素性がばれると困るので、四捨五入すれば70歳になる爺さんとだけ言っておこう。
五十数年の生涯を閉じた妻を見送って10年、何年か落ち込んでいたが、定年後の再就職先で転機が訪れた。
アルバイトに来ていた21歳の女子大生と仲良くなったことがきっかけ。
彼女と食事する仲から色んな話をするようになり、お互い旅行好きとわかり休日に遠出したら遅くなって急遽旅館に泊まることになったが、部屋は露天風呂付の高い部屋一室しか空きが無かった。
どうしたものかと思っていたら、彼女が、
「泊まってみたいけど、私、そんなにお金ないし・・・」
と言うので、私が出すと言ったら喜んで一室で過ごすこととなった。
折角だからと露天風呂に入っていたら、何と彼女が入ってきた。
当然イチモツは反応するわけで、出るに出られずにいたら、彼女がイチモツに触れてきて、
「うわあ・・・凄いですね。お年を召した方とも経験してみたくなってきました。」
こうして、還暦過ぎた爺さんと21歳の女子大生が性を交えた。
我が子よりも一回り近く若い女体に興奮しながら女陰に舌を這わせ、暫く舐めていると彼女の腰が震えだしたので、許しを得て生のままで花心を割った。
ねちっこい熟年の交わりに、彼女はたいそうご満悦であった。
彼女とは、月に2回程度デートして性を交えあい、やがて彼女の卒業と共にお別れした。
この経験が、その後の我が性生活に大きな影響をもたらした。
年齢も重ねて妻を失ったが、我がイチモツを欲してくれる女があらばベッドインしようと思った。
お互い大人で、恋愛感情があらば性を交えること、これ自然な行為と思い、その後、40代から60代まで十数人の女性と性を交えてきた。
中にはご亭主をお持ちの方もおられたので不倫もあったが、今、この年で恋人が一人、セフレが二人いる幸せを噛み締めている。
セフレは二人とも40代で一人はご亭主持ちで、恋人は同い年の婆さんで小中学時代の同級生だ。
恋人は二十数年前にご亭主を亡くしており、幼い頃に両思いだったことがわかって三年前に性を交えた。
恋人はご亭主亡き後男と交わることなく過ごしたそうで、還暦を過ぎてかつて恋した同級生に女体を見られることをとても恥らって、可愛かった。
二十数年間使われていなかった女陰を愛で、我がイチモツで繋がり、彼女の密壷に精を放った。
こみ上げる感激と嬉しさ、そして、彼女に精を放ったことよりも、彼女を愛した心を妻に詫びている。
それは彼女も同じようで、我らは再婚することはせず、この世を去るときはお互いの伴侶の待つ墓へと旅立つ所存だ。