私の黒歴史です。
私の地元が山の中にある村でして、過疎化が半端ない地域なんです。
お盆の時期に帰省したのですが、親戚の甥っ子がクワガタを採りに行きたいとダダをこねたんです。
子供1人で山に入るのは危ないからと、何も予定が無かった私がついて行ってあげたんです。
それで、一緒にクワガタを探すのですが、探している最中にすごくお腹が痛くなってしまったんです。
トイレなんて山の中にありません、どうしても我慢できなくて、私は人生初の野グソをすることになったんです。
甥っ子に「こっち来ないでね」と伝え、藪の中に入って行きました。
甥っ子も大きな木の下で待っていると、動かずにいてくれました。
私はなるべく甥っ子から離れた所まで行きたいので藪の中を進んで、自分の身長と同じくらいの高さの草木が生い茂ったところで、ズボンとパンツを下ろしました。
もう漏れそうで限界だったので、しゃがむと同時に下痢をしました。
「あ〜危なかった」と安堵する気持ちと「野グソしてしまった…」という情けなさのような気持ちが入り混じり複雑な感情でいました。
甥っ子に音が聞こえていなかったかな?
臭いが甥っ子の方に行かなかったかな?
色々と心配をしていたその時です。
藪の中を誰かが進んでいるようなガサガサと言う音が聞こえてきたんです。
まさか甥っ子が来た?!
と思って、慌ててお尻を拭いてパンツとズボンを上げようとしたら、目の前に自分の父と同い年くらいの男性が現れたんです。
地元の人でしょうが全く知らない人でした。何事も無かったように会釈して立ち去ろうとした時に男性が「お前クソしてただろ?」と声を掛けてきたんです。
口調はちょっと怒っているような強い口調でした。
「はい」とは言えず、無言で立ち去ろうとしたら「待て」と言われました。
恐怖もあって私は下を向いたまま足を止めてしまったんです。
男性は「お前どこの家のやつだ?」と聞いてきたんです。
これに答えると…まさか私の両親や親戚に野グソしてた事を言いふらすのでは?
と心配になりました。
私は無言のまま震えてしまい、立ちすくんでいると男性は「誰にも言わないでほしいか?」「そうなら服を全部脱げ、襲ったりはしない、ただ若い女の体が見たいだけ、見せろ、そうしたら誰にも言わないでやる」と私に裸になれと命令してきたんです。
甥っ子に心配をかけたくない。
家族に言わないでほしい。
襲われない、裸を見られるだけ。
そう色々と頭の中で考えた結果、私は言われるがままに服を全部脱いだんです…
男性はジロジロと私を見て「小さいオッパイだな」「マン毛はいっちょ前に生えてるな」と小声で囁やきます。
怖くて怖くて「もういいですか?!」と声を出すと「あぁ、いいよ」と言ってきたので、私は急いで服を着て走って甥っ子の元へ戻りました。
甥っ子は何も知らない様子で、何事もなかったかのようでした。
あの、男性は誰だったんだろう…
すごく恐かったとはいえ、よくあの場で裸になれたな私…
という黒歴史でした。