騎士の責任


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彼女は幼い頃から騎士に憧れていた。

 しかしこの国では、女で騎士になるなど、金と権力が無ければ到底無理な話だった。

 彼女はそれを努力で補い、そして運も彼女に味方した。
 彼女が男でも適わない剣術と、学者に負けない知識を身に付けた時、国王が死去し、王女が新たな王として即位したのだ。

 私に常に付き従い、身辺警護を行う騎士は女性の方が良い。
 そう王女が命令し、彼女は張れて王女の側近となる事が出来た。

 第一近衛騎士ライーザの誕生だった。
 「神よ。私はどんな事があっても、王女を守る事を誓います」

 しかし、それがライーザにとって不幸の始まりだった。

 王女が彼女を指名した本当の理由は、ライーザを妬んでいたからだ。
 知力、体力、美貌、どれを取っても王女は勝てなかった。
 彼女を殺してしまおうとも考えたが、それでは生ぬるい。
 「あの忠誠心を利用して、陵辱の限りを尽くしてやる・・・」

 ある日、王女は手作りのサンドイッチを持って、ライーザだけを連れて森へ出かけた。
 ライーザは、王女が自分の為にサンドイッチを作ってくれたと聞いて、普段なら気がつくはずの睡眠薬の味にも気がつかず、喜んで食べた。

 少しして、ライーザはそのまま眠ってしまった。

 王女はその間に、持ってきた道具を使い、あたかも自分がレイプされたかのように服を破り、家畜から採取した精液を体にまぶした。
 そしてライーザが目覚めるのを待った。

 ライーザは愕然とした。
 任務中に居眠りをしたばかりに、大切な王女がレイプされてしまったのだ。
 死んでも償い切れない失態に、狂いそうなほど後悔した。
 その為、本来なら気がつくはずの事件の不自然さにも全く気がつかなかった。

 「どんな事をしても許される事ではないでしょう。でも、私はどんな罰も甘んじて受けます!」
 「なら、貴方にも私と同じ苦しみを味わってもらうわ。これからどんな命令をしても絶対に逆らわない事ね」
 「わかりました。それで王女様が少しでも癒されるなら喜んで・・・」

 この日から、王女の過酷な命令が始まった・・・。

 「貴方は私の貞操を守れなかった。だから貴方も貞操を守る必要なんか無い。今後、下着なんかつけちゃダメよ。当然、ズボンもね」
 「・・・はい、わかりました」

 ライーザのスカートは正面にスリットが入っている。
 これは馬に乗る時に邪魔になら無いようになっているからだ。
 馬に乗らない時は腹部から股下まで垂れるように守る鎧のパーツが付くが、それでも風でも吹けばスカートがめくれて、秘所が見えてしまう。

 「おい、あれ見たかよ」
 「すげぇ、ノーパンだぜ!」
 「人は見かけによらないんだなぁ」

 ライーザがノーパンである事は、あっという間に騎士団内部に広がった。
 その事で騎士団長から問い詰められたりしたが、ライーザはじっと耐えた。
 言い訳をすれば、王女の事件を説明しなければならないからだ。

 結局、ライーザは王女の一言
 「そういう趣味の人なんだから良いんじゃない?」
 で、騎士団に残る事が許された。

 ある日、ライーザは地下室へ呼び出された。
 そこに王女が待っていた。

 「何か御用でしょうか?」
 「待ってたわ、ライーザ。 貴方が変態だって最近知ったから、私も少しお手伝い出来ないかと思って。嬉しいでしょ?」
 「・・・ありがたき幸せです・・・」

 「まずは貴方の剣をそこに突き立てて」
 「はい」
 ライーザの剣は音を立てて、ブロックの床に深く突き刺さった。

 「始めての相手が見知らぬ男というのは可哀想だから、貴方の始めての相手はその剣の柄に決めたわ。」
 「・・・」
 「じゃ、早速やって見せて」

 ライーザは今まで剣技と勉学に励んでいた為、性について知識がなく、恐怖さえ感じていた。
 その為か中々覚悟ができず、悪戦苦闘していた。
 王女はその様子を面白そうに見つめていた。

 「あーもう、じれったいわね。私も手伝ってあげるわ」
 「・・・ありがとう・・・ございます・・・」
 「ほら、あそこを剣の先に突けて・・・こう!」

 ライーザの性器に剣の先が当った瞬間、王女はライーザの背中におぶさる形で飛び乗った。

 「あ!! あああッッ!!」

 殆ど濡れていない膣に、一気に剣の柄が入り込んだ。
 そのまま処女膜を破り、子宮口をこじ開け、剣の柄は彼女の体の奥まで入り込んだ。
 もし剣に鍔が無ければ、そのまま子宮さえ破り彼女は絶命していただろう。

 「ほらっ! ほらっ!! 私が味わった苦痛はこんなもんじゃないんだから!!」
 王女はライーザにおぶさり、そのまま上で暴れ始めた。

 「・・・あッ! クッ・・・!」

 ライーザはあまりの激痛で気が遠くなった。
 だがここで転んでは王女が怪我をしてしまう。
 こんな時まで、秘所から流れる血と激痛よりも、王女の身を心配している。
 ライーザは激痛に良く耐えた。

 そうして数分の時が経過し、王女も疲れたのかライーザの背から降りた。
 「ハァハァ・・・今日はこれくらいで良いでしょ。もう部屋に戻って良いわよ」
 「は、はい・・・ありがとう御座いま・・・」
 そのままライーザは気を失ってしまった。

 「そんなに我慢してたって言うの?! バカバカしい! あんたなんて・・・ただの玩具なんだから!」

 王女は彼女の膣の血止めをしてやった。

 「まだまだこの程度じゃ終わらせないから・・・」

「やった! 大勝利だ!!」
 「代が変わっても王家の力は健在だ!!」

 戦場は歓喜に満ちていた。
 この国は小国であり、常に隣国との小競り合いが続いている。
 隣の大国にとっては小競り合いでも、この国にとっては命運を左右する事もある。
 しかし、そんな小国が今まで生き残って来れたのは、王家に伝わる召喚魔法の力のおかげである。
 今回の戦いでも、王女は召喚魔法を使い、半獣半人の魔物「オーク」を50体呼び出して、敵を追い払ったのだ。

 「しかし、あのように派手に魔法を使われては・・・」
 「ああ。国王の二の舞にならなければ良いのだが・・・」

 召喚魔法とてタダでは使えない。
 全ての魔法には代償が必要となるのだ。
 それは血であり、生贄であり、命である。
 先に無くなった国王は、自らの寿命を使って召喚魔法を使っていたのだ。

 「やりましたね王女様!」
 「有難う、ライーザ。貴方のおかげよ」
 「いえ、私の力はまだまだです。王女さまの御力の結果です」
 「そういう意味じゃないの。貴方にはこれから活躍してもらうんだから」
 「それはどういう意味ですか?」
 「魔法には代償が必要ってのは知ってるわよね?」
 「はい」
 「今回のオーク召喚の代償は、貴方の体なの」
 「・・・え? わたしの?」
 「ええ。オーク達に、貴方を自由に犯しても良いって事になってるの」
 「・・・」
 「異論はないわよね?ライーザ」
 「はい・・・ありません・・・」

 そうして王女はライーザを連れて、城で一番大きな倉庫へ連れていく。
 そこには先ほど戦った50匹のオークが待っていた。
 どれも人間より大きく逞しく、そして醜い。

 「オークとやるのはいいんだけど、その前に・・・」

 王女は弁のついた小さな丸い物体を取り出した。

 「オークの精液って、粘り気が強い上に、とても臭いの。だから、そんなのあっちこっちに零されたら、この倉庫使えなくなっちゃうでしょ? だから、この弁を貴方の子宮口にセットしておけば、オークの精液が表に零れる事は無いってわけ。口に入れられた時は、当然全部飲んでね」
 「・・・はい」

 ライーザは服を脱ぎ、足を広げて、王女が作業をしやすいようなポーズを取る。
 そして王女はライーザの膣を器具で広げて、子宮口に弁をセットした。

 「あと、お尻には弁が入れられないから、オークが間違えて入れないように、これでも入れて起きましょう」

 さらにライーザの直腸に太い木の棒が挿入される。
 それらの行為はライーザにとっても苦しかったし、これから起きる事が怖かったが、国と王女を守る為と、じっと耐えた。
 そう自分に言い聞かせたかったのだ。

 「さあ、準備完了よ。オークさん、今回はご苦労だったわね。約束通り、若くて可愛い女を自由に犯して良いわよ。順番は守って、ちゃんと中で出してあげてね」
 「ウオオオオオ!!!!」

 そしてオークによる輪姦が開始された。
 女の腕ほどの太さがあるペニスが、ライーザの口と秘所に侵入する。
 秘所のペニスと直腸の棒がこすり会わされ、快感を増幅させる。

 「ン・・・んむ! んんんんーーー!!」

 口を塞がれているので声も自由に出せず、ライーザは犯され続ける。
 オークといえば魔物であり、召喚魔法以外で遭遇する時は、大抵敵として戦う事になる。
 そんな見難いモンスターに犯され、そして快感を感じている事に、ライーザは憤りを覚えずにはいられなかった。

 しばらくしてオークの1匹がライーザの口に射精を行い始める。
 ライーザは、生ゴミのように臭く、喉が詰まる程の粘り気のある液体を、吐き気をこらえて全て飲み干す。
 続いて子宮にも射精が行われる。
 子宮には弁があるものの、零さないようにと、射精される瞬間に膣を締めつけ、オークの精液を絞り出す。

こうして数50匹のオークとの交わりが終わり、オーク達はこの世界から消えた。
 ライーザの子宮は精液で満たされ、お腹は軽く膨れ上がっていた。

 「お疲れさま。これで契約の代償は完了よ。ライーザのおかげで戦争に勝てたの。感謝してるわ」
 「・・・も・・・もったいなき・・・お言葉・・・」
 「んじゃ、お尻の抜いちゃおう。えい!」
 「あッ・・・!」

 直腸に入った棒を一気に引きぬいた。

 「で、次は子宮の方ね・・・。そうだな、このままにしておきましょう。オークの精液も使い道あるかもしれないしね」
 「そ、そんな・・・」

 当然、そんな物に使い道などはない。
 ただ、子宮の形に膨れ上がったお腹を気にしているライーザを見ているのが面白かったのだ。

 その後、ライーザは1週間ほど、50匹分のオークの精液を子宮に入れたまま生活する羽目になったそうだ。

 オークの精液を子宮に受けた時から、そろそろ1週間が経過した。
 どうやら弁も完全ではなく、少しずつだが零れていたらしく、ライーザのお腹は普通のサイズまでへこんでいた。
 妊娠していないかどうかだけが心配だったが、安全な周期の時期に受精した為、その危険は無かった。

 「体が熱い。オークの精液のせいかな・・・」

 ライーザは子宮や膣にうずきを感じる事が多くなった。
 それは、城内で男とすれ違う時や、愛馬に乗る時、街で犬等を見かけた時に起こる。
 それに最近、身の回りの動物がやたら懐いてくる。
 何か気色の悪い違和感を感じずには居られなかった。

 「・・・こういう時は剣の稽古で汗を流すに限るわ」

 「そう、その調子! がんばれ!」

 ライーザは、騎士になりたい子供達相手に、剣の稽古をつけていた。
 毎日8時間ほど、王女の護衛から外れる事があるので、そういう時間を利用しては、時々稽古をつけてやっているのだ。
 主に10歳くらいの男の子が多く、ほとんどは騎士になりたいと言うよりも、ライーザ目当てで来ているようなものだ。
 性欲旺盛な少年達は、当然ライーザがノーパンである事も知っているし、ライーザを見ては小さい性器を勃起させている。
 ただ、それに気がついていないのはライーザだけで、少年達は純粋に騎士に憧れているのだと思い込んでいた。

 「あら、こんな所にいたのね」
 「王女様、いけませんこんな所に来られては。危険です」
 「大丈夫よ。護衛もいるんだし。時々は街に出て、市民と交流を持たないとね」
 「御立派な御心掛けで御座います」

 王女は少年達にねぎらいの言葉をかけると、少年達は嬉しそうに敬礼をした。
 王女は彼らの澄んだ瞳を見て、口元に微笑を浮かべた。

 「さ、ライーザ。貴方に用があるの。ちょっと来て頂戴」
 「はい、わかりました」

 王宮医務室では、医学者が待っていた。

 「ライーザ。貴方の子宮にオークの精液を入れたままにしてたでしょ。それについてなんだけど、面白い事がわかったの」
 「面白い事と言いますと・・・?」

 ドラゴンの血を浴びた者は、超人的な運動能力と鋼のように強い体を手に入れる。
 フェニックスの血を飲んだ者は、不老不死の肉体を手に入れる。
 幻獣にまつわるこのような神話は山のようにある。

 「では・・・オークの精液を子宮に受けた者は?」

 オークという生物は、病気等に強く、柔軟でタフな肉体を持ち、様々な種族との性交が可能で、性欲が極めて強い。
 すなわちオークの精液を受けた者は、病気等に強く、柔軟でタフな肉体を持ち、様々な種族との性交が可能で、性欲が極めて強くなるのである。

 ライーザの膣や子宮はちょっとやそっとの衝撃で傷付く事は無く、病気や菌にも犯されず、巨大で太い物も受け入れる事ができ、さらに様々な種族から「メス」として見られるようになった上に、性欲が極めて強くなったのだ。

 「そ・・・そんな・・・」
 「で、どんな風に貴方の性器が変わったのか、実際に見てみたいの。だからここに来てもらったのよ。文句無いわよね?」
 「はい・・・ありません・・・」
 「じゃあ、そこで脚を広げて座って。折角だから服はこれに着替えてね」

 ライーザは用意された看護婦用の服に身を纏う。
 普通の物より薄い生地で作られ、スカートは必要以上に短い。
 裸の方がまだマシかもしれない。ライーザはそう思った。
 そして脚を広げて、ベッドに座った。

 「これがライーザ様の・・・美しい・・・」

 ライーザを見た医者がそうつぶやいた。
 医者だから女性の性器など見なれている。
 その見なれている医者が息を呑むほど、ライーザは美しかったのだ。
 王女は改めてライーザに憎しみを抱いた。

 「こんな珍しい事例なんですもの。私達二人だけで研究というのは勿体無いわよね。」
 「確かにそうでは御座いますが、ライーザ様の裸を大勢の前で見せるというのは・・・」
 「構わないわよね?ライーザ」
 「は・・・はい・・・他の人も呼んで頂いて結構です・・・」

 そして王宮中にこの事が広められた。
 ライーザは王宮でも絶世の美少女であり、その話しは一瞬で広まって、あっという間に何十人という男達が集まった。

 「普段からノーパンだけど、改めて見ると凄いな・・・」
 「あんな綺麗なの見た事ないぜ・・・」

 男達に見られ、次々と浴びせられる言葉に、子宮の奥から熱がこみ上げ、秘所を濡らして行った。
 濡れた秘所を見て、男達はさらに言葉を浴びせるが、その言葉の一つ一つ、視線の一つ一つが、今のライーザに快感を与えていた。
 見られる事で感じている。そんな自分が何よりも許せなかった。

 「さ、実験しましょ」

 そうして、様々な医療器具を使った実験が始まった。

ライーザにとって、屈辱の検診が始まった。

 性器外部の検査から始まり、陰唇や淫核、尿道等を細かく調べられる。
 見物している男達は、興奮しつつもその様子を固唾を飲んで見守る。
 ライーザは顔を真っ赤にして、目に涙を溜めて俯き、必死に恥辱に耐えているが、オークの精液によってもたらされた性欲増強効果によって、検診の時に医師が触れる指先や、男達の視線、そして王女の視線と侮蔑の言葉一つ一つが、彼女に快感を与えていた。
 外部検査によって異常は認められず、強いていうなら他人のものより遥かに美しく整った外見をしている事と、愛液の分泌量が多い事が判明した。

 次に膣内検査に移る事になったが、この検査結果が医師を驚かせた。

 まず、その膣圧の強さである。
 医師が検査の為に指を入れた時点で、ライーザは恥かしさのあまり思い切り締めつけた。
 そのあまりにも強い締めつけの為に、医師は「膣痙攣が起きた!」と助手に筋肉弛緩剤を用意させたほどである。

 次に膣がどれだけの物を受け入れられるか測定したのだが、これも医師を驚かせた。
 女性が子供を産む時に広がる膣幅は最大10cmと言われるが、現段階でそこまで広がったのである。
 もちろん、これはあくまで最大値であり、流石のライーザも苦しそうな表情をする。
 もちろん、王女がそんなライーザを見たからこそ、限界まで広げさせたのは言うまでも無いが。

 「こんなに広げて・・・みっともないわね」
 「・・・」
 「さっきだって、お医者さんの指を離すまいとしめつけてるし・・・本当に淫乱な雌ね・・・」

 王女の侮蔑の言葉が浴びせられる度に、ライーザの膣壁はひくひくと動く。
 男達はそんな様子を見て、ますます興奮していく。

 最後に子宮の検査を行う事になった。
 医師が子宮口から細い管を入れ、それで内部を検査する。
 ライーザはただただじっと耐える事しかできない。
 一通り手順通りの検査が終わった所で、王女に検査結果を報告した。

 「・・・という事で御座いまして、ライーザ様の性器たるや、美しさと機能性、そして耐久力まで兼ね備えた、極めて素晴らしい物である事が判明しました」
 「あっそ」
 「・・・それでは、これにて検診を終わらせて頂きますがよろしいでしょうか?」

 医者の言う事をつまらなさそうに聞き流し、王女は何かを考える。
 頭に思い浮かんだのは、先ほどライーザが稽古をつけていた少年達だった。

 「まだダメよ。もう少しそのままで待ってて」
 「はい」

 それから1時間ほど、ライーザは膣を広げっぱなしにされたまま放置され、男達の視線にさらされた。
 ライーザは人一倍強い精神力を持っていたからこそ、耐える事が出来たと言っても良い。

 「特別ゲストを連れてきたわ」

 王女がそう言って戻ってきた時、王女の後ろには、ライーザが剣の稽古をつけている少年達が立っていた。
 ライーザは驚愕の表情で王女に訴えた。

 「お、王女様! 何故彼らを連れてきたのですか!?」
 「貴方は彼らの師匠でしょう? だったら、師匠の本当の姿を知ってもらわなくっちゃ。感謝してよね」
 「そ、そんな・・・」
 「何? 私のやってる事が間違ってるとでも言いたいわけ?」
 「いえ・・・そのような・・・」

 ライーザは絶望した。
 ノーパンで城内を歩く事を義務付けられ、魔物との性交も強要され、騎士としての日常が破壊された今、昔のように騎士の誇りを取り戻せる時間は、次の騎士を育てているあの瞬間だけだったのだ。
 それさえも王女によって奪われた。
 ライーザは何もかもを王女によって奪われたのだ。
 だが、ライーザには憎しみは無く、心の何処かでそれを求めていたのか、何かがふっきれた気さえした。

 「さ、君達の師匠のアソコよ。しっかり見て、触っておくのね」
 「は、はい!わかりました!」

 少年達はライーザに近づき、じっくりと秘所を観察する。

 「かあちゃんとは大違いだ・・・こんなに綺麗なんだ」
 「凄く柔らかくてあったかいね」
 「凄い濡れてるよ」
 「ひくひくしてる」
 「良い匂いがするね」

 少年達が口々に感想を漏らす。

 「ん~、そうだ。君が良いわ」
 「僕ですか?」

 王女が一番小さい男の子に声をかける。

 「もっと奥まで触ってみたいと思わない? 赤ちゃんが出来る所」
 「え? もっと奥って・・・?」
 「いいわよね? ライーザ?」
 「は、はい・・・」
 「くれぐれも、この子の腕を食いちぎらないようにね。フフフ」

 そして、男の子は王女の指示にしたがって、ライーザの膣に手を入れていく。
 指先をまとめ、細くした手首は、すんなりとライーザの中に入っていく。

 「王女様、やっぱりここまでしか入りません」
 「奥の突き当たりを指で探ってみて。小さい穴があるはずよ」
 「穴ですか? わかりました」

 少年は腕をぐりぐりと動かして子宮口のあたりを探る。

 「あっ・・・」

 その一挙一動にライーザの体が反応し、少年の腕を締めつけようとする。
 しかし、王女に言われた言葉が頭をよぎり、なんとか我慢する。
 その動きは少年の腕に伝わり、少年は暖かさと程よい締めつけを感じる。

 「あった、ありました女王様」
 「じゃあ、そこに指を1本ずつ入れて広げて行ってみなさい」
 「はい」

 少年は1本ずつ指を入れ、ライーザの子宮口を開いていく。
 ライーザの子宮は、そんな少年の手をゆっくりと優しく受け入れていく。
 ついに指が5本とも入った時、ライーザの体の一番奥に少年が侵入した。

 「入りました。とても暖かくて・・・気持ち良いです」
 「それはそうよ。君達はそこから産まれてきたんだから、気持ち良いに決まってるじゃない」

 ライーザはそんな会話を他人事のように聞いていた。
 自分に対してかけられている言葉とは思えないほど、現実感の無い状況。
 ライーザが感じているのは、肉体に伝えられる快感だけだった。

 そうして全ての検査も終わり、医者と王女を残して男達と少年達は退散した。
 ライーザもやっといつもの精神状態を取り戻したようだ。

 「ライーザ、今回はご苦労だったわね」
 「は・・・はい・・・王女様・・・」

 王女は自分で驚いた。
 ライーザに対してこんな素直な言葉がでるなんて。
 そう言えば、検診前に感じた憎悪は無くなってしまっている。
 しかし、ライーザをいじめたいと言う感情は、前にも増して増幅したようだ。

 「・・・」

 そんな戸惑いの表情をする王女の横顔を、ライーザはぼーっと見つめていた。

ライーザはいつものようにノーパンで城内を歩いていた。
そんなライーザの太ももには、まわりの男達から痛いくらいの視線が刺さる。
王女の命でノーパンでいるようになってからかなり経つが、いまだに男達のギラついた視線に慣れる事はなかった。
と、そんなライーザに

「ちょっと、貴女ぁ」

後ろから声をかけられる。
振り向いてみると、そこには赤い女がいた。
赤いとんがった帽子に、同じ色のローブにヒール。髪の毛と瞳はそれにコントラストするような黒いショートカット。
服装からすると、宮廷魔術師のようであった。

「何か?」

「王女様に許可を貰ったの。貴女ね、私の研究の手伝いをするの」

赤い女は一方的にそう告げると、ライーザの手を引っ張って歩き出す。
強引にライーザを引きずる赤い女に、ライーザは困惑しつつも反抗ができない。
王女には、逆らえない。もし、本当に許可が下りていたら・・・。そう思うと、ライーザは赤い女のなすがままになるしかなかった。

「あの・・・いきなり手伝えと言われても・・・」
「大丈夫、手伝いというのは簡単だから。心配しなくていいわよ」

結局、ライーザは赤い女に連れられて研究室まで連れられてしまう。
薄暗い研究室には、様々な実験器具や書類が散乱していて、通り道以外は足の踏み場も無いくらい。
そんな研究室の奥にある部屋に、ライーザは通される。
そこは、様々な魔術によって生み出された獣。魔獣のいる所だった。

「あの・・・何を手伝うのでしょうか?」
「簡単な事よ。魔獣の母体になるだけだから」
「え?」

「新しい魔獣を作るのに母体が必用だと王女様に言ったら、貴方を使っていいって許可が下りたの。普通は獣の雌を使うんだけど、それだとイマイチなのよね~。でも、人間だと魔力や何やらが通常よりも強力なのが生まれてくるのよ~。ま、あまり母体になりたいっていう女の子がいなくてやれないんだけれどね」

「そんな・・・」

「さ、裸になってその魔法円の中に入って。もしかして・・・嫌だったりする?」

「・・・・・・・・・」

ライーザはあまりの事に絶句して、床を見つめる。
王女の命であるかもしれないのだから、抵抗はできない。でも、もし違ったら・・・これが嘘だったら。魔物にまた、犯される・・・。
そんなライーザの耳に

「早く入りなさい」

と、冷ややかな声が浴びせられる。
その声にはっとなり、声のした方を見ると、そこには王女が、いた。
王女はライーザの事を冷めた瞳で見つめつつ、命令を下す。

「あっ・・・」

「何をしているのライーザ。早く入りなさい」

「はい・・・」

ライーザは、王女と赤い女の見ている中、魔法円の中に入っていく。
円の中に入ると、今度は魔獣が放たれる。
魔獣は蛇の魔物のようであった。光沢のある紫の鱗が薄暗い室内に光る。
一人と一匹が魔法円の中に入りきると、赤い女が魔法を囁く。はっきりとは聞き取れないその言葉が言い終わると、円が発光してライーザと魔獣を包む。
何とはなしに円の外に手を伸ばしたライーザだが、その手は魔法の力で弾かれる。

「その円の中から外に出るには、この魔法円を解くしかありません。そして、その魔法円を解く条件は、魔獣の子を宿す事・・・」
「まあ、魔法円の効果が孕みやすくするものだったりするのだけれどね・・・」
「と、いうワケで、しっかりと母体になってくださいな」

二人が微笑む。
と、ライーザは背中に衝撃を感じる。
背中には、蛇の姿をした魔獣が圧し掛かっていた。
その鱗をライーザにこすりつけるようにしながら、ライーザの体にその身を絡ませる。
蛇は、ライーザの体から自由を奪うように全身をしゅるしゅるとライーザに絡ませつつ、その頭をライーザの秘所にあてがう。

「ひうっ!」

蛇のチロチロとした舌がライーザの秘所を舐める。その度に、ライーザは悪寒を感じて蛇を引き剥がしたくなる。
でも、これは王女の命令でもあるのだから、そんな事をしてはいけない。と、いう自分の感情がそれをギリギリで上回って、ライーザは蛇の行為に自分の体を預ける。
抵抗をしないライーザに、蛇は肯定の態度と感じたのか秘所にその頭を挿入していく。

ずぶっ・・・

「あああっ!は、はいって・・・くる・・・」

ライーザの手首ほどもある蛇の頭が、ゆっくりとライーザの膣内に入っていく。
奥へと入っていくと、蛇の鱗がライーザの膣内をガリガリと擦る。擦られた肉壁は痛みとも快感とおつかない感覚をライーザの体に走らせる。
その感覚に、ライーザは痙攣をするかのように震えてしまう。

「くああっ!ああ・・・ああんっ!」

蛇はどんどんと肉壁を押し広げて奥へとその頭を入れていく。うねる蛇の体、鱗で擦られる肉壁。
ついに、蛇の頭が膣内の一番奥に、子宮まで届く。
すると、蛇はまるで狂ったかのようにその身をうねらせて暴れ始める。

「ふぁっ!ああん!うぐうううっ!」

体をツイストさせるようにうねらせる。少し膣内を戻ったかと思えば、また奥へと侵入する。
うねりと前後運動を合わせた蛇の動き。
それがライーザの膣内を擦り、ライーザを蹂躙する。
それは、ライーザに痛みと快感の混じった感覚を送る。でも、それがだんだんと快感だけになっていく。
蛇は、動きながら膣内に涎を零していた。その涎には、雌の生殖本能を刺激する媚薬効果がある。
それによって、ライーザの体はしだいに火照っていく。白い肌はうっすらと赤くなり、顔には嫌悪の表情ではなく快感に溺れる雌の顔が。
口元からは悲鳴のような声よりも、さらに快感を求める声が零れる。

「うううんっ!ああ・・・もっと・・・ちが・・・ひゃああんっ!」

ライーザは知る由もなかったが、蛇の涎はライーザの体のバイオリズムを乱し、卵子を分泌させていた。
すでに、ライーザは蛇の子を宿せるまでになっていたのだ。
それを察してか、蛇の動きが早まる。

「はあんっ!ああんっ!あんっ!あああんっ!」

呼吸もままならない快感の波の連続に、ライーザはまともな言葉をしゃべる事もできずに悶える。
秘所からの快感だけではない。媚薬効果のせいで、悶える度に床に擦れる体が、自分の自慢のポニーテールが体を流れる度に、快感が走る。
全身が性器になったかのような快感。それに、ライーザはすっかり溺れていた。

「人でないものに犯されて感じるなんて・・・本当にいやらしい雌ね・・・」

王女は、そんなライーザを満足げに見つめてうっすらと笑う。
その視線の先にいるライーザは、耐え切れずに絶頂を迎えようとしていた。

「ふあ・・・ああ・・・あああああああんんんんんっ!!!」

体がピン、と弓なりになって、ヒクヒクと痙攣する。膣が収縮して蛇の頭を締め上げる。

どく・・・どくどくどくどぴゅううっ・・・

それに対応してか、蛇が大量の精液をライーザの膣内にぶちまける。
蛇の体が栓の役割をして、その精液はライーザの中で膨れ上がる。膨れるお腹。
かつて、オークの精液をお腹に溜めた時のような感覚をライーザは感じた。

どぴゅっどぴゅっどぴゅっどくどくどくどく・・・

まだ終わらない射精に、ライーザは仰向けになって目を閉じつつ、身をまかせる。
蛇を秘所からはやしたままのライーザは、体を絶頂の余韻と、射精の快感に震わせつつ荒い息をする。
それから数時間、蛇の射精は続いた。
ようやく蛇が射精を終えて頭を引き抜いた時、ライーザの秘所からは洪水のようにドロドロとした精液が溢れた。
でも、それはあくまでライーザの膣内が完全に限界に来たというだけの事。蛇の射精はまだまだ終わっていない。
引き抜かれた蛇の頭から、精液が迸り、横になっているライーザの体に精液を浴びせる。

ぴゅうううっどくっどぴゅうううっ・・・

ライーザの体が、精液でべっとりと白く濁させる。
あたりに、精液の独特の匂いが広がる。結界にそれは閉じ込められているハズだったが、結界は無い。
赤い女は頷くと、蛇を掴んで檻に入れる。

「どうやらちゃんと宿したみたいですね」

赤い女が膨れたライーザのお腹をそっと押す。

こぽん・・・

ライーザの秘所から、乳白色の卵が精液をまとわりつけながら転がる。
くいっくいっとライーザの秘所を押す赤い女。いくつもの卵が、ライーザの秘所から転がる。
それを、大切そうに拾い集めて、赤い女は卵を机の上にある魔法陣に入れる。

「これで、通常よりも遥かに強力な魔獣が作れます。それも、王女様にとっても忠実な・・・」
「ふふふ・・・それは素敵ね・・・」

王女は赤い女に笑ってから、ライーザの元に向かう。
そして、つま先でライーザの頬を軽く蹴る。

「起きなさい、ライーザ。行くわよ」

「・・・・・は、はい・・・王女様・・・」

まだ少し虚ろな瞳で、ライーザは反射的に応える。
そして、ゆったりとした緩慢な動作で起き上がる。でも、そのまま硬直してしまう。

「どうしたの?ライーザ」
「あの、服は・・・」
「そこにあるじゃない」
「でも、これは・・・」

そこには、蛇の精液にまみれたライーザの服があった。

「さあ、行くわよ」

「で、でも・・・」

「行くの。私の言う事が聞けないとでも?」

「い、いいえ・・・」

ライーザは精液まみれの服を着て、王女に従って歩く。
歩く度に、秘所からは蛇の精液が零れて地面に染みを作る。
普段の、ノーパンだけでもライーザは苦心しているのに、これはさらに辛かった。
男達の視線が突き刺さる。
精液みまみれて、精液を零すライーザに。

「・・・・・・・・・・・」

そんな仕打ちに耐えるライーザを背中に感じつつ、王女は満ち足りた気分で艶然と微笑んでいた。

ライーザは王女の命を受けて城の地下へと向かっていた。
そこは、犯罪者や捕虜などを収容している区画。
そこに、王女はライーザを呼んだのだった。
ひたひたと、少しかび臭い匂いの漂う地下を歩くライーザ。
と、その視線の先に王女の背中が見える。小走りに近づくライーザ。

「ライーザ、参りました」
「遅いわよ・・・。彼らが待ちくたびれてしまってるわ・・・」
「彼ら?」

ライーザは王女の視線の先を見る。
そこは少し他よりも窪んでいる、落とし穴のような場所があった。
そして、その穴の中には無数の薄汚い男達がいた。

「あの、これは・・・」
「彼らはここに収容されている者達よ。いいライーザ?貴女は今日、彼らの慰安をしてあげるの・・・」
「!」
「やってくれるわよねぇ・・・」

王女が冷ややかにライーザを見つめる。
その視線も持つ圧倒的な支配感に、ライーザは息を飲む。
そして、胸が熱くなるのを感じる。
ライーザは少しうつむきながら、小さく答える。

「はい・・・」
「そう・・・。じゃあ、鎧を脱いで・・・」

王女の前で、男達の視線の前で、ライーザはその身につけている鎧を脱ぎ捨てる。
あらわになったライーザの体は、厳しい鍛錬の成果もあって引き締まっており、とても美しく均整の取れた体。
そこに、視線が刺さるように注がれる。

「さあ、行きなさい!」

王女がそうなったライーザを穴の中に落として、自分はその穴を見渡せる所に拵えた王座に腰をかけて、眺める。
ライーザは数メートルを落下したものの、綺麗に着地を決める。
でも、そのライ−ザの視線には男達の姿。

「ああ・・・」

王女が見ている中、ライーザは怯えたような表情を浮かべつつ両手でとっさに胸元と秘所を隠す。
でも、

「何をしているの?ライーザ!しっかりと慰安してあげなさいな」

王女の声がそこに投げかけられる。それを受けて、ライーザが両手を外す。
取り囲む男達が息を飲む。
ライーザの秘所は、すでにしっとりと濡れていた。
形の良い性器を濡らす愛液は、まるで涎のように太ももに流れている。

「さあ、皆さん。その女を好きに使ってくださいな・・・。監獄暮らしでずいぶんと溜まってるんでしょう?好きなだけ何度でも、出してあげて・・・。ライーザ!貴女からもそうおっしゃいなさい!」

ライーザが王女を見てから、その場に座り込んで両足を広げて秘所を男達に見せつけるようにする。
薄暗い地下を照らす松明の明かりが、ライーザの秘所をゆらゆらと照らす。

「はい・・・。皆様、私のお・・・・おま・・・んこを使って・・・好きならけ何度でも溜まった精を出してください・・・・。私は皆様の精処理慰安婦です。だから、皆様を慰安させてください・・・」
「そう、いい子ね・・・ライーザ・・・」

王女が扇で口元を隠しつつ笑うのと、男達がライーザに群がるのは同時だった。

「うぐうっ!んなああっ!」

ライーザの体を男達が押さえつける。
両手を押さえて、ライーザの剣を握る繊細でしなやかな指にペニスを握らせてしごかせる男。
他の男は、ライーザの赤い髪の毛を束ねるポニーテールを引っ張りつつ、顔を強引に向けさせて、ペニスを口に含ませる。
そうして、ある男はライーザの秘所に挿入する。

「んっ・・・むぐううっ・・・んあああっ!」

ライーザの手が男のペニスをしゅっ、しゅっ、と、擦り、刺激する。
その手の動きは的確で、男の筋をなぞるようにしつつ竿全体を覆い擦る。
ライーザの口に含まされたペニスを舌が根元から先端に向けてなぞり、尿道から奥に溜まっている精液を吸い出すかのように吸う。
目の前に並んだ何本ものペニスを、時には舌を絡ませて、時にはカリを責めるようにして、刺激する。
ライーザの秘所が、挿入された男のペニスを締め付ける。
まるで絡みつくように膣内が男のペニスを締め付けて、それを奥へ奥へと誘う。
そうやってペニスがライーザの膣内の一番奥まで到達すると、今度はそれを押し出すかのように奥から締め付けて入り口まで戻す。
そうして、また奥まで。
ライーザの秘所が男の腰の動きを助けるかのように動き、そして、ライーザは自然と男の腰の動きに合わせて自分からも腰う振る。
快感を求めて動く体。

「ふぁああ・・・ああんっ・・・凄い・・・凄いですっ・・・んああっ!」

ライーザが全身を巡る快感の波に、思わず嬌声を上げてしまう。
心の中では知らぬ男達に犯される事に嫌悪感を抱きつつも、いざ犯されると体を走る快感にその心は消し飛び、自ら快感を求めてしまう。
そんな快感を求めるライーザの動きに、ライーザを犯している男。
秘所を犯している男が堪らず絶頂を迎えてしまう。

びゅくっ・・・どくどくどくっ・・・

「んああっ!出てる・・・私の中でたくさん濃いのが・・・出てる・・・。感じる、熱くて濃いのを感じます・・・」

しっかりと挿入したまま、男が腰を振って最後の一滴までライーザの膣内に射精をする。それを、恍惚とした表情で受け止めるライーザ。
そのライーザの表情を見て、他の男達も射精をする。

どぴゅっ・・・どくどぴゅっどぴゅっどぴゅっ・・・・

「今度はかかってる・・・熱くて濃いのが私にかかってる・・・。凄い・・・とっても濃い・・・」

ライーザの顔が、胸が、足が、手が、そして膣内が。
ライーザの全身を男達の何年もの間溜まった精液で汚される。
でも、それを嬉しそうに浴びるライーザ。
そんなライーザが、体をねとねとと流れる精液の感触に、体の中で溢れる精液の感触に、絶頂を迎える。
体をピン、と弓なりにして、小刻みに震える。
閉じた瞳、まつげが小さく震えて、開いた口から甘い声が零れる。

「ああ・・・気持ちいい・・・イっちゃう・・・ああ・・・」

静かに、深く感じるように絶頂を迎えているライーザ。
そんなライーザの体から男達は離れる。
そして、次の男達がライーザに群がる。
精液まみれで快感の余韻に浸っているライーザを抱きかかえて、男がいきなり秘所に挿入する。

「ふぁああっ!まだ・・・ダメ・・・今イったばっかりなのに・・・ああんっ!」

さらに、後ろに回りこんだ男がライーザのアナルにまで挿入する。
二本のペニスが直腸の薄い肉の壁を隔てて、擦れあう。

絶頂を迎えたばかりの秘所は、ひしひしと快感をライーザに送る。
それに翻弄されるライーザ。
ライーザの手に、再びペニスが握らされる。口に、咥えられる。
ライーザの慰安は始まったばかりだった・・・。



陵辱の果て・・・。
いや、慰安の果て。
ライーザは大量の精液にまみれて、横たわっていた。
百人以上の男を相手にして、百人以上の男の精を受けて。
すっかり体には精液の匂いが染み付き、体は雌の本能が支配していた。
犯される事に、嫌悪感よりも快感を感じてしまう自分。
ライーザは、それを強く感じていた。

「・・・・・・・・・・」

そんなライーザを、穴の上から王女が見つめる。

「王女・・・様・・・私は・・・」

「・・・・・・・・・・」

「お勤めを・・・果たせました・・・か?」

ライーザは虚ろに近い瞳で王女を見て、問う。
それに、王女は頷くと背を向けて去って行くのだった。



「・・・・・・・どうしてっ!」

王女は自室にある椅子を思い切り蹴り飛ばす。
でも、それは丈夫にできており、王女の足がかすかに痛むだけ。

「どうして・・・どうして・・・どうしてっ!どうしてあの子は・・・あんなにしているのにっ!・・・・くっ!」

それでも王女は椅子を蹴り続ける。
前髪がその瞳を隠し、何を思うかはその場に誰かがいたとしても窺い知る事はできない。
しばらく椅子を蹴り続けてから、王女は椅子を蹴るのをやめて、肩を上下させつつ荒い息を正す。
そうして、呼び鈴を鳴らして侍女を呼ぶと・・・



「っつ!・・・ここは?」

ライーザは瞳に入ってきた見慣れない天井を見つめつつ、自分がどうなったのか思い出そうとする。
男達に犯されて、そして・・・。

「ここは私の部屋よ」

と、思い出していたライーザの顔を、誰かが覗き込む。
短く切り揃えられた黒い髪に、赤いとんがり帽子。赤いローブ。
彼女は宮廷魔術師の・・・

「ノイ・・・さん?」
「気がついた?あの後、貴女を回収してここまで連れてきて、体を洗って、寝かせてあげたの」
「そう・・・ですか・・・。ありがとうございます」
「王女様に頼まれて、渡す物もあったしね。まあ、それのついでよ」

ノイはそう言ってライーザの寝ているベットから少し離れて、何かを持ってくるとライーザに渡す。

「これ。魔法で作った強力な避妊堕胎剤」
「えっ?」
「王女様に言われて作ったの。ま、どういう意味かは知らないけどさ。渡したからね」

ライーザは唖然としつつその薬を見て、やがてはそれを抱きしめるようにする。

「王女様・・・」
「ま、適当に休んだら仕事に戻ってね。王女様の警備が手薄っていうのもあまり落ち着かないしさ」
「はい・・・」
「ああ、それとね。貴女の生んだ魔獣・・・たまには見に来てね。あの子、貴女の心に成長が左右されるから、来てくれると成長が早くなるのよね~」

言いたい事だけを言うようにして、部屋を出て行くノイ。
ライーザは、ベットの上でしばらく薬を抱きしめていた。

「ふう・・・疲れた・・・」

ライーザはそう言って、装備している鎧や小手を外しながら部屋を歩く。
王女の騎士という地位のライーザは、個人の部屋を与えられている。
それも、自分用の風呂などがある、かなり豪華な部屋が。
鎧などの装備を外して、鎧の下に着ているチュニックを脱ぐと、全裸になったライーザはお風呂へと向かう。
先に連絡をしておいたので、お湯はたっぷりと浴槽に入っていた。
それを、体に少しかけてから、石鹸でライーザは体を洗う。

「・・・・・・」

厳しい鍛錬に引き締まったライーザの体が、湯煙に少し隠されながら、シャボンをまとう。
その体には、幾筋もの痣ができていた。
オークに犯された時にオークにつけられたもの。あるいは、
失態のお仕置きに王女に鞭で叩かれた時のもの。
また、魔獣を産み落とした時につけられたもの。
それらの陵辱の証が、うっすらとライーザの体に刻まれている。
それは、まるで王女が自分の所有物にした刻印のよう。
ぼんやりとそれを見ながら、ライーザは体を洗う。

「ふぁっ!」

その手が、ライーザの秘所を洗った時、ライーザは思わず声を上げてしまう。
ライーザの秘所はしっとりと濡れていた。
それは、お湯ではなくて、陵辱の記憶を思い出しての蜜。
ライーザが、思わずシャボンをまとった指を秘所の筋に合わせてなぞらせる。

「ひゃううんっ!」

石鹸がローションのようになって、快感が体に走る。
ライーザの脳裏に、王女の言葉が甦る。

(本当にいやらしい雌ね・・・)

「はい・・・ライーザはいやらしい雌です・・・王女様・・・ああっ!」

指が秘所の中に入り、ねっとりとした愛液とシャボンが混ざる。
そうしてできた甘い香りのするローションを使って、ライーザの指が膣内をかきまわす。
一本だった指が、二本、三本と増える。

「ふぁああ・・・物足りない・・・こんなのじゃ・・・ああ・・・」

ライーザは火照る体を必至に指で収めようとするけれど、太さが、動きが、今まで受け入れたモノと比べてあまりにも劣るものであった。
むしろ高まっていく体の火照り。快感を求める心。
再び、かつて王女が言った言葉が脳裏に甦る。

(鞭を打たれてあそこを濡らすなんて・・・これじゃあお仕置きの意味が無いわねぇ・・・)
(なぁに?欲しいの?あそこに・・・入れて欲しいの?)

「はい・・・王女様・・・。ライーザはいやらしい雌です・・・だから、おま・・・んこに・・・ご慈悲を・・・お願いします・・・」

ライーザの指が膣内をかきまわすだけではなく、お尻の穴にも伸びる。
二つの穴を、指がぐりぐりとかき回す。指が動く度に、体は震える。
体の火照りだけではなく、湯船の熱がライーザをぽぅっと熱くする。
ライーザの指が、ぷっくりと立ったクリトリスを擦る。

「きゃふっ!ああ・・・ああんっ!王女様・・王女様ぁっ!」

(本当にいやらしい雌ね・・・)

ライーザの瞳には、浴室のタイルではなく王女の姿が映っている。
その王女は、ライーザに鞭を打ち、ライーザを魔物に、男達に襲わせて、ライーザを見世物のように扱い、恥辱を与える。
それを思うと、ライーザは体の中を押さえようの無い快感が走るのを感じる。

「王女様あっ!王女様ぁっ!王女様ぁっ!」

指が快感をピンポイントに捉えて、体に走らせる。
ライーザの体は快感に耐え切れず浴室に横たわり、その状態でのオナニーが続く。
体にまとう泡が浴室の床の薄くたまっている残り湯で薄れて、ライーザの肢体が泡から抜け出していく。

「あッ・・・イクっ・・・イクうううっ!王女様ぁっ!ライーザはイキますっ!イクっ!イクイクイクううっ!!!」

浴室のタイルに声を響かせて、ライーザは絶頂を迎える。
快感に体を痙攣させて、ライーザは満足したような表情で荒く息をする。

「おう・・・じょ・・・さま・・・」

しばらくして。
ライーザは思い出したかのように体を洗い、浴室から出た。
もちろん、のぼせてしまっていて、すぐにベットに倒れてしまったが・・・。



王女の下へとライーザが歩いている時。
ふと、王宮を警備する警備員の詰め所の前を通りかかった。
普段ならば使わない道なのだが、今回はちょっとした用事もありその前を通ったのだ。
何事も無く通り過ぎようとしていたライーザだが、その目がある「モノ」にひきつけられて、足が止まる。
それは、警備をしている犬の首輪。
それをライーザの瞳が捉えた瞬間、ライーザはうっとりと、そして潤んだ瞳になって、それを見つめてしまう。

(ライーザ、貴女にこれをあげる・・・)

王女がそう言って、ライーザの首に首輪をつける。
そうして、にっこりと微笑む。

そう、考えただけで、ライーザの秘所はビショビショに濡れてしまって、太ももまで透明な蜜が垂れてしまっていた。
それに気がつき、そそくさと詰め所を後にするライーザ。
王女の前では粗相をしないよう、蜜をふき取って王女の部屋へと入る。
振り向いた王女は、いつになく妖艶に微笑んでいた。

「あのね・・・ライーザ。貴女にいいものをあげようと思うの・・・」

その言葉に、ライーザは秘所が濡れていくのを感じた。

「ライーザ、久しぶりに遠乗りしましょう」

と、王女が言い出したのが始まりだった。
お忍びでの遠乗り。
目的地は、ライーザにとって忌まわしい記憶のあの場所ではなかったけれど、あまり気乗りのしない事であるのに違いは無い。
けれど、王女の命とあっては逆らう事もできずに、ライーザと王女は馬に乗って少し離れた森まで出かける事になった。

出発の朝。ライーザは厩舎の前で王女を待っていた。
そこに、普段のドレス姿とは違う乗馬姿で現れる王女。
と、その皮手袋は何かを持っている。

「あの、王女様・・・それは?」
「これ?これはライーザ、貴女のために作らせた、専用の鞍よ」

王女がライーザに差し出す鞍には、二つの突起が、バイブがついていた。
まるで剣山のように、そそり立つ二つのバイブ。

「お、王女様・・・」
「この前ライーザのあそこを調べた時に取ったデータを元に作った特性の鞍よ、気に入った?」

王女は有無を言わせない視線を向けて、ライーザの頬を乗馬用の鞭でペシペシと軽く叩く。
いつもよりも軽装の鎧に、やはり下をつけてないライーザ。
特性の鞍を見てほんのりと赤くなった頬に鞭を受けつつ、ライーザは鞍を受け取る。

「はい、とても・・・気に入りました・・・」
「それは良かったわ。それじゃあ、行きましょう」

王女は栗色の毛をした駿馬にまたがる。
ライーザは、愛馬の白馬に特性の鞍を付け替えて、またがる。

ズッブウウウウウッ!

騎乗と同時に、ライーザの秘所とアナルにバイブが突き刺さりる。

「っは・・・かは・・・ああ・・・」

ライーザは、下からの圧迫に一瞬息を飲み、そして、額に汗を浮かべつつ王女を見る。
王女は満足そうに微笑んでいる。
そして、二人は馬を走らせる。



「ちょっとライーザ!そんな遅くては日が暮れてしまうわ!」

王女は後ろでトボトボと馬を走らせるライーザを叱責する。
当のライーザは、いつもは元気な赤いポニーテールを弱々しくなびかせて、顔を朱に染めつつ瞳を潤ませていた。
馬が動く度に下からバイブが突き上げる。
しかも、そのバイブはライーザの穴の大きさにほとんどピッタリで、どうしようも無いくらいの圧迫感と共にライーザを快感が襲う。
そのため、ライーザは馬を飛ばせないでいた。
ゆっくりとした馬の鞍は、すでにライーザの分泌した透明な蜜でグシャグシャになっている。

「すみ・・・ません・・・。でも、これ以上早くしたら・・・私・・・」
「ライーザ。私に逆らうというの?」

王女はライーザの横まで馬を寄せると、ライーザの顎を掴んでクイっと自分の方を向かせる。

「王女・・・様・・・」
「行くわよ、ライーザ」
「・・・・・・・はい」

ライーザの返事と共に、王女はライーザの乗る白馬の腹を思い切り蹴る。

「はぁっ!」

その瞬間、白馬は疾走を開始する。

「んああああああああっ!!!」

ライーザは目を見開いて、凄まじい勢いと速さで繰り出される突き上げに体をガクガクと揺らす。
瞳が見開かれて、口は開いたままに。
そして、馬に乗るというよりも馬の首にもたれかかるように、落馬しないようにしがみつくのが精一杯だった。

「ダメ!こんなに早くちゃお腹がっ!お腹とお尻が突き上げられて変になっちゃうっ!

二つの穴を、ぎっしりと隙間の無い穴を、同時に突き上げられる。
ライーザの蜜が雨のように零れ落ちる。
ポニーテールが馬の尻尾のように揺れる。

「イっちゃうっ!二つの穴いっぱいに入れられてイっちゃうのォっ・・・もうダメぇ・・・イク・・・イクウウウウウウっ!!!」

馬に揺られながら、ライーザは絶頂を迎えてしまう。
体をビクンビクンと、しがみつきながら弓なりに痙攣させて、絶頂を迎えるライーザ。
二つの穴いっぱいのバイブは、締め付けられてもその存在感は小さくなる事が無く、むしろ締め付けられる事でその圧迫感は増すようであった。

「止まってぇ・・・イったばかりなのに・・・凄いの・・・イったばっかりだと凄い気持ちいいのォっ!!!」

馬は止まらずに走る。バイブは止まる事無く突き上げる。
ライーザは、余韻を残したまま次の絶頂へと駆り立てられる。
絶頂を迎えたばかりの秘所は、最初の何倍もの快感を生んで、ライーザにその波をぶつける。



「やっぱりこういう所で食べると気持ちいいわね、ライーザ」
「・・・・・・・・」

王女は花畑を見下ろしながら、シートの上で昼食をつまむ。
その傍らにはライーザがいたが、ライーザは下半身をヒクヒクとさせながら、あまり食事を取ろうとしない。

「ねえ、食べないの?ライーザ」
「ああんっ!」

王女が悪戯をしているような、意地悪い笑みを浮かべながら、ライーザのふとももに手を置く。
その瞬間、ライーザの口からは甘い声が零れる。
ライーザは、ここに着くまでの間に何度も鞍によって。
鞍のバイブによって絶頂を迎えて、すっかり下半身が蕩けているような状態だった。
座っているだけでも、体の他の部分を動かした余波で下半身が感じて、秘所は痙攣して絶頂を迎えてしまう。
今のライーザは、どんな事にもイってしまう状態だった。

「どうしたの?ライーザ」
「その・・・ああんっ!おう・・・じょ・・・様・・・そこ・・・ダメぇ・・・」

王女の手がライーザのふとももから、秘所へと入り指を浅く入れてかきまわす。
指が動く度に、ライーザの秘所が痙攣して王女の指を食い千切りそうな締め付けをもたらす。

「ねぇライーザ。貴女は私のものなの・・・だから、私がいいって言うまでは死んじゃダメだし、どこにも行っちゃダメよ・・・」
「ふぁああんっ!あんっ!はい・・・王女様・・・ライーザは・・・王女様のものです・・・はうんっ!だから・・・王女様がいいと言われるまでは・・・ああんっ!きゃあああんっ!!!」

絶頂を迎えて、堪らずにライーザはつっぷしてしまう。
指を秘所から離す王女。
その指先は、グショグショにふやけて、蜜でぬらぬらと輝いている。

「だから、ちゃんと食べて、元気になりなさい・・・」
「はい・・・王女様・・・」

食事を終えてからしばらくの間、ライーザと王女は他愛ない遊びに興じてから、城へと帰った。
無論の事、帰り道もあの鞍を使った。
そのため、その日ライーザは火照る体をどうする事もできずに、眠る事もできなかった。
けれど、その体の熱さは鞍のせいだけではない。
あの時、王女から言われた言葉が、ライーザの体を熱くもしていた。

「ライーザ、私思ったんだけど」

 ライーザは突然王女に話しかけられた。
 今度はどんな命令を与えられるのだろうと、不安と興奮が交互に押し寄せる。

 「ライーザって、どんな種族とも性交可能になっちゃったから、今まで以上に妊娠する危険が高くなったのよね。いくらなんでも子供産ませちゃったら、ライーザもその子も可哀想だし、かといって堕胎薬は副作用が怖いし。このままの状態で無茶な命令ばかりさせるわけにもいかないと思うのよね。どう思う?」

 予想外の話しに、ライーザは複雑な気分を覚えた。
 王女の言う事はもっともである。
 ライーザとて魔物や獣、妖魔や父無し子を産むのは辛い。
 しかし、それは同時に王女に与えられる快感が消えてしまう事も意味する。
 少し考えて、ライーザは返答した。

 「確かにその通りで御座います。私は兎も角、産まれて来る子は国を支える貴重な財産。御気遣い有難う御座います」
 「うん、だから・・・宮廷魔術師のノイに頼んで、面白い物を作ってもらうことにしたの。その為の実験に付き合って欲しいんだけど、良いわね?」
 「あ・・・はい、喜んで」

 ライーザは少し体が熱くなるのを感じた。

 「王女様、例の虫の召喚に成功致しました」
 「ご苦労様」

 魔方陣の部屋に入ったライーザと王女を、ノイが出迎える。
 右手に握った瓶には、ミミズのような虫が1匹入っており、左手に入った瓶には、少量の白い液体が入っている。

 「御覧下さい。こちらに用意したのは、人と馬と犬の精液を混ぜて、37℃に暖めた物です。虫の瓶に、この精液を注入してみますと・・・」

 ノイが虫の瓶に精液を注ぎ込む。
 すると、今までぐったりしていたミミズのような虫が活発に動き始めた。
 虫は精液の海を泳ぎ回り、次第に肥大していく。
 同時に精液はゆっくりと減少していく。
 その様子を見て、ライーザが口を開く。

 「・・・これは?」
 「これは幻獣界から呼び出した虫の一種で、あらゆるオスの精液を養分に成長する虫なのよ。王女様の召喚魔術と私の魔術でこの世界に召喚する事ができたのよ」
 「・・・」
 「これを貴方の子宮に入れておけば、どんなに犯されても、妊娠する前にこの虫が精液を全部食べちゃうから大丈夫って訳。無害だから安心して」

 激しく動き回りながら精液を吸収する虫を見て、ライーザは子宮が熱くなるのを感じた。

 1時間ほど経過して、虫は完全に精液を吸収した。
 同時に分裂し、3匹に増えていた。

 「子宮内に入ってしまえば、一定以上には増えないので安心して」
 「じゃ、ライーザ」

 王女に命令されるまま、ライーザは虫を秘所に近づける。
 虫はするすると秘所にもぐり込み、ライーザの膣壁を刺激しつつ、子宮口をこじ開け、子宮へ侵入していく。

 「あ・・・」

 虫は小さく細いが、その独特の感触がライーザに快感を与える。
 そうして3匹の虫がライーザの子宮に入ってしまった。
 子宮に入った虫の違和感を感じ、ライーザは下腹部に手を当てる。

 「これで妊娠する心配は無いわね。これからも色々な命令をするつもりだから、しっかり頑張ってね」
 「はい・・・」

 王女がそう言い残して、一足先に部屋から出ていった。
 王女を見送ったノイが、瓶を幾つか取り出して、ライーザに手渡す。

 「この虫は1日栄養を与えないと死んでしまうから、必ず毎日1回は精液を子宮に注入するようにして。取り合えず動物から集めておいた精液を渡しておくから、今夜にでも注入するようにね」
 「はい・・・ありがとうございます・・・」

 ライーザは瓶を持ち帰り部屋を後にした。

 そして1日の任務を終えて夜。
 可愛らしい普段着に着替えたライーザが、ノイから貰った器具を使って、ライーザは子宮に精液を注入し始めた。

 「ん・・・」

 子宮の虫が精液を摂取しようと激しく動き回り、分裂を繰り返す。
 快感とは言い難い違和感を感じながら、子宮越しに伝わる虫の動きに集中する。
 虫の数は順調に増えていくのが、なんとなく分かる。
 そして・・・。

 「え・・・? あ!」

子宮で蠢いていた虫の1匹が、子宮とは違うわき腹の方向へ少しずつだが動いていく感覚が伝わってきた。

 「ま・・・まさか・・・」

 虫はライーザの卵管にまで侵入していった。

 「あ・・・ああ・・・」

 本来入るはずもない場所にまで侵入された。
 今まで沢山の男や魔物に犯されたが、そこは少なくとも何かが入る為の場所だった。
 ライーザはそこが最も奥だと思っていたが、そのさらに奥まで侵入されてしまったのだ。

 思わず涙が零れた。

 努力して騎士を目指し、夢を叶えた。
 しかし王女を守れず辱めを受け、その辱めさえ快感を覚え、そして卵管にまで虫の侵入を許してしまった。
 それが今の自分なのだ。

 だが、もう一人の自分は、そんな自分を見て興奮している。
 それも紛れも無い自分だった。

 誇り高い騎士の自分と、快楽の虜の自分。
 その矛盾する両者を同居させる唯一絶対の者。

 「王女様・・・」

 ライーザは王女を想い、その秘所に指を当てた。

「やぁ!!」

 ライーザの剣が横一閃に、ゴブリンどもをなぎ倒していく。
 王女から借りた魔法の剣の切れ味は抜群で、何を切っても切れ味が衰える事も無く、羽のように軽い。
 ライーザは今、王国辺境の村に来ていた。

  「王女様、御報告します。王国辺境の村でゴブリンが大量発生したとの事です」
 「ゴブリンが? 何故そんな所で・・・。とにかく、早急に対策を打たなければいけませんね」
 「しかし、今から軍を派遣するとなると、編成で時間を取られ、間に合わない可能性があります」
 「それもそうね・・・いいわ。私がなんとかします」

 王女は少し考え、ライーザとノイを呼び寄せた。

 「王国辺境に妖魔が現れたの。下級とは言え、市民にとっては脅威よ。でも、今から軍で行ってちゃ間に合わない。だから・・・」
 「なるほど、私の魔術でライーザを空間転移させ、一足先に村の警備につかせる、という事ですね」
 「わかりました。このライーザめにお任せ下さい!」

 王女は玉座の後ろにかけてある剣を取り外し、それをライーザに差し出した。

 「父の形見であり、王が代々受け継ぐ魔法の剣。ライーザ、これを使いなさい」
 「王の証・・・いけません王女様、私のような者にそのような大切な物を!」
 「貴方だから使って欲しいの」
 「王女様・・・」

 ライーザは胸が締めつけられるような感覚を覚えた。
 騎士を目指し、今まで男に興味の無かったライーザには、それが恋と呼んでも良い感覚と気がつかなかった。

 「だから約束して。必ず生きて、この剣を返しに来るって・・・」
 「王女様・・・わかりました。必ずこの手でお返し致します」

 王女様だけは悲しませまい、その為に、村を守り、私も生きて帰る。
 固い決意を胸に秘めて、ライーザは村へと飛んだ。

 「これで終わりよっ!!」

 ゴブリンのリーダーらしき相手にとどめを刺すと、雑魚のゴブリン達は散り散りになって逃げていった。
 逃げ切れなかったゴブリンも、武器を捨て命乞いをしている。
 所詮、下級妖魔などはこの程度の相手であり、一流の騎士であるライーザの敵ではない。

 「軍が到着するまで、あと3日・・・」

 ライーザは村の自警団員にゴブリンの死体の片付けと、降伏したゴブリンの監禁を命令し、村の被害状況を確認しにいった。

 「人的被害はありませんが、村の食料やら金品を一部略奪されてしまいました」
 「そうですか・・・人命に被害が無かっただけ良かったとしましょう」

 ライーザは自警団に警備などの命令をして、夜まで仮眠を取る事にした。

 「そろそろね・・・」

 ライーザは夜に起き、鎧を身につけ、ゴブリン達が監禁されている所へと向かった。
 先ほどから子宮がうずいている。
 蟲が餌を欲しがっているためだ。

 1日に1回はえさをあげないと死んでしまう。

 しかし、ノイ達と離れてしまった今、その餌である精液を採取できるのは自分しかいない。
 かといって、こんな事を村人に頼めるわけが無い。
 ゴブリンなんかの精液を受け入れたくはないが、王女様が召喚してくれた蟲を、粗末にしたくはない。
 ライーザは牢の見張りを休ませ、牢に足を踏み入れた。

 「大丈夫、心配するな。私は、お前達に危害を加えない」

 ライーザは片言ながらも、妖魔達が解する言語で話しかけた。
 昼間の鬼神の如き剣を見せたライーザに、ゴブリン達は心底恐怖していたからだ。
 ゴブリンの両手両足には鉄の枷がはめられ、自由に身動きが取れないようになっている。
 そんなゴブリン達の視線が集中する中、ライーザは足を広げ、ゴブリン達にその美しい秘所を見せつけた。

 「お前達の精液が欲しい」

 ゴブリン達は、捕虜である事も忘れ興奮した。
 まさか昼間の鬼神が、夜には自分たちを犯しに来るなんて考えてもいなかったからだ。
 よくよく見ると、ライーザはとても美しく、種族の違うゴブリンでも彼女に対して強烈な魅力を感じてしまう。
 ゴブリン達ははちきれんばかりに股間を勃起させ、ライーザを待った。

 「んっ・・・」

 身動きが取れないゴブリンの股間に座る。
 そして、ゆっくりとゴブリンのペニスを自分の中へと埋没させていく。
 ゴブリンのペニスは人間とは違い、でこぼこした醜い形をしており、さらに人間のものより大きい。
 今まで感じた事の無い種類の刺激を感じながら、ゆっくりゆっくりとピストン運動を行う。

 「・・・あっ・・・んっ・・・」

 表に出した見張りに気が付かれないように、声を殺してゴブリンを犯す。
 ゴブリンは轡の為に声こそ出せないが、体を震わせ快感を訴える。
 ゴブリンの醜いペニスは肥大し、ライーザの子宮を突き上げる。

 「あっ・・・い・・・くっ・・・」

 ライーザが絶頂に達する瞬間、子宮の蟲達が一斉に動き、ライーザの子宮口をこじ開ける。
 同時にゴブリンのペニスが深く突き刺さり、亀頭が子宮へと侵入する。
 こうする事で、1滴残らず精液がライーザの子宮へと注入されるからだ。

 どくどくどくどく・・・

 ライーザの子宮へ直接精液が射精される。
 子宮内の蟲が、次々とそれに群がり、体内を蠢き回る。
 ゴブリンからの刺激と、蟲から与えられる刺激の両方を感じる。

 「王女様・・・」

 ゴブリンを犯している間も、ライーザは王女を思い出していた。
 ライーザに保存用の精液を持たせる事が出来るにも関わらず、それを準備させなかったのは、きっと王女がこうなる事を望んだから。
 何か命令する事だけじゃなくて、何も命令し無い事。
 きっと、それこそが今回の王女の責め。
 ライーザは、それを信じていた。
 だからこそ、ゴブリンのような醜い妖魔を犯す事が出来た。

 「・・・んっ」

 王女の事を考えながら、膣を締めつけゴブリンの精液を一滴残らず搾り取る。
 その後、ゆっくりとペニスを引きぬくが、同時に蟲達が子宮口をふさいだ為、ゴブリンの精液が零れてくる事は無かった。
 子宮の蟲達は、まだ精液を欲しがっているように、ライーザの子宮内を動き回って催促をする。
 ライーザは上気した顔で、次のゴブリンへと向かう。

 「・・・まだ足りないのですね・・・王女様・・・」

 

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