「パパ、久しぶりにどうかな? 疲れてる?」
妻の美穂が、就寝間際にはにかみながら誘ってきた。たぶん、3ヶ月ぶりくらいだ。息子が3年生になり、セックスする機会が減ってきていたが、それほど気にしてもいなかった。私は、ちょっとドキドキしながら、大丈夫だと伝えた。
そして、お互いに服を脱いでいく。昔みたいに、情熱的にキスをしながら服を脱がせていくと言うこともなく、作業的に服を脱いでいく。結婚して10年以上経つと、やっぱりそんな風になってしまう。少しふくよかになった美穂。小柄な身体なので、よりムッチリして見える。でも、デブと言うほどではないし、痩せ過ぎよりは遙かにセクシーだと思う。
ベッドに仰向けになり、恥ずかしそうにこっちを見つめてくる。私は、そのまま彼女を抱きしめるようにしながらキスを始めた。控えめに舌を絡めてくる彼女……誘ってきたわりには、それほど興奮しているような感じはない。そのまま乳首を舐め、胸を揉みしだくようにして愛撫を続けた。
以前よりも、ボリュームを増した胸。それでも、巨乳と言うほどではない。固くしこった乳首を舐めていると、可愛らしい吐息が漏れ始める。35歳になった美穂だが、やっぱり可愛いと思う。色々年相応になってきていると思うが、私の中では出会った頃と何も変わらない感覚だ。
「んっ、うぅっ、パパ、気持ちいいよ」
顔を真っ赤にしながらあえぐ美穂。普段の生活では恥じらいはなくなってきているが、セックスの時はいつもこんな風に恥ずかしそうだ。やっぱり、恥ずかしそうにしてくれると、気持ちも盛り上がる。さらに激しく愛撫を続け、何度もキスもする。すると、美穂の小っちゃな手が伸びてきて、私のいきり立ったものをしごき始めた。
久しぶりの刺激に、思わず声が漏れる。柔らかい手でしごかれるだけで、一気に射精感が湧き上がってくる。美穂は、恥ずかしそうにしながらも手コキを続けてくれる。そして、乳首を舐めてきた。乳首を舐められながら手でしごかれると、もう射精のことしか考えられなくなる。
「パパ、固くなってるよ。気持ちいい?」
美穂が、嬉しそうに言う。もちろん気持ちいいと答えると、美穂がフェラチオを始めてくれた。
カリ首に舌が絡みつき、さらに快感が高まる。美穂は、上目遣いで口での奉仕を続けてくれている。恥ずかしそうな表情と、興奮した表情が入り混じっている。もう、限界だ。美穂を押し倒すように寝かせると、すぐにコンドームを装着して挿入した。
「うぅっ、パパ、気持ちいいよ」
美穂が、可愛らしくうめく。すぐに腰を振り始めると、控えめなあえぎ声が響く。子供部屋で寝ている息子が起きないように、声は抑えているのだと思う。そのまま腰を動かし続けるが、すでにもう限界が近い。元々早漏気味だが、久しぶりのセックスと言うこともあり、さらに早い。
射精を堪えるように腰を動かし続けるが、限界が近づいてくる。動きをセーブしようとすると、美穂が私の乳首を舐めてきた。強い快感に、理性がなくなってしまう。セーブしようとしていた動きを逆に加速し、スパートをかけ始めた。
美穂は、うめくような声をあげながら乳首を舐め続けてくれる。私は、あっけなく、搾り取られるように射精してしまった……。
「大丈夫? 腰、平気?」
美穂は、毛布にくるまって身体を隠しながら聞いてくる。今さら恥ずかしがっているのもおかしな気もするが、その仕草が妙に可愛らしい。私は、腰は平気だと答えながら、早くてゴメンと謝った。
「ううん。嬉しいよ。興奮してくれてるんだなって思ったよ」
美穂は、やっぱり恥ずかしそうに言う。そんな仕草がたまらなく可愛らしいと思う。思ったよりもセックスが早く終わり、そのまま裸で抱き合いながら色々会話をした。こんな風にまったりと過ごすのも、良いものだと感じる。
「パパって、元カノのこととか思い出したりする?」
唐突にそんなことを聞かれて、動揺してしまった。想定もしていなかった質問だ。正直に、まったくないと答えた。いま聞かれて、本当に久しぶりに思いだしたくらいだ。
「そうなんだね。なんか、ドラマでそういうのやってて、ちょっと心配になっちゃったんだ」
どうやら、いま見ているドラマで、夫が何十年ぶりに元カノと再開して、不倫関係になるみたいなシーンがあったようだ。もう少し若ければ、多少の浮気心はあったかもしれない。でも、いまはまったくない。現状の幸せな生活を、大切にしたいという気持ちでいっぱいだ。
「ありがとう。パパ、愛してる」
美穂は、心から嬉しそうに言う。でも、こうなると気になるのは私も同じだ。同じ質問を、美穂にした。
「……全然なかったけど、そのドラマ見て思い出しちゃった……ごめんなさい」
美穂が、正直に謝ってきた。心の中のことなので、黙っていればわからなかった話だ。でも、隠し事の出来ないのが、美穂の良いところだと思っている。多少の嫉妬心が湧き上がるのを感じながら、どんなことを思い出したのかと聞いた。すると、美穂は顔を真っ赤にしてモジモジし始めた。
「言わなきゃ、ダメ?」
美穂は、本当に恥ずかしそうで、本当に申し訳なさそうだ。こうなると、答えを聞きたくて仕方ない気持ちになってしまう。
「でも……怒らない?」
美穂は、子供みたいな事を言っている。怒るような話なのだろうか? 不安な気持ちが膨らんでしまう。怒らないから聞かせて欲しいと伝えると、
「うん……エッチしたことだよ。元彼と、そういうことしてたこと思い出してた」
耳まで真っ赤にしながら言う彼女。どんなことを思い出していたのかと聞くと、
「恥ずかしいよ……まだ若かったから、会う度にしてたこととかだよ」
と、答えた。本当に恥ずかしそうだが、なんとなく興奮しているような感じもする。そんなに元彼とのセックスは、印象的だったのかと聞いた。
「う、うん。だって、初めての相手だったし……」
美穂は、そんなことまで言う。美穂が何人と交際していたかとか、何人経験があるかとか、聞いたことはなかった。でも、なんとなく会話から、それほど多くはないと思っていたし、きっとそうだと思うようにしていた。
どんなセックスをしていたのかと聞くと、
「どうして? そんなこと聞きたいの?」
と、怪訝な顔をされた。思わず口ごもる私に、
「あっ、ヤキモチ焼いてるの? フフ、可愛い」
と、嬉しそうに微笑む美穂。確かに、嫉妬している。でも、それ以上にどんなセックスをしていたのか聞きたい気持ちが膨らんでいる。自分でも、どうしてそんな事が気になるのか不思議で仕方ないが、しつこくまた聞いた。
「私も若かったし、初めてのことばっかりだったから……色々なことしたよ。一日中部屋でしてたり、車の中でしたりもあったよ。ゴメンね、はしたないよね?」
強烈な言葉だった。そんなことをしていたなんて、想像もしていなかった。美穂は、どちらかというと淡泊というか、さほどセックスに執着はないタイプだと思い込んでいた。どうして私とはそんなことをしないのかと聞くと、
「そんなことしなくても、幸せだから。あの頃は、まだ恋愛自体もよくわからなかったし、そういうものだと思ってたからかな? ゴメンね、変なこと言っちゃったね」
美穂は、少し落ち着いたようだ。でも、私はまったく落ち着かない。むしろ、もっと気になってしまっている。
「そんなに聞きたいの? 変なの。でも、あんまり覚えてないよ。もう、昔の話だもん」
美穂は、なぜか楽しそうだ。私が嫉妬していることが、嬉しいのだろうか? 一日中部屋にこもってセックスをしていた……そんな話を聞かされれば、嫉妬するのも当然だと思う。一日中していて、痛くなったりしなかったのかと聞いた。
「痛くはならなかったけど、腰は抜けちゃったりしてたかな? 彼、すごく激しかったから」
美穂は、少し興奮しているような感じだ。元彼のことを思い出していると思うと、さらに嫉妬心が増す。嫉妬心に押されるように、美穂に抱きついてキスをした。
「アン。パパ、どうしたの? 興奮しすぎだよ~」
美穂は、そんなことを言いながらも舌を絡めてくる。でも、そんなキスにすら、元彼とこんな風にキスをしていたのだろうか? と、嫉妬してしまう。そして、そのまま彼女に覆い被さってしまった。
「アンッ、ううっ、パパのすごく固くなってる」
美穂は、驚いたような顔で言う。私は、激しい嫉妬に駆られながら、腰を動かし始めた。自分でも、興奮しすぎていると思う。腰の動きは、最初から激しくなってしまう。
「あっ、アンッ、パパ、すごいっ、気持ちいいよっ」
美穂は、すぐにあえぎ始めた。ついさっきしたセックスよりも、声が出ている。そんな美穂のリアクションに、元彼のことを思い出しているのかと聞いてしまった。
「うぅっ、ごめんなさい。思い出してる。あぁ、ダメぇ、思い出しちゃう」
美穂は、泣きそうな顔になっている。正直にそんなことを言われ、さらに嫉妬心が強くなる。どんなことを思い出しているのかと聞きながら、さらに激しく腰を振る。こんなに激しくしたのは、ほとんど記憶にないくらいだ。
「い、言えない、そんなの言えない」
美穂は、あえぎながら答える。私は、その言葉にさらにムキになってしまう。激しく腰を振りながら、何度も聞く。
「激しくされたこと……後ろから、突き抜けるくらいに突かれたことっ」
美桜は、叫ぶような声をあげる。声を抑えることなんて、すっかりと忘れているようなリアクションだ。その言葉を聞いて、すぐに美穂を四つん這いにした。美穂は、恥ずかしがるどころか、お尻を突き出すようにしてくる。白くて形の良いお尻、突き出していることで膣口まで見えている。
こんな風に、元彼を誘っていたのだろうか? 私は、そのまますぐに暴発しそうにいきり立っているペニスをねじ込んだ。
「ヒィッ、うぅあぁ、パパ、犯してっ」