カラオケ店異聞


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 「あら、ポイントたまってたんですね」

 スタッフの由佳さんは高校時代の先輩だった。

 ムチムチの太ももが入部の動機だった。緑色のブルマーで白い半そでのシャツは外出しだった。

 『一発やらせてください』って頼んでみろよ。

 いうか。

 しかし日を追うにつれ先輩の体は太っていく。

 『ピル太りか』

 さもあろう。その運動部は半年でやめた。

 
 「先輩とデュエットがいいです」

 思い切って告白すると答えはオーケー。

 そしてなんと股間のマイクも握ってもらえた。

 「一夜限りの肉布団になってあげる」

 フリータイムは明け方まで。

 夜が白むころにはすっかり粉も出なくなっていた。

 臨時休業が明けたので行ってみたが閉店してしまったようで店は暗かった。

 

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