中学校3年の1学期。
周りの頭のいい連中は受験を意識して勉強に励み、あんまり頭の出来のよろしくない連中も周りの雰囲気に〝勉強しなくては!〟と焦り始めた頃の事。
更に頭のよくない俺は〝高校受験などしなくてもいいや、〟と、3人の仲間と毎日遊び呆けて、学校も行ったり行かなかったり、行っても勉強している奴らを苛めたりからかったりして、かなり素行の悪い生徒達だった。
そんな俺達がある日、生徒指導室に呼び出された。
〝呼び出しなんていつもの事、ハクが付いていいや。〟ぐらいに思って生徒指導室に入ると、いつもの仲間3人と後輩の2年生2人が5人の先生の前に正座させられていた。
いきなりだった。「おらぁっ!呼び出し受けたらさっさと来んかぁッ!」と、ゴツイ男の先生に平手打ちされ、俺は吹っ飛び口の中を切った。
俺は仲間や後輩の手前、情けない所を見せたくなくて、「ナニさらすんじゃっ!こらぁッ!!」と怒鳴って先生に掴み掛かったが、「誰にモノ言うとんじゃっ!!」と軽く壁まで押し寄られ、往復ビンタをくらった。
俺はそのまま皆と一緒に正座させられ1時間以上も説教を食らった。
生徒指導室から解放されて、「大丈夫か?」と心配する仲間に、「クソがっ!」と、いきがって見せ、「誰がチクッたんならぁっ!」と誰とも言わずに独り言を言った。
説教の内容は〝集団万引きとイジメ〟の2件が主で後、数々の余罪もついでに説教をされた。
俺達はチクッた奴が、イジメの標的にしている〝佐藤〟本人だろうと目星をつけて、昼休みにお礼参りをした。
佐藤の頭髪を鷲掴みにして、「ワレがいらん事、ペラペラしゃべったんかぁ?」と脅すように尋問して、「な、何の事?僕、何もしゃべってないよ。」とオドオドしながら無罪を主張する佐藤の顔を「ウソつくなやっ!」と言って思いっきり平手打ちした。
昼休みの教室の中での事だったので、教室中が静まり俺達を静観していた。
〝みんなが俺達を怖いと思っている〟と感じる瞬間で、俺はそれが最高に気分が良かった。
そんないい気分をぶち壊す様に、「あなた達、もうイイ加減にしたら?」と言う奴がいた。
俺達はそいつをジロリと睨み付け、「・・何か言ったか?」と低い声で言うと、「あれだけ先生に叱られてもまだ懲りないの?」と、俺達を恐れる風でもなく淡々と言い返した。
それは〝三島さやか〟と言う女で、しゃべったのはこれが初めてだった。
この女、頭が良く落ち着いていて、可愛いと言うよりキレイ系。中3にしてやけに大人っぽい雰囲気を持ち、ガキみたいに目立つ事はしない控え目な感じだが、見ようによっては〝同学年の男子なんてガキすぎる!〟と思っているようなタイプの生徒だった。
「・・俺達が説教された事なんで知ってんの?」と睨みながら問い詰めると、「まぁ、佐藤くんが言いつけたんじゃ無いのは確かよ。」と余裕綽々に意味有り気なことを言った。
その時は教室の中の雰囲気が一気に、三島さやか寄りになったので引き上げる事にした。
俺達は体育館の裏で、「・・あの女がチクッたな。」「間違いねぇな。」と確認しあい、チクッた事と俺達を軽く見た態度に対し制裁を行うことを決めた。
後輩で中2のテルと陽介が、「誰ですか?」と聞くので、「三島さやかって女だよ。」と教えると、「三島って、あのやけに色っぽい先輩っすかっ!?」と興味有り気に聞いてきた。
「お前ら知ってんのか?」と聞くと、「結構2年の間じゃあ人気ありますよ、大人って感じで色っぽくて。・・初めての相手は三島先輩みたいな女がいいなぁって。」と熱く語った。
俺達3年は後輩の意見をガキ扱いして笑っていた、笑ってはいたものの俺達3年もまだ全員が童貞ボーイだった。
2年のテルが「三島先輩って、高校生と付き合ってるらしいですよ。」とプチ情報を言ったのに対し、陽介も「ああ、知ってる。ヤリ捲くってるらしいな。」と噂話で返した。
俺はその噂話に過剰に反応した、〝俺達を軽く見たのは、まだ童貞の俺をガキ扱いして見下していたのか!〟そう思うと物凄く腹が立ってきて、2年を含めて6人で輪姦す事を決定した。
2年は大喜び、3年も大興奮していた。
輪姦の思い出
2文字数:1723
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続き:
輪姦の思い出2
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