部屋に入ると、葉月が1人でベッドに座ってニコニコしてました。 『あれ?友達といるんじゃなかったの?』 葉月は笑顔のまま後ろを指差し、振り返ると廊下から部屋に同じクラスの女子が入ってきました。 『な、なんなの!?』 みんなニコニコしながら僕を見ていて、なんだか怖くなりました。 『慶太、ゲームしない?』『ゲーム?』 『そ、王様ゲーム!』 『えっ?ちょっ‥‥』 僕は状況が理解できないまま王様ゲーム...
支配されるのがイヤだった。 だから先に支配したんだ。 薬品棚の鍵はいつも開いている。 だからクロロホルムは簡単に手に入ったんだ。 昔からの友人だった。 だから昼のうちに窓の鍵を開けておくのは簡単だったんだ。 深夜、俺は近所の友人のHの床にいる。勿論不法進入だ。 Hの家は最近改築したばかりだ。耐震も抜群だし防音も付いている。 だから来たんだ。深夜に。カメラとクロロホルム=強力な睡眠...
グラフィックL
水無月三日
純正九蓮宝燈
アトリエTODO
十年前の事を話します。 俺(K太)が中三の時、クラスで一番かわいい女子(A子)を好きになってしまいました。 修学旅行の時、俺はその夜、A子をホテルのロビーに呼び出しました。 ちょっと学校の事などいろいろ雑談して、俺が「眠いから戻るね」って言ったその時、 「待って!!」 それはA子の声。 するとA子が「うちと付き合って欲しいんだけど」って言われた。 俺はもちろん、「俺も好きやった!!付き合お...