部屋に戻ると、妻は落ち着きを取り戻したように見えました。
風呂に入り、化粧を落とし、バスローブ姿でベッドに腰掛けてテレビを見ています。
私はまだ興奮がさめず、「寝る前にもう1回、ミニスカートを着てくれよお」と頼みました。
妻は気乗りしない返事でしたが、何度も頼み込むと「しょうがないわねえ」とあきれたような顔で着替えてくれました。
下着はつけず、キャミソールとミニスカート。妻は「どう?」といたずらっぽく笑い、モデルのようなポーズをとりました。
私はすぐに襲い掛かりたい衝動を抑え、妻の足元にひざまづき、「きれいだね」と太ももをなで始めました。
下から見上げると、スリットの間から妻の秘部が見えました。そして次の瞬間、私は初めての光景に目を疑いました。
妻の秘部から、まるでよだれのように愛液が垂れ下がってきたのです。
興奮が収まらないのは、実は妻のほうでした。
私は「ほら、こんなになってるよ」と糸を引いた愛液を指先につけ、妻に見せました。
妻は「いやん!」と声を上げ、ひざの力が抜けたように、よろよろとベッドの上に仰向けに倒れこみました。
恥ずかしそうに両手で顔を隠しています。私は部屋の明かりを少しだけ落とし、妻の隣に寝転がりました。
「どうした? したいの?」。耳元でささやきます。
顔を隠したまま、うなずく妻。普段とは明らかに違う妻の態度に、私はますます強気になってきました。
「そうだよね。こんなに濡れてるんだからね」。私は妻の右手を取り、秘部に導きました。
妻は抵抗しませんでした。「自分で触ってごらん」。私がささやくと妻は意外にも素直に指を動かし始めました。
人差し指と中指で、大きく膨らんだクリトリスを転がす妻。私の目の前でオナニーを始めたのです。
「そう、色っぽいよ」。私は妻のキャミソールの肩紐をずらして乳房をあらわにし、今度は妻の左手を導きました。
「はぁぁ、うう~ん…」。次第にあえぎ声が出始めました。
「どうして今日はそんなに興奮してるの?」。私は耳に息を吹きかけるように顔を近づけて、妻に聞きました。
妻はなかなか答えようとしません。そこで私が「ミニスカートはいたから?」と聞くと、妻は黙ってうなずきました。
「俺も興奮したけど、どうしてお前が?」。わざと意地悪に聞くと、黙っていた妻がついに口を開き始めました。
「だってぇ…恥ずかしかったんだもん…」
「何が?」
「見られたのぉ…街とか、バーとか…男の人にいっぱい…」
「視線感じた?」
「感じたぁ…いやらしい目で…脚とか…スカートの中とか…いっぱい見られちゃったぁ…」
妻の声がだんだん大きくなってきました。手の動きもさらに大胆になり、左手では胸をもみしだいています。
私はさら続けました。「バーの正面の席からね、ヘアが丸見えだったよ」。わざと大げさに言いました。
すると妻は「いやぁ~ん!」とひときわ大きな声を上げ、体をよじらせました。
「早くちょうだぁい…お願い早く入れて!」
妻の興奮は頂点に迫ってきたようでした。
私は服を脱ぎ、妻の両脚を大きく広げました。妻は愛液があふれ、肛門までびしょ濡れ。私もビンビンです。
しばらくじらして妻にさらにおねだりさせた後、一気に挿入しました。
「あ、あぁ~ん!」。普段からよがり声の大きな妻が、さらに大きな声を張り上げました。
ゆっくりとピストン運動しながら、私はまた妻の耳元でささやき始めました。
「ミニスカートはいてうれしかった?」
「う…うん…はぁ~ん…」。よがりながら答える妻。
「いやらしい目で見られて、いやじゃなかったの? 目で犯されたんだよ」
「恥ずかしかったぁ…でも…こ、興奮しちゃったのぉ…いやらしい目で見られて…興奮しちゃたのおぉ!」
妻のよがり声がさらに大きくなり、息遣いも荒くなりました。「早くいきたい! お願い! 一緒にいって!」
私はピストン運動のテンポを上げ、追い討ちを掛けました。「またミニスカート着たい?」
「着たい! いっぱい見られて興奮したい! はぁ~ん、もうダメ! イ、イク…イクゥ~ゥ!」
妻は頂点に達した後も、けいれんを続けました。それまで経験した中で間違いなく最高のセックスでした。
これが私の「妻物語」の始まりでした。この日の体験を境に私たちの夫婦生活は新しい段階に入った気がします。
出典:「妻物語」