通っている高校のS先生が数学教師の田島先生と不倫しているという噂が流れていた。
田島には習ったことはないが、服装違反のことで怒られたことはある。冷静に理詰めする感じがなんか苦手だった。
理系教科の先生あるあるか。
まあ、それだけ頭が良い人なんだろう。
S先生は他の既婚教師と不倫しているという話もあったから、S先生の独身で謎めいた雰囲気から面白がって噂を流されているだけだろう。
噂を流す生徒はみんなそうだったはずだ。
陽キャですら「まあ、実際は不倫してないだろうけど、あの先生の愛人感やばいよね」と言っていたぐらいだから。
S先生は30代後半で目鼻立ちがはっきりしていて、綺麗な人で独身。背も私ほどではないが高い方。
確かに雰囲気が愛人感ある。
その年代の女性教師は未婚の先生も既婚の先生も何人かいたが、他の先生はこんな雰囲気じゃない。
しかし、マジで2人は不倫していたのだ。
私の父親の実家は100キロ以上離れた県内の海沿いの田舎町だ。
そこでまさかの2人に遭遇した。
特産物は美味しいが若者受けしない渋めの観光名所しかないし、車がないと不便な場所なので、高校の生徒に会うリスクは低いと思っていたのかもしれない。
同僚とだって運悪く会う可能性は低いだろう。
私は父の実家に1人で泊まったは良いが高齢の祖父母も叔母夫婦も働いている。
手伝いも特にすることがなかった。
Wi-Fiもないし、暇すぎて1人で外を叔母のバイクを借りてウロウロしていた。(うちは私立でバイクの免許取得は問題なかった)
祖父母の家から数百メートル離れた人気のない海岸の方をバイクで
カップルはちらほら見るが。
親の子供の頃は「ある国にさらわれるから1人で歩くな」と注意喚起もされていたような場所らしい。
海に中年のカップルが1組いた。
夫婦かなと思ったが、そばに停めている車が見覚えありすぎる。自分には良さが全くわからない赤い二人乗りのスポーツカー。
田島の車じゃん。同じ車?
いや、田島だ。朝の挨拶の時、あの変わった色のブルゾン着ているのを見たことがある。
そして横にいて腕を組んで寄り添っている女性は…。最初、奥さんかと思った。ただ、奥さんにしてはちょっと若い。
女性のあの柄のワンピースも見たことがある。
S先生だ。思わずスマホで写真を撮る。
誰もいないと思ってキスまでしている。
田島、お前、既婚者だろ…!!!
今、一瞬おっぱい触ってたよね。最悪。
でも、ちょっと羨ましい。声をかけてみるか。
「あーー!!S先生だ〜!!!」
我ながらアホっぽい喋り方。普段のキャラと違う。でも、空気読めない感じを出した。
光の速さで振り返る2人。
「あっ、えっ、田島先生も…。やば…。」
ちょっとわざとらしい。
「倫ちゃん!」
「中川…お前…。」
「ここ、うちの父の地元なんですよ。
先生は2人で来てるんですか?
田島先生、奥様いらっしゃいますよね?」
「いや、そういうのじゃないんだ。」
「そういうのじゃなかったら、なんでキスしておっぱい触ってるの?」
盗撮したスマホを見せる。
S先生は恥ずかしがって俯いている。
「条件次第では写真、消してもいいですよ。」
「なんだ、金か?」
「そこまで卑しくないです。
2人が不倫やめることと、S先生が体張るなら。」
「体張る?」
「何を頼むかはS先生だけに言います。」
「え、おい、道香…。」
「わかった。何?」
S先生をバイクに乗せて祖父母宅の離れへ連れて行く。先生が後ろに乗って私に抱きつくだけでも嬉しかった。オッサンが1人で暇潰す娯楽もないような場所だが田島は邪魔なので、置き去りにした。
「倫ちゃん、ここ、どこ?」
「私の祖父母宅の離れです。」
「おじいさんおばあさんは?」
「仕事してて今はいません。夜まで1人です。」
「何したらいいの?」
「セックス」
「え…?」
「セックスしてください。」
「田島先生じゃなくてあたしとなの?」
「私、バイだけど、今、男とヤる気分じゃないし、親と一桁しか変わらない人はきついです。
S先生からも田島って一回り以上違うでしょ?」
「あたしと倫ちゃんでも18歳違うよ。」
「まあ、私は親が37、父が45の時の子だからか、ヤレる年齢幅広いんだよね。
でも、田島は年上すぎるわ。」
「倫ちゃん、不倫したあたしたちも悪いけど、倫ちゃんとするのは生徒と教師だからまずい。」
「学校に不倫バレてもいいの?」
「うーん…。この機会だし、責任とってやめようかな。たとえ同性でも未成年、それも生徒と関係は持てない。」
「先生、聞いて。私が先生をレイプする。先生が被害者なら生徒とヤッても問題ないでしょ。」
「倫…。」
近くの引き出しにあった果物ナイフを見せる。
「先生はただ私に脅されただけ。それでよくない?」
「…。」
一応納得してくれたみたい。私は先生に抱きつく。先生も強張りながら抱きしめ返してくれる。服を着た状態で唇を合わせる。
先生の胸を手で包むようにゆっくり揉む。
先生も私のおっぱいを同じように触ってくれる。先生はレズビアンじゃないから、私の胸を触っても興奮しないだろう。ただ、無表情で淡々と触っていた。
先生の長い脚を痴漢のようにいやらしく撫でたら苦笑いしていた。
最初は軽く舌を入れて啄むのを繰り返すバード・キッス。
それから抱きついて押し倒して舌を入れるディープ・キッス。
先生の口内が暖かくジュルジュルと音を立てるのがいやらしい。
そういや、さっき田島とキスしてたよな。
田島と間接キスか。考えたくない。
お互いの服を脱がせ合う。ワンピースは脱がせやすいが、ちょっとずつ脱がせる楽しみがない。キャミソールが見えただけで興奮した。
先生は私を脱がす時「倫ちゃん、ばんざいして」と言った。
「どういうプレイ?」
「あ、ごめん。こないだ、3歳の姪っ子の着替え手伝ったから…」
「倫ちゃん…
ずいぶん、大人っぽい下着着てるのね。」
「うん。」
先生のブラジャーをとる。
先生の生乳を見た瞬間、私の股が濡れてきた。
自分のおっぱいにブラを合わせたら眉を顰められた。先生って意外とおっぱい大きいんだな。
裸で抱きしめ合う。
脚を絡ませて片手だけ手を繋ぐ。私は先生の上に乗って顔を近づけておっぱいをむさぼりついた。
「ダメっ…あっ…あっ…あん…。ダメっ…。」
お尻を撫でると「倫ちゃん、そんなとこ触ったらダメ…。」とちょっと引いていた。
「先生は貝合わせしたことないよね?」
「貝合わせって…私が知っている方じゃないよね。何かの隠語?」
無言でお互いの大事なところを擦り合わせる。
「倫…!!倫!うぐっ…。」
「これのことだよ。あっ…。」
「倫…ダメ…あっ…うっ…ああっ…。あんっ…。」
「あたしもいきそう…うっ…」
先生はもともと敏感なのか、これまでの男に開発されたのかちょっと苦しそうなぐらい喘いでくれた。
私は不感症なところがあるから男とヤる時でも激しくしないと感じにくい。
むしろ、オナる方がまだ感じていられるぐらい。でも、先生を見ると股がじわしわしてくる。その状態でヤルとかなり感じる。
私が一番性欲を感じた相手は他にいないのだ。
その先生と高校生のうちにヤれるなんて。
ずっと写真やこの関係をネタに脅迫してもよかったが、先生がストレスで病んだらアレなのでやめておいた。田島は私が卒業する年に別の職場に転職した模様。