして、いつもよりも感じている? そんな事を感じる濡れ方だ。僕は、興奮した気持ちでクリトリスを舐め始めた。
「うっっ、あっ、んっ、フゥ、あぁっ、気持ちいい」
 優花は、控えめな声であえぎ始めた。いつものことだが、必死で声を抑えようとしている。そんな彼女を見ると、もっと興奮させたくて仕方ない気持ちになる。

 クリトリスは、かなり固くなっている。ヘアも薄いし、胸もそれほど大きくない。大人びた顔立ちからは想像もつきづらいが、優花の身体は少し幼い印象だ。でも、クリトリスは不思議と大きい。これもペニスと同じで、個人差があるのだと思う。
 僕は、そっとクリトリスの包皮を剥いた。
「ヒィッ、うぅ、剥いちゃダメぇ」
 優花は、恥ずかしそうに言う。顔は真っ赤で、耳も赤い。僕は、さらに興奮しながらクリトリスを直に舐め始めた。
「うぅっ、うぅ~~ッ、あっ、んっ、アンッ、アンッ、ダメぇ、イキそう」
 優花は、包皮を剥いて舐めると、すぐにイッてしまう。ある意味で、弱点だ。僕は、夢中で舐め続ける。すると、優花の脚がピンと伸びて爪先がギュッと曲げられ始めた。優花がイク時のリアクションだ。

 僕は、ここで舐めるのをやめた。
「ど、どうして?」
 優花は不満そうな顔で言う。僕は、少し意地悪な気持ちで動画を見ようと伝えた。優花は、不満そうな顔ながらもうなずいた。動画は、男性がペニスを挿入したところだ。女優は、しばらく必死で声を堪えていた。指を噛んだり、泣きそうに頭を左右に振ったりしながら感じるのを堪えようとしている。
 でも、感じてしまっているのは明白な動きだ。当然アダルトビデオなので演技だと思うが、上手だと思う。そしてほどなくして、
「イクっ、イヤッ、イッちゃう、止めてっ! 主人が起きちゃうっ、見られちゃうっ!」
 と、女優さんが泣き顔で叫んだ。

「あんなに感じないと思う。好きでもない人としてるのに、感じすぎだよ……」
 優花はダメ出しをしているが、やっぱり興奮してしまっているようだ。好きでもない人とでも、あんなに大きなペニスを挿入されてかき混ぜられたら、感じちゃうんじゃないの? と聞いた。
 実際、旦那の会社の後輩とだったら、背徳感もブーストで感じてしまうように思える。

「感じるはずないでしょ。こんな無理矢理されてるのに。そもそも、好きじゃない人としても感じないよ」
 優花は、そんな風に断言した。本当かな? と、疑ってしまう。男と女の違いもあると思うが、男なら好きでもない相手でも射精すると思う。女性は、そこまで精神的な影響が大きいのだろうか?
 僕は、そんな事ないと思うと正直な気持ちを告げた。
「絶対にないよ。それに、大きかったら感じるなんて、男の人の勘違いだよ。痛いだけだと思うし」
 優花はきっぱりと言い切る。でも、その言い方が気になってしまった。大きな人としたことあるの? と聞くと、
「な、ないよ! ないない!」
 と、大慌てで言う彼女。経験してないのにどうしてわかるの? と聞くと、
「それは……友達とかが言ってたから」
 と、言いづらそうに答えた。女友達と、そんな会話をすることに驚かされた。優花は、下ネタとかを話すキャラではないと思っていた。

 すると、いきなり股間を掴まれた。
「タケルだって、興奮してるでしょ? ヘンタイ」
 恥ずかしそうに言う彼女。僕は、いつも通りコンドームをつけて挿入した。控えめな声であえぐ彼女。いつものことだ。アダルトビデオを見ながらのセックスなのに、優花はAV女優のようにあえがない。恥ずかしがりなのはそのままだ。
「固い……凄く固くなってる。ヘンタイ。想像してるの? 私が他の人としてるところ……」

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