待てば恋路のヒヨリちゃん


2文字数:17407

※誰かこれ、萌えコピ(萌えた体験談コピペ保管庫)にコピペして!オネガイ。
 
あらすじ。
新人女子社員の本音を偶然聞いてしまい、印象は「カワイイ!」から「ムカつく!」へ。
しかしそこには・・
そして女はパンツを脱いだ。一体ナニがあったのか?

今嫁かどうかは内緒だ。そういうオチは飽きられてるから!
※前半はあまりエロくないです。
 
 
 
当時俺28歳のある日。
会社のウラ側の窓から、女の声が聞こえてきたんだ。
いつも閉まってるけど、夏だからかな、ブラインドも窓も開いてた。

昼休み、俺はウラ手に広がる田んぼ見ながら、タバコぷかぷかしてた。
社員約20名の田舎の営業所。
喫煙者はなんと俺だけなんで、いつも外で吸ってる。

ここは人が来ないからのんびりリラックスできる。
壁にもたれてさ、窓側からは身を乗り出さないと見えない位置。

窓の向こうは物置みたいなもんで、普段は人の出入りはないんだけどさ。
ただ新人のヒヨリが入社してから、時々そこで電話してるのは知ってたよ。
よく昼休みに遠距離の彼氏と話してるらしい。
どっちかっていうと地味だけど、肌つやつやでカワイイ女子なんだ。
 
 
彼女は日余里ヒヨリ(仮)22歳。うちの営業所に配属されて、俺が主な教育係。
ちょっとフシギちゃん?オタク?入ってるが、愛想は悪くないし真面目な頑張り屋だと思った。
礼儀正しくて素朴な色気があってさ、目で追っちゃうこともあったな。

ヒヨリは子供っぽいトコもあるが気が利くし、先輩後輩としてはいい感じでやれると思ったよ。
素直に言うこと聞いてがんばってくれるから、俺も気を引き締めようって気になれたんだ。
彼氏いるから、口説こうって気は起こさず、昼休みの電話に聞き耳立てたこともなかった。

でもま、その時は窓が開いてて。
聞くでもなく聞こえてしまったわけね。
  
「もしモシ、うん。・・昼休みだからいいケド。・・うーん仕事、3カ月だけど、まだ慣れないヨ。
・・先輩がね、うん?そう、前にも言ったでしょ、男だヨ。・・5才くらい上カナ」

どうも俺のこと話してるな、気になるよ?この状況でも盗み聞きっていうのかな。
ゆったりとした、舌足らずなしゃべり方。
仕事ではもどかしいこともあるが、こうやって聞いてるとカワイイもんだなあ・・。

「えー?浮気とかまだソンナ心配してるの?会社では地味にしてるカラ、大丈夫だってば。
・・その人?カッコよくないって、だってサルだモン」

・・遠距離の彼が浮気の心配するのはいいとして、俺のサル顔をバカにするとは何事か!

「比べたらモンちゃんに失礼ダヨ、あんなサル。要領悪いし、タバコくっさいしネ」

こいつ!オモテじゃほんわかニコニコして、ウラでは俺をバカにしてたわけか。
無性に腹がたってきたんだぜ!・・と同時にとても悲しい!
いやしかし、誰にだって愚痴や本音なんてのはある。
偶然とは言え聞いてる俺も悪い。

どうする?悩んでたら、こんなことが聞こえてきた。

「イツモ電話でしてるじゃない。昨日だって3回も・・恥ずかしかったヨ」

電話でって何、してるって何、3回って何!あれか、やらしいことか!
かわいい細い声して、普段からは想像つかないことばかり話してる!

「え?やだ今?いくら何でも会社でHなことするわけナイでしょ・・!もう切るからネ?
じゃね。・・・・今日も?うーん・・8時頃?・・うーん・・うん、ワカッタ・・じゃ」
 
・・エロいこと聞いちゃったな・・。あの声でどんな風にあえぐんだろ?
テレHか、今日もするのかな。昔彼女とやって盛り上がったことあったなあ・・。イイなあ・・。
やばい、意識しちゃうじゃねーか、こんなムカつく女に、チキショー。

でもまあ・・・・俺の悪口言ってたのはムカつくが、直接言ってきたわけじゃない。
悔しいがここは、聞かなかったことにして立ち去るべきだな。
それが大人というもんだ。

ところが突然、ヒヨリが窓から上半身を出した。
「あーもう~!すーハー、ウーん!・・ん?・・オゥフ!」

大きなため息と深呼吸と背伸び。そこまでしてやっと俺に気づいた。

「あー!サル野さんお疲れ様デス!あの、ココで何・・」
驚いてはいるが、今俺が来たと思ってるんだろう。
話を聞かれたとは思ってないようだ。

「昼休みにタバコ吸う時は、俺ここ来るんだ」
「あー、そうなんですか、中は禁煙でスネ」

ホントは俺をバカにしてるくせにニコニコ笑いやがって。
でもかわいいな、かわいいなあーチキショ。

「スモーカーは肩身せまいからさ、もうやめよかな~。今時タバコ吸う奴は嫌われる時代だろ」
と・・ちょっとカマかけてみたわけなんだが。

「んん・・?そんなコトないですヨ~。タバコ吹かしてる人って、渋くないデスか?」
「(コイツは・・!)ふーん。クサイとか思わないの?」

「キライじゃないですヨ?男の人のニオイがするって感じで。エヘヘ」

何だコレ、ヒヨリのオモテウラをハッキリ見た気がして気持ち悪くなった。
社会人としてはその対応が正解なのかも知れないが!
もういいや、言ってやれ。

「男ならいいけど、サルならクサイってわけか?」
「・・オゥフ!」

顔赤くして口パクパク。お前は金魚か。
「・・聞こえテたんでふは!あのデふね、アレは、彼氏が、あのその」

「まあ落ち着け、言い訳すんな、みっともない。あれが日余里のウラの本音だろ」
「ちがひます!ホントはあっちが建前のオモテの本音デ」

「もういい、意味がわからん。悪かったな、ロクに仕事も出来ない、タバコくさいサルで」
「サル野さん、ゴメンなサイそんなつもりでわ・・」

「まあいいや、俺だって上司の愚痴、人に言ったことあるし。Hな会話も秘密にしとくよ」
「オゥフ!・・そこまで聞いて・・・・!でもアレも誤解というかソノ」

「しつこいな、仕事でヘマしなければ文句ないから。あと愚痴は会社の外で言え。じゃな」

このイライラは多分嫉妬のせいもあったんだろうな、と思うと情けない。
いい加減鬱陶しいんでその場から離れようとしたら、後ろから声が。
「ちょっと待って下さいヨー」

無視無視。振り向かずに歩くのだ。
ところが。
「よいしょ、よいしょ、オゥフ!・・ワ、ワワ」

思わず振り向いてしまった、そこには・・ナニやってんだこいつ。
スカートのまま、窓を乗り越えようとして片ヒザ立てた状態、パンツ丸見えのヒヨリ。
しかもバランスくずして前のめりに倒れそうになってやがる!

うひょー、パンツ白いよエロいよ!どうする?ハミ毛とか見えねーかな。
おっとそうじゃない、ここはさすがに手を貸すしかないな、ついでにサワれるかも。

「何だよもう、外から回ってくればいいだろ」
と悪態をつきつつ、ヒヨリの両脇に手を入れる。ちょっとおっぱい触ったんだぜ!
ニヤニヤしながら持ち上げて、窓の外側にひょいと下ろしてやる。

・・つもりだったんだが、意外と重くてスムーズにいかない。
そりゃそうだ、小柄だが少なくとも40kg以上はある。引きずり出すようなかっこになった。
しかも勢いあまって抱き付かれちゃうし。
どさくさでおっぱいちょっと触ったし、パンツは白いし、抱き付かれるし、いいニオイだし!

やばいな、これ勃つよ、ちんこ勃つよ、今勃つよ、ほら勃った。

ムカつく女だって分かったけど、カワイイもんな、チキショー。
でも、なんですぐ離れないの?ムーネにほほーをうーずーめー♪
泣ぁいていーたね、・・・・あ、泣いてる?何で!何で!足でもぶつけたか?

「誤解ですからネ!オゥフ!」

結局走って行っちゃった、何だったんだアレ。
泣きマネしながら言い訳でも並べるつもりだったか。だまされるかボケ。
でもま、腹は立ったが、偶然聞いた陰口に怒るのもスジ違いてもんだ。あーあ。
 
 
しかしなあ、午後はどうしても仕事中不機嫌になったよ。
ヒヨリも俺のことを避けていたが、他のスタッフには明るく接していたな。
ウラを見られたから、俺には無理に愛想をふりまかなくてもいいって思ってるのか。

でも仕事さえちゃんとしてくれれば、先輩としては文句言う理由がない。
別に、仲良くやったって仕事がはかどるわけじゃないしな。
悔しいけどそう割り切ろう、と思ってたんだが帰り際に言われた。

「サル野さん、話がしたいでス。お願いしマス」

えー、何だよ、今日のことがなければ単純に喜ぶとこだけど。
何か企んでないだろうな。
まあいいや。俺は車通勤だから、とりあえず助手席に乗せた。

走ってる間、何か言ってくるかと思ったが・・・・無言。気まずい。
どこ行くんだよ。話があるって言ったのはそっちだぞ、俺からはまだ何も言うまい。

ま、明日休みだし、どっか店で飲みながらと思ったから、自宅アパートに車置くことにした。
俺んちは、ヒヨリの住んでるトコと会社の中間くらい。
で、家について車止めて。
「ちょっと歩くけど、何か食べに行くか」

「・・誰もいないトコがいいデス」

それはつまり、聞くまでもないが。
「じゃあウチ、来る?」・・黙ってうなずいて、ついてくるヒヨリ。

まさか口止めのためにヤラせる?そんな計算高いのは俺うれしくないぞ。
陰口言いふらされたらそりゃ気分良くないだろうが、そこまで必死に止めるようなことか?
言いふらすメリットは俺にもないしな。何なんだろ。
 
 
変な期待は抑えて、ワンルームの部屋に上げて、あ、俺1人暮らしね。
まあ座れば?と座布団出したら、それを横に置いて、土下座!

絵に描いたようなTHE・土下座!何だ?何だ?
「申しワケ、ございませーん!」

「・・!おいおい声デカイよっ。落ち着けって」
「あ、申しワケ、ございませーん!」

何コレすごいな、今度客からクレームあったらコイツつれて謝りに行ってみよ。

「あのー、日余里さん、まずは頭上げて、落ち着いてもらえませんか」
「は、はい・・」
「悪いね、タバコクサイ部屋で。散らかってるし」

あれ、何で俺が謝らなきゃいかんのだ。と思ってたら。

「私おじいちゃん子でした。で、おじいちゃんはよくタバコ吸ってマシタ」
「それが何?」
「だからタバコのニオイは平気です。てゆうか好きデス。てゆうか私もたまに吸います」

何かよくわからなくなってきたが、とにかく話を聞こうじゃないか。
ビールとつまみ出した。二人ともぐびぐび飲んで一息ついた。
歓迎会の時に知ったがコイツは結構酒好き。
いつの間にか静かに酔っ払ってるタイプ。

「電話で彼に言ってたことは何?」
「彼はですネ、ヤキモチ妬きでめんどくさい人デス」

「ふんふんそれで?」
「周りにいる男の人のコトは悪く言っておかないと、めんどクサイことにナルので」

「だから、俺のことをケナしておくことにしたと」
「ホントはサル野さん頼りにしてマス。今日のことで冷たくされたら困りマス・・」

「・・わざわざそれ言うために来たの?」
「不本意ながら聞かれてシマッタけど、アレが建前で、今話してるのが本音デス・・」

「ウソだろ?何でそんなに必死で言い訳すんの?別に俺、人に言うつもりないけど」
「・・!ですよね、ウラオモテがあるって分かったら、ウソにしか聞こえませんヨネ・・」

「・・もういいよ、仕事だけ真面目にやってりゃいいじゃん。ひどい性格でも」
「それデス!」

「・・んー?」
「私、学生の時、バイトなんかでもドンくさくて、社会人になる自信なかったんですケド」

「・・それがどうかしたの?」
「入社してから、サル野さんのおかげでスゴク楽になれて」

「俺何かしたっけ」
「人見知りで、緊張してオドオドしてたらアドバイスくれたので、ウレシカッタのです」

「・・何て?俺覚えてない」
「性格は関係ないからトニカク真面目にやれ、新人はまず挨拶と報告だけちゃんとヤレって。
それさえ出来れば、あとは周りがフォローするから心配スルナって」

「・・ああ、俺が昔生意気だった頃に、所長から言われたことの受け売りだけどな」

「私アレで開き直れたので、サル野さんを悪く思ってるワケないデス。ホントです」
 
 
そういうことでしたか。信じるべきか?信じてやりたいけど。
もうどっちがウラかオモテかイマイチわからない。もう一押し欲しいなあ。
冗談まじりに軽く言ってみたよ。

「彼氏と別れて、俺と付き合ってくれるなら信じるよ」

すると・・。

「ホントですか?ホントにホントですか?うれしい!オゥフオゥフ!」

「・・え、ナニナニ?俺のこと男として好きなの?」
「実はですね!最初からカッコイイ先輩だと、思っておりましタ」

やばい、素直にうれしいな。これ嘘だと思いたくないなあ。
100%信じるのはまだだが、不必要に疑うのも一旦保留することにしたよ。
でもさ。

「カッコイイって・・サル顔バカにしてたのは何だ?」
「私サル顔が好きデス。コレ・・・・彼氏の写メです」

「うわ、俺よりまるっきりサルじゃねーか!よくもまあ、俺のことバカにしたもんだな」
「申しワケ、ございませーん!」

「・・だから声デカイって。で、本気?そんな簡単に別れられるもんなの?」

「実はめんどくさいデス。めんどクサイ人です。別れたいけど、どうしていいかワカリマセン。
お互い初めて付き合ったので、どうしていいかワカリマセン」

「うーん、そっか」

「悪い人ではないんですけどネ、性格合わなくて、就職で遠距離になる前から冷めてマシタ。
で、実はあ、離れる時に一度別れ話したんですヨ。でもゴネられてしまいまして。はあ、もう。
冷めてはいたけど、他の人を好きになったワケじゃないノデ、マアいっかと。で、ズルズル・・」

「もう俺のこと関係なく、とっくに終わってんだな、ソレ」

「遠距離になってから、週に3回か4回は電話が来るんデスけども。正直めんどくさいです。
最近はかなりの頻度でテレセになるので憂鬱です。相手したくないデス。
最初は浮気防止になるからいっか、って思いましたケド」

「いや、浮気してくれた方が良かったじゃん。別れるきっかけになるよ」
「ですよネ。全然考えてませんデした。不機嫌になられるとめんどクサクテつい・・」

「優柔不断なんだなあ。で、今日も電話かかって来るんじゃないの」
「はい多分。・・って、オゥフ!8時ごろかけるって言ッテタ!今・・・・もう8時?うわー、ドウシヨ」

ピリリ、ピリリ。見事なタイミングでホントにかかってきた。

「電話出る?」
「とりあえず出まス・・」

何かおもしろい展開になってきたんだぜ!
俺の目の前で彼氏とテレHし始めたら・・・・するワケないか。

「もしモシ。・・あー、うん、えっとっと、うん!今ウチだよ」

ウソつきやがった。いや、一応俺の“ウチ”だから嘘じゃないな。
墓穴掘りそうな気もするけど。

「え、え、もう今・・?だって昨日モ・・。ちょ、チョ、ちょっと待って!あ、あ、アノネ、洗濯物!
洗濯物入れなきゃイケナイから、10分したらまたかけて!ゴメンネ・・!」

さてどうなるのかなー?

「ふー」
「大丈夫なの?」

「今日はダメって言えばヨカッタ・・・・。“臨戦態勢”だったんですよお。もうヤだあ」
「彼やる気まんまんだな(笑)どうする?ここでする?(笑)フリでごまかせばいいだろ」

「フリしかしたことないですヨ?ホントにするわけないじゃナイですか」
「あ、あ、そうなの?」

フリだけか・・・・ちょっと残念なような、ホッとしたような?

「いつも適当に、アンアン言っとけば終わってくれるんですケド。回数が多くて疲れマス・・・・。
・・イヤそういうことじゃなくて!サル野さんの前で出来るワケないデスよ・・!」

「でももう、俺の前でするか、即別れ話するしかないよな」
「別れ話って、まだ心の準備ガ。今日は適当に何とか断ってミマス」

でもここまで来たら、断らないで欲しいよ。
せっかくだからやっぱり見せてもらおう!

「フリでもいいから、日余里のHなとこ見たいなあ・・」
「オゥフ!それはあ・・コマリマス・・」

「日余里が入社した時からずっと、カワイイって思ってたよ。彼氏いるから遠慮してたけど。
でもここまで来たらもう遠慮する理由ないだろ?」

「サル野さぁん、うれしいケド、でも、でもお」
「昼間のことは正直ムカついたけど、日余里の本音、信じるよ。好きだよ」

「私も好き・・です・・。でも、でも、オゥ!・・フんぅ・・ふっ」

キスとはこういう時、言葉をさえぎるためにあるんだぜ。カッコイイなおい!
シャツの上からおっぱいに手のひらをかぶせて、軽く指を這わせる。
ヒヨリの体が一瞬硬直して、すぐに脱力する。
「あッ・・ハ、はうふ」

と、その時。

ピリリ、ピリリ。彼氏からだ。
目を潤ませて俺を見ながら、ケータイを開いたヒヨリに言った。
「彼の声が俺にも聞こえるようにしてみて」

ヒヨリは一瞬とまどったが、受話音量を最大に設定してから電話に出た。
(ハンズフリーはやり方がわからなかったし、俺の気配が向こうに伝わると困る)

「もしモシ・・」
《ハアハア、はあ》

いきなりハアハアかよ、イタ電みたいだな。
ちょっと笑えたが俺は声を出してはいけないのだ!

「あ、あのネ、モンちゃん今日はチョット」
《ヒヨリ、もう、ぬ、脱いでる?ハアハア》

すいぶんせっかちなヤツだな。
これだけでもう、全然思いやりがないのが伝わってくるぜ。
ヒヨリは俺の方をチラチラ気にしてるが、半分キョドって彼氏の勢いに押されてる。
さっきから、話しながら缶ビール2,3本は飲んでたから、酔って少し大胆になってるのかも。

「え、あ、うん、脱いだヨ・・」(ホントは脱いでない)
《入れるよ、はあはあ、足ひらいて》

何だコイツ、何かまちがってないか?
もうちょっと雰囲気作りとか流れとかあるだろうに。

「うん、いいヨ・・」(ホントは足ひらいてない。普通に座ってる)
《ああ、ああ、ヒヨリ、はっはっはっ、はあ、はあ》

男の喘ぎ声なんか聞きたくもないが、ヒヨリがどう反応するか見たいからあえて聞くのだ。
ところがコレがね。

「あん。あー。あん、あん。あはーん」

何だこれ!すげー棒読み!フリだけとは言ってたが、色気もクソもないぞ。
さっき、キスでイイ反応を見せた女かよー、これが。
俺が見てるから抑えてるのかな、でもこんなんで男は納得するわけない。
と思ったら・・ところがどっこい、彼氏の鼻息が荒くなった!

《フーッ、フーッ、あッあッあッ、ヒヨリ、いいよ、気持ちいい》
「ワタシモ、キモチイイヨ。アン。アン」

こりゃひどい、学芸会の方がまだマシだ。
こんなのが延々と何分くらいかな?続いたあと、彼氏は軽く吼えて、イッたようだった。

《はあはあ、気持ちよかった。また電話するよ》
「うん、ワカッタ。またネ」

・・・・ツッコミ所満載だな。

「余韻も何もないな、あれで終わりかよ(笑)」
「いやー恥ずかしかったデスけど、ガンバリました。エヘヘ(笑)」

おお、Hな照れ笑いするとこんな顔になるのか。
まじでカワイイな!でもな。

「全然がんばってねーよ」
「え?」

こりゃアレだ、彼氏がただオナニーしてるだけだ。
それをほんのちょっと、ヒヨリが興奮を味付けしてるってだけのことだなあ。
彼にとっては、ヒヨリがホントに感じてるかとか、キモチ良くしてあげようとかはどうでもいい。
一度は別れを切り出した彼女を、惹きつける努力するつもりないのかな。

これじゃあヒヨリがイヤになるのも無理ないよ。
こんなつまらないテレHをするとは、思わなかったんだぜ。
俺も昔彼女としてたが、言葉と声でもっとイメージをふくらませるものだけどな。

ヒヨリ曰く
「するためだけにかけて来ると、あんな感じデ。本場(?)はあんなもんじゃないんですカ?
でも私も最初の頃はドキドキしましたヨ?えへへ。
え?え?・・あ、ハイ・・私もホントは・・気持ちよくナリタイ・・です・・。
あっでもホントに脱いだり、触ったりしたコトないデス!恥ズカシイですよ!手伝うだけですヨ」

なるほど、ヒヨリにとってはただの「作業」のような感覚。
処女と童貞を捧げ合った相手だが、会ってした10回程度のHも割と一方的だったようだ。
どっちもまだ経験少ないんだな。
それなのに彼氏も・・・・いやそれだからか。とにかくヤリタイだけなんだろうな。
 
 
酔っ払ったヒヨリが、ケータイを見せてくれた。
女友達へのメール。彼氏の愚痴多いな(笑)。彼に同情した(笑)。
ムカつく本音だと思ってた昼間の言葉が、実は建前だったってコレでハッキリした。

俺のこと好きって言ってくれたし、もうカワイイ女にしか見えない。
だから正直、さっきのテレHに気持ちが入ってなかったことに、ホッとしてたんだ。
もし本気だったら、擬似とはいえ好きな女が他の男とヤルのを、見ることになるわけだし。
 
 
・・とは言えこのシチュエーション、生かさない手はない・・。いじめたい!ウズウズ。

「彼はあんなので満足なの?」
「イエ、1回で終わったコトないでス、あとでまたかかって来マス・・」

「・・・・これは俺が演出するしかないな」
「え?どういうコトデスカ?」

「ヒヨリが気持ちよくなれるように、俺が手伝うよ。彼にバレないように」
「エー!何するんデスカ?恥ずかしいことですカ?」

「いいからいいから」
「・・?えー、あー、うー?わかりマシタ・・・・ガンバッてミマス・・」

 
軽く飯作って、ビール飲ませて、彼からの電話を待つことにした。
酔ったヒヨリが、また彼氏の愚痴を話してきた。独占欲が深くてしつこいと。
ちょっとかわいそうだが、めんどくさいヤツと言われても仕方ない男だな。

しかし聞く限りでは彼は、根はイイヤツみたいだから、ついでに楽しませてやろう。
これからこの女に恥ずかしいことをさせるんだぜ!やっぱ俺“S”かな。
 
 
さて、彼の電話を待つと言っても、いつかかってくるか分からない。
それまでにヒヨリの気持ちを高ぶらせておこうと思った。

2回めのキス。今度は舌を入れる。
歯をガチガチに閉じてるので、ディープキスに慣れてないのが分かった。
初々しくてカワイイ。

唇の裏側と歯茎を舌でなぞってやると、ゆっくり歯を開けて、小さな舌を絡ませてくる。
ヒヨリの声が漏れる。「はう・・ん、んん、ふう・・」

 
 
おっぱい触ろうとしたら・・・・ピリリ、ピリリ。来たよ!
さっきと全く同じ状況だな・・最初の電話から一時間以上は経ってたかな?

酔って思考力鈍ってそうなヒヨリに
「まずは普通に出て。途中から俺が教えてあげるから、言うとおりにしてな」

頭の上にハテナマークを浮かべながらも、赤い顔で素直にうなずくヒヨリ。
俺はヒヨリにさせたいことや台詞を、いくつかメモ帳にざっと書いておく。

「もし・・モシ・・」
《ヒヨリ、もっかいシたくなっちゃった、いい?》

上目遣いで俺のほうを見るヒヨリ。黙ってうなずく俺。
「うん、イイヨ・・」
《おっぱい触るよ・・》

お、少しはバーチャル前戯やる気あるんじゃん。見直したぜ(笑)。

《今おっぱい揉んでるよ、ハアハア》
「あん。あん。あはん」

しかし相変わらず学芸会レベルだな。
ここで俺の出番。
彼氏の代わりに俺が実際に、おっぱいをもんでやるのだ。
後ろに回って、両手で下から持ち上げるように、まずは軽く。

「・・・・ッ!ん・・。ぁぁ」
おどろきながらガマンしてるが、反応が本物に変わったのは彼にも伝わるだろうか。

ブラ越しだが、ヒヨリのおっぱいはDってとこかなあ。
背中から手を入れてブラのホックを外し、シャツをブラごと一気にまくりあげる!
おっぱい見たいから正面に回ろっと。
トロンとした表情のヒヨリを仰向けにして、俺は腰のあたりにまたがる。

おっぱい・・・・あれ、思ったより小さい。でも、きれいだなあ。
仰向けでもくずれにくいから、これくらいの大きさもイイもんです。
乳首は・・片方陥没気味。コチョコチョ、お、出てきた(笑)。
色は、何て言えばいいの?ミルクココア色とでも言っておこう。ヒヨリの顔は真っ赤だが(笑)。

もみながら乳首を軽く指でつまんで引っ張ると。
「ヒ・・ッ!イィ・・ふぅう・・んん・・」
《ヒヨリ、気持ちイイの?感じる?》←彼氏もうれしそうだ(笑)。

「うん・・気持ち・・イイよお、ア、ア」

残念ながらモンちゃん、君のおかげじゃないけど(笑)。
いやある意味、君のおかげだな、このシチュエーション。
悪いがこのまま協力してくれよ。

《俺、もう入れたいよ》
「あ、あ、うん・・」

まだ早過ぎる。俺は首を振ってメモを用意する。
「あ、モンちゃんちょっと待ッテ・・」

さっき書いた、台詞指示用のメモの1つを見せる。

【おちんちん舐めたい】

テレH用カンペだな(笑)。
大きな目を丸くして、おどろくヒヨリ。だけど拒否はしなかった!

「あ、あのネ、おちオチ、おちんちん、舐めたいナ・・」
《え、え、まじ・・今までそんなこと》

俺は人差し指で、ヒヨリの下唇をめくる。
ぷるっ、とした唇をはじきながら、歯の間から指を挿しいれ、舌を撫でる。
そして耳元で、「(つばいっぱい出して、音立てて・・)」
それに応えて、ヒヨリは指に吸い付いてきた。

「んん、・・んーふ・・」
チュチュ、ちゅううう、ちゅぷちゅぷ、じゅぶぷぷ・・・・。

《あ、あ、ヒヨリ・・すごい・・気持ちいいよ、俺すぐイキそう・・》

俺が黙って首を振ると、ヒヨリも俺の意図を察する。
「まら、らめ・・ガマンひて・・ん、ん」

この子エロイイ顔するなあ・・。
「あふ・・はむはむ・・」じゅる、くっちゅくっちゅ、ちゅぷるる・・。
ヒヨリが必死にしゃぶりつく指から俺のちんちんに、ダイレクトに快感が伝わってくる。
俺ももうビンッビンで、ガマン汁がトクトクと尿道を伝って上がってくるのがわかった。

彼氏は今にもイキそうだが、2回目だからもうちょっと持つだろ。
ヒヨリの口から指をちゅぷん、と抜いて、手で待ての合図をする。

【脱ぐ】と書いたメモを見せる。
ヒヨリはもう涙目だが、素直に従ってくれた。

「モンちゃん、ちょと待っテテ、私も脱ぐから・・」
《う、う、うん・・》

実際に脱がすのは俺だけどな(笑)。
スカートに手をかけると、ヒヨリは観念したように俺を見つめてきた。
・・脱がすと、昼間も見た白いショーツには、大きなシミができていた。

形ばかりの抵抗をみせるヒヨリだが、ショーツも脱がせてやる。
産毛みたいなのしか生えてない。ぬるぬるの割れ目が丸見えだ。
ショーツを下ろすとき、オマンコとの間に思いっきり糸を引いていた。

シャツとブラジャーはそのままにしておこう。その方が何かヤらしいから(笑)。
俺もたまらなくなって、キスキス!ヒヨリの舌をしゃぶり、唇を甘噛みする。
夢中になりそうだが・・・・彼氏を放置するわけにはいかない。

「私、パ、ぱんつ、脱いじゃッタよう・・」
《う、うん、俺も裸だから大丈夫》(?)

下半身丸出しで、赤く染まった体を震わせるヒヨリに、指示を出す。
次のメモは【オマンコ舐めて】

おどろいてフルフルと顔を横に振るヒヨリ。
オマンコなんて言葉を口にしたことはないんだろう。
それでも俺がアゴで促すと、ヒヨリは従順になった。

「ね、ね、おま・・んこ。おまんこ・・!舐めて・・欲しい、ナ」
《・・うわ、・・ヒヨリどうしたの?今日すごいヤらしいよ・・》

「ね、舐めテ・・」
《わ、わ、でもどうすれば》

あ、こいつ!クンニしたことないのか?
それともテレHでの演出がわからないのか。
どっちにしても、自分本位のHしかしたことないんだろうな。
まあもうどうでもいいや。

俺はヒヨリの股間に顔をうずめた。
間近で見るヒヨリのオマンコはヒクヒクと・・・・あれ?
しまった、シャワーくらいさせてあげれば良かった・・。
まあいっか、これくらいのオシッコのニオイならカワイイもんだ。

とまどっている彼氏を無視して、割れ目に舌を這わせる。
「ひやん・・!」
おどろくほど大きく、ヒヨリの体がビクン!と跳ねる!

「や・・ん!・・くぅう!・・あ、あはあ!ん、ん、ふぅぅぅ・・!」

思ったとおり、ヒヨリはクンニは初体験らしい。
「あっあ、ソンナトコ・・キタナイのに・・!あぁあ、ああ」

ヂュヂュ、ちゅ、ぢゅうう、と吸い上げ、クリトリスを舌で転がす。
「ああ、んッくぅううう・・!スゴイ・・、こんなの、イイの?イイの?ハズカシイ・・のにぃ・・!」

噴き出るように溢れてきた。次の瞬間。

「あー!あッあッ・・!」「・・ッ!」「・・んッ!」

ヒヨリの下半身がビクッ!ビクン!と上下に大きく揺れた。
そして足を開いたままお尻と背中を浮かせて、ビクビク、プルプルと震え続ける。
ようやく脱力して、魂が抜けたようにぐったりと床に沈んだ。

「ハア、ハアァ、私、コレ、イッひゃったんえすかあぁあ・・?初メテ・・」

彼氏がどうしてたかと言うと。
ヒヨリの喘ぎで、電話越しの彼の声がよく聞こえなかったので、よくわからない(笑)。

ヒヨリはまだ「ハア、ハア」と、呼吸が落ち着かないでいる。
もう電話をもっていられなくなってて、頭の横に転がってた。
そこからわずかに彼氏の吐息が聞こえてくる。

そろそろ俺もガマンできないって!
放心状態のヒヨリを尻目に、服を全部脱いだ。
小声でヒヨリを呼ぶと、全裸の俺を見て「オゥフ!」口をパクパクさせた。

ヒヨリの口が、声を出さずに「おおきい」と言うのが分かった。
ガマン汁でちんちんはテカテカのぬるぬる。

次のメモは【おちんちん入れて】

それを見たヒヨリの目が、恥ずかしそうな、でもうれしそうな、そんなカワイイ表情を作った。
台詞を言うのは彼氏に向けてだが、実際に挿入されるのは、目の前のコレだ。
それが分かってるから、ヒヨリは俺の目を見据えて、自分から足をひらいた。

電話を手に取り直すと
「おちんちん、入れて・・ネ、入れて・・」

もう、電話をもっているのは形だけ。
見ているのは俺のちんちん。入れて欲しいのは俺のこのちんちんなんだ。

一応彼氏の声も聞こえてくる。
《う、うん、入れるよ・・ハッハッ》

彼がとまどってるのがよく分かる。
いつも自分がリードしてるつもり(自分勝手ってだけだが)だったろうから。
ヒヨリのこの覚醒ぶりをどう捉えるかな。

さっきヒヨリをイカせた時のシミが、腰の下、じゅうたんに拡がっていた。
こんなに濡れるとは思わなかったな・・。しょうがない。
シミをまたぐようにヒヨリの足の間に入ると、ちんちんを入り口に当てた。

ぬるぬるのちんちんが、熱い割れ目を押し広げる。
「ん・・、ふうう・・」
ぬるぬるのオマンコが、熱くて固いモノを包み始める。
「や、いやあ、・・キたァ・・・・アッ・・ッ!」
ねっとりとした2人分の体液が、音を立てて混ざり合った。

ぬちゅ、ずぷぷぅ、ぬゅりゅううう!
ヒヨリが顔を歪めて喘ぐ。「・・ッ!ああ!あ、あ、ふううう!」

これキツイ!ヒヨリの小さなオマンコが、ぐいぐいとちんちんを押し戻そうとする。
でも十分すぎるほどの潤滑油に助けられて、ぬるるん!一気に奥まで押し込んだ。
「はう、っくう・・!」
ヒヨリの頭がのけぞる。

「ハッ、ハッ、おっきいです、おっきいです、オッキイデス・・」

そんなに大きいのか(笑)。
確かに平均以上だとは思うけど、彼氏のがよほど小さいのかな?

出し入れすると、漏らしてるんじゃないかと思うくらい、愛液が溢れてきた。
その量に比例して、ヤラシイ音も大きくなる・・。

ずちゅ、ぬちゅ、じゅぷじゅぷじゅぷ!
そしてさらに音に比例してヒヨリの反応も激しくなって。
「アー!・・ヒッヒッ、んっんっ・・あッあッあッあぁっ」

電話はヒヨリの頭の横に放置。
彼の鼻息が聞こえてくるけど、しばらくそれを忘れて夢中になった。
両手をしっかり絡めあって、キス、息継ぎ、キス、キス。

さらに腰のスピードを上げる。
ぐちゅグチュぐちゅ、ニュプにゅぷヌプ!
「わ、わ、フワワ、あああ、イッひゃう・・ッ!・・ッ!」

ビクッビクッと震えてヒヨリがガクリと力を抜いた。
でもまだピストンは続けるのだ。クリトリスも触ってみた。
「ひゃあ・・まだ?もっと?・・ああ、イイ、ああ・・!アッまた、イ、イ、・・ッ!」

ヒヨリがイクたびにオマンコがぎゅううっ!と縮んで締め付けてくる。
俺ももう無理!

でもこの状況でもちゃんと、メモで台詞を指示するよ(笑)。
【中に出して】

さすがに思い切り首を横に振るヒヨリ。
これはまあ予想してたから、じゃあ別のメモ。
【口に出して】

今度はニッコリ笑って、体を起こしてきた。
多分口内射精は経験あるんだろうな。
自分勝手な彼氏なら、絶対させたことはあると思う。

あくまで台詞を言う相手は彼氏なんだってことを、忘れてそうなヒヨリ。
俺は左手の親指と小指を立てて、耳の横で振る。電話のジェスチャーね。
ヒヨリが、あっ、そうか、という表情で電話を手に取る。

その間も腰は動いてるよ。

「あ、あン・・ねえ、口、クチに出して、口・・」
《ああ、あのさ、ヒヨリ、俺・・》

彼氏が何か言いたそうだけど、もう無視。先にイッちゃったのかな。
構わず、ずるん、とちんちんを抜いた。
もうどっちのか分からないしずくを跳ねさせて、ちんちんが暴れる。
暴れるちんちんを押さえるように、ヒヨリの小さな口に挿入・・。

「もが・・あぶう・・もご、えろえろ・・むふー」

ああ、もうダメだ。声を出すわけには行かないから、目で合図。
「(イクよ!)」・・・・ヒヨリも察してくれてる。コクリとうなずいた。

「・・ッ!」 ドピュル・・!ブびゅうう、どぷ、どぷ!なんだコレ、すげ気持ちイイ・・。
うわあ、だいぶガマンしてたから、相当勢い良く出てるよ・・。
ヒヨリも予想外かな?ちんちん咥えたままアタフタしてるけど・・。

でもまだビクビクが止まらない・・。
ヒヨリもなんとか口を離さずにがんばってくれてる。
「ん、んー!むー!んー?あふ、もふ・・!」
ビューッ、ぴゅう、びゅっ、びゅっピュピュ、ピュク・・ピクピク・・・・。

出し切った・・こんなに出したの久しぶり。
口からちんちんをにゅるりと抜くと、ヒヨリの頬は膨れていた。
じわーっと涙目になったかと思うと・・。

「ぶふぉ・・!うぇえー」

全部吐き出した・・。あーあ、じゅうたん。もういいや、買い替えよ。
ティッシュで口を拭いてやる。

おっと、彼氏のことを忘れるとこだった。

「えふっえふ、ハア、ハア、モンちゃん、気持ちヨカッタよお・・」
《う、うん、ヒヨリすごい、俺2回イッちゃった・・》

「あ、あ、そうナノ、全然気付かなかった・・」
気付くわけないよ(笑)。

《ヒヨリがこんなHだって知らなかった、・・すごいね》
「そう?じゃあ、またネ」
《え?あ、あ、うん、また》

彼が拍子抜けするくらい、ヒヨリはあっさり電話を切ってしまった。
電源も切ってしまった。
様子がおかしいのは彼も気付いただろうけど、まさかホントにヤッてたとは思うまい。
いや、どうかな、バレバレな気もする!ちょっと心配になって来た。

そんな俺の心配をよそに、ヒヨリはうれしそうに、ニコニコしてる。カワイイな!

「サル野さあん。あの・・スゴイです。すっごく、スゴイデス・・」
「そんなにスゴかった?(笑)」

「私、イッちゃったですヨネ?何回も!あれすごいデス・・!イクの気持ちイイデス」
「イクの初めて?いっぱい感じてたな」

「初めてです。おま・・おまんこも!舐められて、おちんちんがぁ、おっきくて、むるむるでえ」
「・・ヒヨリ、大丈夫?」

「サル野さん、私、今酔っ払ってますネ・・」
「うん、そうだね」

「オゥフ・・・・!酔いが醒めたら、大変なことにナリます!」
「なんだよ」

「多分恥ずかしくて死にまス・・!」
「(笑)大丈夫だよ、大げさだな」
 
 
風呂入って、またビール飲ませて酔わせて、生で2回したよ。
覚醒した上に、酔っ払ったヒヨリは声がデカくてまいった(笑)。
(酔ってるのに覚醒ってのも変な話だけど)
でも細い声でしゃべる普段とのギャップが、たまらなくカワイかった。

そのまま2人で寝て、翌日起きると。
ヒヨリは昨日自分で言ったとおり、恥ずかしさのあまり死んでしまった(笑)。
うつ伏せで、裸で、枕に顔をうずめたまま。

「ワタシもうダメです・・。死にました。昨日までの私は死にマシタ。ああ、恥ズカシイ・・」
「・・とりあえず服着たら?」

「もうイイデス。サル野さんに全部見ラレタから。隠すトコないです」
「・・見られて興奮してたんだよな」

「こんなに、明るい部屋でシタことなかったデス。もう死にマス。責任取ってクダサイ」
「責任・・?」

「サル野さんが、逝かせて下サイ。これからも。何回も。気持ちイイのがイイです・・」

顔を見せずに淡々としゃべるから、ホントに落ち込んでるように見えたけど。
でも違った。ちょっと泣いてたけどな。

「好きデス。ホントに好きになっちゃいましタ。やばいです。お願いシマス・・」
「俺も好きだから心配しなくていいよ。でもちゃんとケジメつけないとなあ・・」

「はい、モンちゃんのコトですよネ・・」
 
 
 
・・・・。
・・・・結論から言うと、ヒヨリは彼と何とか別れて、俺と付き合うことになったわけで。
隠すことでもないんで会社でもバレて、ま普通に良かったねなんて言われて。
業務に支障をきたさないようにって釘は刺されたけど。
まあ要は社内でいちゃつくんじゃねーぞってことだ。

でもあの窓。ヒヨリのウラとオモテを隔てていた窓。
昼休み、あの窓越しにコッソリ何回もキスするのが日課になったけどな。
 
 
で、ヒヨリの元彼、モンちゃんのことなんだが・・・・。
実はヒヨリが、ケジメつけてくれなかったんだ。
こっそり電話してたんだな。
モンちゃんからかかって来て、あの夜の乱れたヒヨリが忘れられないってさ。

ヒヨリのケータイを見て知ったとかじゃなくて、ヒヨリから打ち明けられた。
先に浮気した負い目もあって、かわいそうになって、ついテレHに応じてしまうんだと。
ゴメンナサイと。
俺も結果的に寝取ったことになるわけで、罪悪感もあったから、責める気にはなれなかった。
モンちゃんのへタレっぷりも、何か憎めないなって思ってたし。

で、テレHなんだが、恥ずかしさと経験不足で、やっぱり学芸会にしかならないってさ。
そして実は、あの日以来俺とHしても、挿入ではイケたことがないって言われた。
ヒヨリお前、あのシチュエーションがそんなにハマったのかと(笑)。
じゃあまた聞かせてやるかと(笑)。彼のオナネタになってやるかと(笑)。

これヒヨリを酔わせて、やったよ。ノリノリで(笑)。
あ、もちろんあの夜と違って、俺がいるのは最初から彼も承知の上でね。
俺と2人だけのときと、興奮が全然ちがう。
ヒヨリがあえぎながらずっとケータイ持って、モンちゃんに状況を説明するような感じ。

「ふー、ふー、今ね、指が入っ・・!あああッ、入ったの・・!・・イッ・・これ・・イイ・・」
「はむはむ、ふう、おっきいお・・おひんひん。ハア、ハア、口にね、もがふ!入んらいよお」
「今はらね、これ、んん!入えてもやうの、ぷは!お・・おま・・んこ。おまんこに!」

言ってることはかなりヤラシイけど、恥ずかしそうな顔がカワイイ。
普段の田舎くさいフシギちゃんからは、想像できない痴女っぷり。でもイイよ!

「だって濡れてるモン・・濡れちゃったカラ、入るんだよ、おちんちん、おっきいの入るヨ・・」
「お、おちんちんが・・来たかラ・・!オッキイ、おっきいよ・・ハッ、あっあ」
「キタッあッあ、来たの・・!私の、おまんこに、入ってキ・・タあっあ、あ、あ、すごいよ・・・・」

説明しなきゃっていう義務感が、大胆な表現になるわけで。すごくイイ。

「ふう、ふう、中におちんちん・・が、いるからぁ、ハッハッ、くりくりもシテ、あふッ・・イッ・・イッ」
「わふ、お、おまんこが・・タイヘンだよぉ、・・イイッ、イッひゃう!・・・・ッ!あああっ・・」

中でもクリでもイク。2人のときは中ではイケないみたい。なんで?

「・・・・イッちゃっ・・たよう・・あ、あはああっ、ね、ね、もうイク?おっぱいに、出して・・あっアッ」
「オゥフ・・!出タ・・!あっあ・・コレまだ出テるから!スゴイから!あっいっぱい出てる・・」
「すごカッタ・・。ナメるの?・・ん、はあむう、んみゅ、むふー?うぇえ、やっぱオイシクナイ・・」

↑かなり酔わせると、ここまでバカになってくれるんだぜ(笑)。
でも彼が聞いてるときだけ。2人のときはどんなに酔ってても、割りと普通なんだよな。
で、翌朝醒めると決まって、ヒヨリは死ぬ(笑)。恥ずかしさで死ぬ(笑)。
死んだヒヨリとヤると、一変してマグロ状態で、そのギャップも面白くて却って萌える。
 
これモンちゃんはどんな複雑な気持ちで聞いてたのかなって、不思議なんだが。
実は俺、彼とは直接会話したことないから、わからない。
やりたい盛りの若者だから、とにかく何でもいいんだろうな、と思ってたけど。
 
1人の時に電話が来ても、もう出るなよとは言ったけど、守ってくれてる確証はなかった。
まあ信じてたけどね。
で、そのうちモンちゃんはなんと10歳上の彼女が出来たらしくて、音沙汰はなくなった。
 
初めてヒヨリとしたあの夜、彼が気付いてなかったのか、気付いてないフリしてただけなのか。
それは結局今もわかっていない。
 
「ヒヨリ、もう聞いてくれるヤツいなくなったけど。さみしい?」
「あ、実はコレ買ってきたんですヨ」
ガサゴソ。「コレカラハ、このコに話しかけながらシマス」

「何それ」
「カワイイでしょ、エヘヘ」
 
猿の惑星のフィギュアだった。
ちょっと別れたくなった。
 
オチがついたんで終わり。その後の話はまたいつか。フィギュアは増殖中です。
 
 

 

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