食事中も社長は妻と話し込み、かなり気に入った様子だった。
流石の部長も、今日の所は目を瞑ってくれ。
君もサラリーマン!我慢しなきゃいけない時はある。
今の時代、景気が悪く仕事が無いと悩んでいる人も多い中、業績も良好で
給料も申し分無い位貰っている。今更、他でこれ位もらえる所など無いだろう。
妻には、申し訳なかったが私は今日一日見なかった事にした。
食事も終え、午後のコースを回りだした。明らかに我々の班は遅れていた。
妻が素人と言う事もあったかも知れないが、一番は社長が妻にベッタリで
中々進まないのが原因だった。現に今も前を歩く私と部長。そして、随分遅れて
社長と妻が歩いていた。
そんなスローペースを知ってか?快晴の空に黒い雲が掛り出した。
部長「ヤバいな。雨来そうだ」
私 「そうですね」
部長「早く進まないと・・・あれではなぁ」 社長は、妻の肩を抱きゆっくり歩いていた。
部長の予感は的中した。
ポツ・ポツ雨が降り出した。
しかも、降り出しと共に凄い勢いで降り出した。
私と部長はグリーン側の避難所で雨宿りをしたが、社長と妻は途中の木陰にカートを止め
カートの中で雨宿りをしていた。
私達とは100m位離れているだろうか?
部長「ここで、暫く待とう!やがて止むだろう」
私 「そうですね」
部長「君も大変だ!奥さんを目の前で・・・」
私 「仕方ありません。まぁ触られる位覚悟してました」
部長「そうか!でも社長は・・・・」
私 「えっ何か言いたそうですね?」
部長「いいんだ。聞かなかった事にしてくれ。きっとお前も出世する」
私 「出世だなんて・・・まだまだですよ」
部長は、微笑み口を閉じた。
雨が降り出してから10分が経っただろうか?妻の方を見ると、何か様子がおかしかった。
社長は下の方を見つめ、何かしている様にも見えた。妻は俯きながら何かに抵抗している様な感じだった。
更に、15分が過ぎた頃、日差しが出て雨が止んだ。
こっちに向かって来るカート!社長が降り、妻も降りてきたが、私と目を合わせない。
私 「大丈夫だったか」
妻 「うん」
社長は、ニコニコ妻を見ていたが”さぁ奥さんの番ですよ。早く打って”と言いだした。
妻も”あっ・はい”とパットを持ちグリーンに向かった。
妻がカップにボールが入ると”ナイス・ダブルボギー”と社長が手を叩いた。
”さぁ早くボール取って、次行くよ”と社長が言うと、妻が慌ててボールを取った。
その時、私は見てはいけない物を見てしまった。
妻の白いパンティは・・・・もろ出しのお尻とアナルが見えたのだ。
目を疑った。妻は何故!!!
歩き出した妻と社長だったが、相変わらず、お尻に手を回し触る社長。
妻は黙って俯いていた。
カートの乗り合わせも、午後からは妻と社長、私と部長になり妻と話す事も出来なかった。
ボールを置く・拾う時は、妻のお尻はちらっと見えていた。部長も気づいている筈だが
見ないフリをしていた。
ようやく、最終ホールに付き長い長いゴルフも終焉に近づいていた。
最後の妻がカップインし、みんなで拍手した。
社長「奥さん、上手かったよ」
部長「そうですね。素人では無いですよ」
妻 「ありがとうございます」
カートに乗り、ハウスに向かっていたが、途中社長たちのカートが止まり見えなくなった。
5分位して、ようやく戻って来た社長と妻。
閉会式が始まり、私は友人の元へ向かった。
友人「どうだった?」
私 「もう最悪!」
友人「随分社長に気に入られたみたいだな!」
私 「そうなんだ。どうしたらいいのか?」
友人「見ないフリしてれば、お前の出世は間違いないだろうな」
私 「妻を社長に与えろって言うのか?」
友人「まだ、結婚2年だっけ?」
私 「あぁ~。」
友人「社長は直ぐ飽きるらしいから、少しだけ我慢すれば」
私「・・・・複雑だな」
順位が発表され、妻はビリだった。しかし、社長特別賞と言う事で、妻が表彰された。
閉会式も終わり車に戻ろうとした時、部長に呼び止められた。
部長「社長が話したい事があるそうだ」
私 「社長が・・・」 私は、社長の元へ妻と向かった。
社長「今度、大切なお客さんと接待があるんだが、君達にも参加して欲しい」
私 「私は、営業ではありませんけど?」
社長「そんな事は知っている。営業に回るか」
私 「いえ!そんな・・今の部署で」
社長「奥さんみたいな綺麗な人が一緒なら相手の社長も喜ぶだろう」
私 「私は要らないですか?」
社長「奥さん一人じゃ可愛そうだろ!君もお供だ。いいね」
そうして、月末の日曜日に接待ゴルフに参加する事になった。
もちろん帰りの車で、妻にパンティの件は聞けなかった。(言うと全てが終わりそうに感じたからだ!)
その週の金曜日、私は社長に呼び出され社長室に向かった。
社長「この間は楽しかったよ」
私 「私も初めてでしたが、楽しかったです」
社長「そうか!そう言ってもらえると企画したかいがある。奥さん元気かい」
私 「はい」
社長「今度の接待の時、奥さん着る服買うの大変だろうから、これ使いなさい」
私 「そんな、社長。服位買いますよ」
社長「いいんだ!それを奥さんに着せなさい。」
私 「あ・はい分かりました」
帰る途中、袋の中を見ると胸元まで開いた薄いポロシャツ(水色)と激短いタイトスカート(白)
それと、何故か下着(黒のレース)の上下が入っていた。
私は、頭の中が真っ白になり妻に話す事が出来ないまま、クローゼットに閉まった。
続く