5年以上も前の話になります。
当時、私は40代半ばの主婦。息子と娘も東京の大学に行き、夫は仕事でなかなか帰らない。私は虚しさを抱えながら日々を暮らしていた。
そして戯れに出会い系サイトで遊んでいた。もちろん、会うつもりなど全くなかった。
ーロクな男がいないわね。
身体を求めてくる男ばかり。しかも、ほとんどは私の好みのタイプとは程遠かった。
ただ、1人だけ好みのタイプの男がいて、連絡先を交換した。身体を求めることもしなかった。
ーまあ悪くはないわね
その日、久しぶりに夫が帰ってきた。私と特に話すこともなく風呂に入る。
男とメールを楽しむ。やがて猥談になった。夫とご無沙汰のことなど、かなり生々しい話もした。そうしていくうちに、
ー俺のチンポ見せましょうか
のメールがきた。
ーマジかよ。キショ!
好みのタイプなのにがっかりだ。しかも、この男ときたら、自分のチンポを本当に送ってきた。
ーうわっ!
ゾワゾワとしながらも、怖いもの見たさで写真を見た。
夫のよりも遥かにデカく若々しく猛々しいチンポが写っていた。それを見て、私の股間は火照り始めた。
ーああ!私の欲しかったものはこれなのよ!
その時、初めて自分が性に飢えていたことに気付いた。私は画面を舐めながら、オナニーをしまくった。何度も何度もイッた。だが、満足できない。
「今度の金曜の13時、〇〇でどうですか?」
車で20分ほどの距離だ。
私は、躊躇ったが、欲望が抑えられない。2つ返事で了承した。
それから、金曜までの3日間は欲求不満の地獄だった。数え切れないくらいオナニーをしても、満足が出来ない。スーパーで好みの男を見るたびに、セックスをするのを想像しながら濡らしていた。
当日は猛暑だった。私は、年に似合わず、前日買ってきた服をきた。尻が見えるくらいのマイクロスカートに、チューブトップ。更にはノーパン、ノーブラシ。自分でも狂っていると思った。だが、止められないのだ。何度も事故りそうになりながら、車で、何とか待ち合わせの公園にたどり着いた。
公園には、筋肉ムキムキのイケメンがいた。
ーあの男だわ。
私は男の腕を観ながら、力強いチンポを想像し、イッた。