僕は『ジュン』25歳。『かわいいね』『カッコいい』『ジャニーズに入れるよ』小学生の頃から周りの大人や初対面の人からも言われてきた言葉。 この言葉が大嫌いで自分の見た目がコンプレックスだった。 僕の曾祖母の祖母は明治時代の『お雇い外国人』の身のお世話をしてた人で、その外国人の子供を妊娠した。その外国人は任期が終わったら家と少々のお金を置いて一人で帰国したと言う。誰なのか父に聞いた事あるが『教科...
あれから僕とサチは『二匹のエロザル』になった。 二人っきりになれば『ヤるのが当然』って感じでお互いを求めた。 サチの家、僕の家、ひみつ基地、廃屋・・・場所なんてどこでもよかった。ただ『自分を開放させたサチの声』が大きいからそれだけは気を付けてた。 いつも決まってサチの『一番深いところ』に出していた。サチも『もっと深く』と出される時は両足で僕の身体を抱え込んだ。 「この間さ、帰りに歩いてたら太...
今河ようじん
あや鳥
江森うき
高野真之
「コンコン」 小さなノックの音で僕はゆっくりとドアを開けたらマキが浴衣姿で立ってた。 「こんばんわ~あれ?タケシは?」 「タケシに伝えると面倒な事になりそうだから言わなかった。んで、今はあんな感じ」 指した向こうにタケシが座卓に突っ伏して寝ている。 「ん、正解(笑)」 するとドアを大きく開けてサチが入るなり、タケシの頭をいきなりどついた。 「オイコラ!!寝てんじゃねぇよ!!」 だいぶ様子がお...
林間学校に行く前日の『帰りの会』で担任の先生が、 「山育ちのお前らが『自然に親しんでキャンプする』っても『なんじゃそりゃ?』なので、校長先生と相談して今年から単なる一泊旅行にしました。あまりハメを外しすぎて宿泊先に迷惑をかけて『今年限り』って事がないように。あ、○○荘は校長の親戚の旅館だから本当に迷惑かけるなよ。以上」 何だか色々『わかりやすい』話だった。 翌日、集合時間に合わせて学校に来て...
コンクリートブロックを積み上げたトタン屋根の元農機具置き場のひみつ基地の中にタケシに続いて入った。タケシの後に続いて入った。少し乾いた土埃の匂いがする。 すりガラスの窓があるせいか中は明るくて、6畳ほどの広さがあって床の部分はブルーシート、奥にはベッドまであった。 「三年生の時にここを見つけて、放課後に少しづつ作ったんだ。夏は下にある沢で水浴びもできるよ」 「タケシ、スゴいよ!」 「えへへ(...
今から30年ぐらい前の話。 父の仕事の都合で東京から五年生の春に全校児童が25人ぐらいの田舎の小学校に転校した。 五年生は男子は一人だけで女子が二人のクラスだった。 一人だけの男子『タケシ君』は今でずっと肩身が狭い思いをしてきたのか、転校当日からすぐに仲良くなった。身長は僕とあまり変わらないけど、色黒で坊主頭の『野生児』って感じだった。 「一度、同級生と『連れション』してみたかったんだよ。ト...
小6の時、マサヒコ君という同級生に苛められていました。僕がバレエを習っている事を揶揄して、 「バレエなんてホモのする事だ」 と言います。それは言いがかりだと抗議すると、 「あのタイツ姿がホモそのもの、あんな姿になるなら死んだほうがマシ」 と断言します。怒り心頭に発した僕は半ズボンに黒タイツという姿で登校しマサヒコ君に問いました。 「マサヒコくん、タイツ穿いてきたよ、ホモに見える?」 僕のスラ...
小学6年生の時でした。夏の暑さが来るとどうしても思い出してしまいます。 僕は当時、ときどき「女男」とか「オカマ」とか「白ンボ」とか言われるような容姿でした。 夏休みに入ってしばらくして、隣のクラスのAくんから電話がかかってきました。 A「うちに、遊びに来ない?Bくん、Cくんもいるよ。」 僕『うん、行く。』 A「・・・ちょっと短パン履いてきてよ」 僕『え?別に今履いてるけど』 A「ああ、じゃあ...
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