「・・・・・。」
「・・・・・。」
お姉さんじゃ、ダメなのかな…。
でも、お姉さんは…。
お姉さんは…。
「年上が好きって、言ってたよね。お姉さん」
「えっ。…うん。」
「俺、年下だしさ。あんまり、お姉さんのタイプじゃ、ないだろ?」
「えっ。・・・・・。」
大介クンのこと、ずっと、好きだったのに、
<あんまりタイプじゃない>なんて、
そんなの、ありえないよ。
「…まぁ。したくないってコトは…ないけど。」
「えっと。…じゃあ、お姉さんと、ちょっとだけ、してみようっ?」
「…うわ。軽いな…。」
「え~。そうかな?そんなコトないよっ。」
まだ、エッチなシーンが、流れています。
会話の間も、大介クンと、目が合ったままなのもあって、
お姉さん、ずっと、ドキドキしてるんだけど…。
お姉さんは、年上だし、平気そうに、振舞っちゃいます。
「大介クンの部屋…、行こう~。」
そして、大介クンのお部屋です…。
ベットに二人、並んで、座っています。
「じゃあ、まずは、手、繋ごうっ。」
「え…?手、繋ぎたいの?」
「…。うん。繋ぎたい~。」
「じゃあ、…はい。」
ぎゅ…。
「大介クンの手、あったかいね~。」
「……。」
なんだか、恋人みたい。嬉しいな。
大介クンの手だ。嬉しいな。
ぎゅ…。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
わ~。もう、ドキドキで、苦しいな。
でも、こんなチャンス、終わらせちゃうなんて、…出来ない。
「えっと。キスは、シタことっ…ある?」
「…ないよ。」
「じゃあ、…キスは、どうする?」
「・・・・・。」
じーーー。
見詰め合う二人。
「…どうする?」
少しづつ、近づく…目線。
「・・・・・。」
「・・・・・。」
答えてくれないと、お姉さんは…。
「・・・・・。」
大介クンのこと、ずっと、好きだったから…。
「…ちゅ。」
大介クンのコト、
…欲しくなっちゃうよ…。
ちょっとだけ、続きます。