長文です。すみません。
もう10年以上も前のお話です。
私が新卒で入社した商社があったのですが、私なんかが仕事をするには難しすぎた就業先でした。
仕事がとても難しく、上司が言うこと、同僚が話すこと、全てが理解できず、同期で私だけ完全に置いて行かれた感がありました。
明らかに自分の頭が悪いのだと認識していて、教えてもらった事も忘れてしまったり、同じミスを繰り返して先輩方に迷惑を掛けたりと、散々な毎日を過ごしていました。
ある日、上司から呼び出しを受けてしまい、部署の異動を告げられました。
私は総務課に配属されていたのですが、私はお荷物社員だったのでしょうね。
日を追う事に課内の人達も対応が冷たくなってきているのに気付いていましたし、このまま総務課にいても迷惑を掛けるだけだと思っていたので異動の辞令を受けました。
新しく配属になった課はシステム管理課という所で、名前だけ聞くと難しい環境と思えますが中身は《作業員》といった感じでした。
社用車に乗って外回りをして、会社が設置している機械の点検回りをして1日が終わる…そんな仕事内容でした。
最初は仕事内容を覚えるためと、先輩社員の外回りに同行して、ひたすら仕事内容を覚えるところから始まりました。
今まではスーツで出勤していたのに、これからは作業着で出勤する毎日に変わりました。
私の教育係となった先輩社員はKさん(既婚40代男性)、物腰柔らかで口調も優しくいつもニコニコしているとても良い上司でした。
体が大きくて…というより太っていてクマのような体格、力持ちで頼りなる方でした。
異動してまだ1ヶ月も経過していない頃でした、Kさんが「Aちゃん(私)も出張に連れて行く流れですか?」と本社と電話で話していました。
どうやらKさんは本社から遠く離れた遠隔地のエリアも担当しているらしく、日帰りが難しい地域を回る時は1泊の出張扱いになるとのこと。
Kさんが「来週、出張になるけど大丈夫?」と聞いてきたので「はい、大丈夫です」と答えました。
社会人初の出張…部署が変わると色んな事があるんだなと感じていました。
出張当日、一泊出来るだけの荷物を持って、いつも通り出勤。Kさんが運転してくださる軽バンに乗って遠隔地へ出発しました。
片道3時間という遠さです、でもKさんと一緒にいると気が楽で道中は楽しく会話しながら向かいました。
そこで初めてKさんの身の内話を聞いたんです。
・奥様は高校の同級生
・子供は既に成人して独立している
・奥様が数年前に病に倒れてしまい車椅子生活をしている
など、赤裸々に話してくれました。
“Kさんいつもニコニコしてて私にも親切にしてくれるのにプライベートでは大変なんだな”と感情移入してしまいました。
当日の作業が一通り終わり、その日に宿泊するビジネスホテルに着きました。
会社が部屋を予約してくれているらしく、Kさんが会社名を伝えると、何かフロントの方がバタバタとしています。
どうやら会社がKさんのお部屋しか予約を取っていなかったみたいなんですね。
まぁ、私は初めてなので本社の方もいつもみたいに部屋の予約したから私を忘れていたのだと思います。
私は「Kさん、私は車で寝るので大丈夫ですよ」と伝えると「いやいやいや、だったら俺が車で寝るから」といつも通り優しく言ってくれました。
するとフロントの方が「シングルのお部屋をもう1つご用意する事が出来ないのですがツインよお部屋ならご用意できますが…」と言ってきたんです。
Kさんは流石に男女で同じ部屋というのに抵抗があったのか「いや…それは」と困っていましたが、私は別に抵抗が無かったので「私は大丈夫ですけど…」と伝えて、ツインのお部屋を用意していただく事になりました。
Kさんは「ベッドが別々とはいえ、同じ部屋って嫌じゃない?俺がキムタクだったらAちゃんも気分が良いのに…」と気を使って話してくれました。
Kさんの言う通りで、別にダブルベッドに一緒に寝るわけじゃないので私は抵抗が無かったんです。
実際、同世代の男性と同じ部屋だと少し不安な気もしましたが、Kさんは父親と同い年くらいの方なので、安心感があったのも事実です。
そのまま部屋へ行き、荷物を置き、Kさんと夕食をするためにホテル近くのファミレスへ行きました。
食事を済ませて部屋に戻り、Kさんとダラダラとお話をしていました。
そのお話の中で初めてKさんの口からネガティブな言葉を聞いたんです。
「うちは嫁さんが車椅子で生活する事になったから、それまで借りてた賃貸では狭くなって広い部屋に引っ越したり、ヘルパーさんを依頼したりとお金が掛かって大変なんだ」
「息子は遠く離れた場所で就職して、そこで出会った子と同棲を始めたらしいから、こっちに帰ってくる事もないかなぁ…」など。
私は興味本位でKさんに「でも奥様が家にいるから寂しくはないんですよね?」と聞くと「寂しくはないけど若い頃みたいに遊べないからね…」としんみり。
「若い頃どんな遊びをしたんですか?」と聞くと「そりゃあ綺麗なお姉さんがいるお店に行ったりさ、パチンコとかギャンブルもしたなぁ」と若い頃のお話を聞きました。
「綺麗なお姉さんがいるお店に行くくらいなら今でもしたらいいんじゃないですか?」と、私が言うとKさんは今まで見たことが無いくらいうつむいて「いや、そんなお金に余裕はないよ、ああゆうお店はお金掛かるからね」と。
Kさんは風俗にハマっていた事もあったみたいで、奥様とお付き合いをしてからスッパリやめたそうです。
「もうね、今はインターネットで色々見れるから事は足りてるんだけどね(笑)、でも嫁さんもあんな体になってしまったからご無沙汰だよ、もう夫婦でお互い男としても女としてもダメだね」と笑いながら話していました。
私はなんだかKさんが可哀想になってしまって。
私なんてKさんから見たら子供の年齢だし、私みたいな人と同部屋になっても嬉しくなんでもないんだろうなぁ…と虚しさまで感じてしまいました。
私はKさんに対してもちろん恋愛感情はありません、もしKさんに襲われたら必死に抵抗する気持ちです。
でも、何かKさんのためにしてあげられる事はないのかな…とも思ってしまいました。
“肩でも揉んであげようかな”とか。
「Kさんも私みたいな子供と一緒に宿泊なんて親子旅行みたいですね(笑)もっと魅力的な女の人と一緒ならKさんもっと楽しかったのに(笑)」と言うと、「いやいや、元々別部屋の予定だったじゃないか(笑)」と笑っていました。
そのまま順番にシャワーを浴びて、0:00前に部屋の電気を消して就寝。
私は環境が違うせいか、全然眠れず目だけ閉じていました。
しばらくして、Kさんの寝息が全く聞こえないことと、Kさんが頭から布団を被っているのを横目で見て「Kさん眠れないんですか?」と声を掛けました。
するとKさんはバッと布団から顔を出して「なんでもないよ、気になった?ごめんね」と。
「眠れない時は動画を見てるといつの間にか寝てしまうんだけど、動画見てると明るくて気になるかと思って布団被ってた(笑)」だそうです。
「どんな動画見てるんですか?」と聞くと「それはAちゃんには言えない動画だよ(笑)」と。
つまりエッチな動画なわけですね、と思い私が「お若いんですね(笑)」と答えると少し恥ずかしそうにしていました。
“Kさんも男なんだな”と改めて思い、このままKさんが1人で始めても寝たふりをしていてあげようと私はまた目を閉じました。
すると今度Kさんが「Aちゃん起きてる?」と聞いてきたんです。
私は「はい、まだ起きてました」と答えると「ごめんね引いたよね?」とKさん。
別に引いてなかったので「大丈夫ですよ」と答えると、Kさんは「よかった、Aちゃんが下世話な話が大丈夫な子で(笑)」と。
「あ、どうぞ1人でしちゃっていいですよ(笑)、私気にしないので(笑)」と伝えると「良い動画が無いんだよね(笑)」と2人で深夜に爆笑してしまいました。
その会話の中でKさんが探してる動画が若い女の子の動画だと知って「Kさんは年齢が離れた若い子が好きなんですか?」と聞くと「まぁ恋愛は別として見る分には若い方がいい」と、男性事情も話してくれました。
興味本位で「私どうですか?私くらいの年齢はKさんの許容範囲ですか?」と聞くとKさんは「見る分にはね(笑)恋愛はムリだけど」と。
私はKさんに全幅の信頼を寄せていました。
仕事も常に一緒だったし、お互いのプライベート話も沢山していたし、何よりもお世話になっていましたし。
《ちょっと馬鹿な質問をしてみよう》
と後先の事を考えずにKさんに聞いたんです。
「もし私がここで裸になったらKさんは1人でしますか?それとも動画の方がいいですか?」と。
Kさんは笑いながら「それはAちゃんもいいかもしれないけど、それはムリでしょう(笑)」と返してきました。
なんだか子供扱い、というか性的対象にはなってない的な受け止め方をしてしまって、悔しいというよりも怒りを覚えてしまったんです。
ホテル着は下着の上に簡易的な浴衣のようなものを羽織っただけの薄いものです、脱ごうと思えばすぐ脱げます。
《えーい、どうにでもなってしまえ!》という気持ちと《Kさんのために何かしてあげたい》という感情移入が重なってしまって。
私はベッドから出てトイレに向かいました。
私、トイレで全てを脱ぎました。
全裸です、このまま部屋に戻ったらKさんに裸を見せることになります。
部屋の電気は消えたまま、足下をほんのり照らす補助灯のような物が数か所点いているだけです。
好奇心もあったのでしょう。
私は全裸のままトイレから出ました。
Kさんのベッド、足元の方に立ち
「Kさん」と声を掛けました。
Kさんは「ん?」と言いながら私の方に目を向けました。
「Kさんどうですか?私と動画どっちが見るに値しますか?」と聞きました。
Kさんは「え?うそでしょ?」と驚きを隠せない様子でした。
「私を見ながら1人でしてもいいですよ、でもエッチはしません!」と伝えるとKさんは
「誰にも言わない?絶対誰にも言わない?」と何度も聞いてきたので「こんな事は誰にも言えるわけないじゃないですか」と答えました。
Kさんは私を見ながらベッドの上でオチンチンを立たせてシコシコと始めました。
ものの数十秒です、Kさんは射精しました。
終わった後Kさんは「あ〜…やっちゃった」となんだか後悔している様子。
私は「気持ちよかったですか?」も聞くと「うん」と答えてくれました。
お互い誰にも言わないと約束をして、この日の事は無かったことにしよう、とそのまま自然に就寝して気づいたら朝になっていました。
翌日の仕事も昨晩何も無かったかのように仕事をして、本社へ戻り、片付けをして帰宅。
それからKさんと仕事をする日々は変わりませんでしたが、特に気まずい空気にもならず、いつもの通り優しいKさんのままでした。
それからというもの、定期的に出張をする機会は続きました。
ただし、部屋は別々ですし、あの日のことにもKさんは触れてきません。
でも。
私は出張のたびに、Kさんのお部屋に行って裸を見せていました。
頼まれたわけではありません、私が見せたい、見せてあげたいって思ったからです。
あの日は全裸でKさんの足下に立っていただけ。
でも数回そんな事をしていたので、極部も見せましたし、私が自分で胸を揉んだり、お尻を両手で広げた事もありました。
そのたびにKさんは1人でして終わる。
ただそれだけの事を8年間も続けていました。
私が実家に戻る事を理由に退職し、地元で知り合った今の夫と結婚し、Kさんと会うことも話すこともありません。
Kさん元気かな…
あと、直接は言えないけど夫と子供たちへ。
いくらお世話になっている方だったとはいえ、既婚者の男性の前で全裸になってごめんなさい。
あなたの妻、あなたたちのママは人前で全裸になる変態女だったのよ。ごめんね。