嫁の友人に貸し出される俺


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「さやかとセックスしてみたい?」
 妻のまみに、突然そんな事を聞かれた。まったく想定していなかった質問に、俺は言葉も出ない。さやかさんは、まみの親友だ。高校の時からの友人で、32歳になった今も頻繁に会っている。俺も一緒に食事をした事もあるし、家に遊びに来た事もある。
 お互いに8歳の息子がいるので、何かとイベントごとも一緒だ。そんな風に、家族ぐるみでの付き合いをしている。旦那さんの章雄さんは35歳と俺より5歳年上だが、すごくとっつきやすい人だ。
 そんなさやかさんと、セックスをしてみたいかと聞くまみの意図がまったくわからず、ただただ戸惑っていた。でも、そんな質問をされて、正直さやかさんとのセックスを想像してしまった。さやかさんは、スレンダーなまみとは違って、ムッチリ気味のグラマラスな女性だ。その大きな胸に目を奪われた事は、何度もある。

「章雄さん、立たなくなっちゃったんだって」
 まみは、言葉も出ない俺に、そのまま説明を続ける。
「1年くらい頑張って色々試したけど、ダメなんだって。さやか、性欲強いから欲求不満たまって……限界みたい」
 そんな説明を続けるまみ。でも、浮気はマズいんじゃないかというと、
「もちろん、章雄さん公認だよ。なんか、申し訳ないから是非お願いしますって言ってるんだって」
 と、想像もしていなかった事を言う彼女。章雄さんが、公認しているどころかお願いしている? ちょっと信じられない話だ。
「うん。でも、本当みたいだよ。章雄さん、自分のせいでさやかが辛い思いしてるから、申し訳ないって言ってるって」
 真面目な章雄さんらいしいといえばらしい話だが、ちょっと飛躍しすぎているようにも感じる。でも、きっと1年の間、色々頑張ったんだと思う。その上での結論が、妻の友人の夫に、妻を抱かせる……話の筋道としては理解できるが、ちょっと現実味がない話だ。

 俺は、まみはイヤじゃないのかと聞いた。さやかさん夫妻がOKしてても、まみが同意しなければ話は進まないと思う。
「う~ん、そんなにイヤではないかな? 相手はさやかだし。それに、可哀想だなって……」
 まみは、意外な事を言う。まみは、結構ヤキモチ焼きだ。街を歩いていてミニスカートの女性を見るだけで、怒られるくらいだ。
「じゃあ、OKって返事しとくよ」
 俺がまだ返事をしていないのに、そんなことを言うまみ。
「なに言ってんの。こっちで返事してるじゃん」
 まみは、からかうように笑いながら、俺の股間を指で弾く。勃起しているペニスを弾かれて、思わずうめいてしまった……。

 まみとのセックスは、最近少し減っていた。倦怠期とかそういうわけではないが、息子が大きくなってくるにつれ、なかなかやりづらい。そんな中でのさやかさんとのセックスに、つい期待してしまう。でも、同時にまみの事が心配になる。口ではイヤじゃないと言っているが、実際にさやかさんとセックスをした後、酷いヤキモチを焼くのではないか? そんなことを想像してしまう。
 次の日、息子が寝た後に軽く晩酌をした。その時に、
「さやか、喜んでたよ。土曜日、トワイライト行くでしょ? その時にどうかなって」
 と、言い出した。明後日の話だ。息子がトワイライトスクールに行くので、そのタイミングでと言う事みたいだ。まさか、昼間からするとは思っていなかったので戸惑ってしまうが、本当にするんだなと言う驚きもある。俺は、黙ってうなずいた。
「じゃあ、返事しとくね。しっかり満足させてあげてね」
 まみは、からかうように言う。この会話をしている限りでは、本当に嫌がっている感じはない。俺が他の女性とセックスする事に、抵抗はないのだろうか? イヤだとかそういう気持ち以上に、親友の力になりたいという気持ちが強いのだろうか? 女性の友情は、よくわからないなと思ってしまう。

 土曜日、まみが息子を学校に連れて行った。俺は、とりあえずシャワーを浴び、歯を磨く。なんか気になってしまって、2回磨いた。鼻毛を切ったり、爪を切ったり、落ち着かない時間を過ごしていると、意外に早くまみが帰ってきた。すぐに玄関に出迎えに行くと、そこにはさやかさんもいた。
 相変わらず、ムチッとした肉感的な身体だ。薄手のニットを大きく盛り上げている胸、そこまでミニスカートではないが、ムッチリした太ももも見えている。
「こんにちは。ゴメンね、変なお願いしちゃって」
 さやかさんは、笑顔で挨拶をしながら部屋に上がってくる。自分の家のような気軽さで、すぐにリビングに移動した。俺は、勃起している股間をなんとか隠すように話を続ける。
 なにを言ったら良いのかイマイチわからず、思わず本当にするんですか? と聞いてしまった。
「私じゃ、イヤ?」
 さやかさんは、ねっとりした目つきで聞いてくる。なんというか、すでに発情しているように見えてしまった。俺は、とんでもない! と答えた。
「じゃあ、シャワー借りるわね。一緒に入る?」
 おどけたように言うさやかさん。すでにセックスが始まったような、なんとも言えない妖艶な雰囲気になってきた。俺は、もう浴びましたと答えた。

「フフ、やる気満々なんだ。嬉しいわ」
 そう言って、浴室に向かう彼女。フェロモンが溢れ出ているような姿だ。こんなさやかさん相手でも、章雄さんは勃起しないのだろうか? 会話しただけで勃起してしまった俺には、とても信じられない話だ。
「結局、やる気満々じゃん。ホントにもう……」
 まみは、ぶつくさと文句を言う。なんというか、嫉妬しているような心配しているような、なんとも言えない不思議な態度だ。いつにない態度に、まみの緊張が見えるようだ。
 俺は、どうやったら良いのかと聞いた。まみの考えも、さやかさんの考えも聞いていない。色々と打ち合わせをするべきだったなと、今さら思ってしまう。
「どうやってって、童貞か」
 からかうまみ。
「普通にしていいよ。私とするみたいに」
 まみは、平然と答えた。俺は、キスもして良いのかと聞いた。なんとなく、それは嫌がるかなと思ったからだ。
「う、うん。良いよ、普通に……」
 まみは、そう答えながらも少し躊躇が見える。嫌がってるまでは行かなくても、引っかかるものはあるみたいだ。すると、タオルを身体に巻いた状態のさやかさんが戻ってきた。髪もアップにしていて、うなじがセクシーだ。そんな姿に、ドギマギしてしまう。

「お待たせ。じゃあ、まみ、健太さん借りるわね」
 そう言って、俺の手を引き寝室に向かう彼女。すると、まみもついてくる。
「あら、まみも来るの?」
 さやかさんは、意外という顔だ。
「うん。だって、二人きりだと不倫みたいでしょ?」
 まみは、わかったようなよくわからないような事を言う。
「フフ、そうね。じゃあ、恥ずかしいけど見てて」
 さやかさんは、あっさりと同意した。友人に自分のセックスを見られるなんて、想像しただけでイヤな気がする。少なくても、俺は友人に自分のセックスなんて見せたくない。女同士だと、少し感覚が違うのだろうか?
 そして、寝室に着くと、そのままベッドに座る彼女。タオルを大きく盛り上げている胸が、たまらなくセクシーだ。上から見下ろすと、胸の谷間も見え隠れしている。すると、俺の視線に気がついた彼女が、
「おっぱい、見る? ちょっと垂れてきてるけど」
 と、イタズラっぽく微笑む。俺は、ほとんどノータイムで見たいと伝えた。
「フフ、おっぱい星人なんだ」
 そんなことを言いながら、タオルを外し始めた彼女。すると、大きな谷間が見え、すぐに豊かな乳房と乳首まで見えた。確かに、Fカップ以上はありそうな胸なので少し垂れている。でも、重さのせいでそうなっているだけで、充分張りがあるように見える。
 乳輪も乳首も大きめだが、色は薄めだ。子供がいる人妻にしては、綺麗だと思う。そして、ヘアがない事にも驚いた。まるで無毛だ。
「章雄、ロリコンだから永久脱毛したの。興奮するかなって。でも、ダメだったわ」
 そんなことを言う彼女。健気に色々と頑張った事が伝わってきて、なんとも言えない気持ちになってしまった。そこまでしても、立たなかったのだろうか? 俺は、すでに完全に勃起している。この身体を見たら、ほとんどの男はこうなるように思う。
 俺は、もの凄くセクシーで綺麗だと伝えた。もちろん、完全に本心だ。
「ありがとう。フフ、反応してくれてるね。嬉しいわ」

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