今から約4年前、当時高校二年生だったときのことです。電車内で小学生の男の子達から酷いセクハラをされました。
トラウマだったので、この出来事を思い出すのも辛かったですが、時が経ってようやく精神的に落ち着いてきたので書くことにします。
その日は休日だったのですが午前中に部活があり、その帰りの電車での出来事です。お昼時だったので車両内はかなり空いていて、私以外に一人二人ほどチラホラと乗っている程度でした。
ふと見ると、いつもは埋まっていて座れない4人用ボックス席が丸々あいていたので、そこに座ることにしました。
すると途中で隣の車両から小学校中学年(3〜4年生くらい)の男の子三人のグループが移動してきました。そして、座席は他にいくらでも空いているのに、なぜか私が座っているボックス席にぞろぞろと入ってきて、私の隣に太った体格の良い子が一人座ってきて、残りの二人が私の目の前の席に座り、取り囲まれるような状態になりました。
突然のことで私は何が起こったのか分からず困惑したのと同時に、なんで私を取り囲むんだろう、もしかしてこの子たちに何かされるのかもしれない、という恐怖で動けなくなってしまいました。いくら相手が小学生の集団と分かっていても、なんだか凄くイヤな感じがして、気味が悪かったんです。
そんな私のイヤな予感は見事に当たってしまい、しばらくすると隣に座っている子が手を伸ばし、私の太ももをいやらしい手つきで撫で回してきたんです。追随するように他の子たちも身を乗り出してきて、そのまま手を伸ばして太ももを触ってきたり、制服のスカートの中に手を入れられて脚の付け根の方まで触られたり、下着越しに下半身を触られたりしました。
ほかにも私の身体をぐっと抱き寄せて頭や肩や背中などを撫で回してきたり、髪の匂いをしつこく嗅がれたり、生臭い舌で顔面をべちゃべちゃと舐め回されたりしました。
どんどん痴漢はエスカレートしていき、下着の中にまで手を入れられ、お尻を直に撫で回されたり肛門に指を入れられてしまいました。「あ〜最高」「太ももスベスベ」「ケツも良いね」「エロい」などと、男の子たちはニヤニヤと私の身体を好き勝手に触りながら口々に小声で呟いていました。
男の子たちのあまりに酷い痴漢行為に、私はもうパニックになって抵抗することもできないまま硬直していました。本当に自分でもびっくりするくらい、身体が思うように動かせなくなってしまったんです。
せめて大声や悲鳴を出そうとしましたが、それすらも出来ませんでした。というか、もしこの時に大声を出せていたとしても、電車内はガラガラな上に、周囲から見えにくいボックス席のため、たぶん助けに来てくれる人はいなかったのだと思いますが・・・。
やがて男の子たち三人は、私の身体から一旦離れたかと思うと今度は「キミ、かわいいね」「名前おしえて」などと言いながら髪をねっとりとした手つきで撫でてきたり、手を握ってきたり、胸を揉んできたりしました。
やはり私は怖くて抵抗することもできず、どうにかようやく「やめて」と小さく声を絞り出すことが出来たのですが、「怖がってて可愛い」「泣いちゃう?泣いちゃう?」「女の子だもんね〜」「よちよち、いい子いい子」などと小馬鹿にしたような調子で言われて全くやめてくれません。それどころか、さらに激しく胸を揉んだり下半身を触ってくるようになりました。
こんな年下の子供たちに身体を好き放題に触られ、やめてと言っても馬鹿にされ、見下されたような態度を取られたことに、私はすごく情けなくて惨めな気持ちになって、思わず涙が溢れてきました。
そして、その涙と同時に、強い屈辱感と悔しさが心の奥底から込み上げてきて「やめてって言ってるでしょ!」と、先ほどよりも強い口調で言い放ち、勢いに任せて男の子たちの手を振り払うことができました。
しかし、この行動が裏目に出てしまいました。男の子たちは今までのニヤニヤとした表情を一変させ、「調子に乗んなよ」「クソ女が」などと言いながら、私の髪をがしっと強く掴んだり、腹部に思いきりパンチを繰り出してきたのです。
特にお腹を殴られた瞬間、ものすごい激痛で思わずうめき声を上げてしまい、すると別の男の子が、他の乗客に聞こえるとまずいと思ったのか私の口を手で力強く塞いできました。さらに両手首も掴まれて抵抗できないようにされてしまいました。
その状態で何度もお腹を殴られました。お腹を殴ってきた男の子(最初に私の隣に座ってきた子)はかなり太っていて、三人の中では最も体格が良く、小学生とはいえ物凄い力でした。殴られるたびに強い衝撃とともに吐き気に襲われ、視界が白くチカチカしてきて、冷や汗が噴き出してきて意識が遠のきそうになりました。口を塞がれているため、まともに呼吸すらもできません。
そんな中、他の男の子二人も便乗して、ゲラゲラ笑いながら私の頬を勢いよく引っ叩いてきたりしました。
もう、このまま死んでしまうのではないかと思うほど痛くて怖くて苦しくて、本当に地獄のようなひとときでした。時間としてはわずか数分程度だったと思いますが、1時間くらいに感じるほどでした。
その後、男の子たちの気が済んだのか、殴るのはやめてくれましたが、その後もしばらくの間、好き放題に身体を触られたり揉まれたりし続けました。
ですが私はもう、ひどい暴力を振るわれたことで身体的にも精神的にも疲れ果ててしまったのと、男の子たちが怖くて怖くて、また抵抗したら暴力を振るわれるかもしれないという思いで、抵抗はせず大人しく男の子たちに触られ続けました。触られている間も悔しくて涙が止まりませんでした。触られるだけでなく、太ももや手指、腕、首すじ、頬など、身体中を舐め回されたりキスされたり、
手首を掴まれてそのままの引っ張られ、男の子たちの硬くなった男性器をズボン越しに触らされたりもしました。
さらには私のお腹を何度も殴ってきた、あの太っている男の子の膝の上に座らされ、向かい合うような形で抱きしめられて無理矢理キスされたり「可愛いよ」「おれの女の子になれ」などと気持ち悪い言葉を(他にも色々言われた気がしますが、忘れてしまいました)耳元で囁かれたりもしました。
やがて、途中の駅で大学生くらいの若い男性が乗車してきて私たちがいるボックス席のすぐ近くの所まで歩いてきたのですが、その途端、男の子たちは慌てたような様子で、あっけなく隣の車両へ戻っていき、どうにかそれ以上のことはされずに済みました。
あまりに怖かったので誰かに相談しようと思いましたが、小学生の子供達に痴漢されただなんて情けなくて、恥ずかしくて親には言えなかったので後日、学校で仲の良い子達に相談したところ、そのうちの一人も、路上で小学生に身体を触られたことがあると言っており、驚きました。
今の子ってスマホなどでネット環境が普及しているので、おそらくそういった知識を身に付けるのが早いんだろうなと思います。
あれ以来、街で小学生くらいの男の子を見かけるとトラウマが蘇り、また何かされるかもしれないと思い、怖くて自然と避けるようになってなってしまいました。
子供相手に怯えながら生活する自分自身にも、情けなくて辛い気持ちですが、それくらいショックな出来事でだったんです。