田舎 ⑤


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30文字数:4373

「コンコン」
小さなノックの音で僕はゆっくりとドアを開けたらマキが浴衣姿で立ってた。
「こんばんわ~あれ?タケシは?」
「タケシに伝えると面倒な事になりそうだから言わなかった。んで、今はあんな感じ」
指した向こうにタケシが座卓に突っ伏して寝ている。
「ん、正解(笑)」
するとドアを大きく開けてサチが入るなり、タケシの頭をいきなりどついた。
「オイコラ!!寝てんじゃねぇよ!!」
だいぶ様子がおかしい。
「何?ここスゴく『オス臭い』んですけどぉ~!!」
「そうだね。何か臭い」
マキも同調するが、でもサチとマキの『匂いの方向性』はまだ一致してないと思う。

タケシは何が起きてるのか理解出来ないようだったが、僕もサチに何が起きてるのか理解出来ない。

「ごめん、原因はこれ」
マキが申し訳無さそうな顔で中身が3分の2ほどのハーフボトルを見せた。
「⁉」
マキをあわてて部屋に入れて鍵をかけた。
座卓には寝ぼけのタケシ、一撃入れて気が済んだのか今度はニコニコ笑ってるサチ、ワインボトルを抱えるマキと情報収集する僕。
なにやらカオスだ。

「水族館のお土産で買ったけど、ウチの父親はワインなんて飲まないし、先生も居ないから試しに『サチに飲ませちゃえ』って(笑)」
全然笑えない。バレたら大事件間違いなしだ。優等生キャラだと思ってたマキがこんな『やんちゃ』だとは思わなかった。

マキはワインボトルをドンと座卓に置いた。ラベルにはイルカのイラストが入ってる。
「え?ワイン!飲も飲も!!」
やはり真っ先に食いついたのがやはりタケシだ。マキは茶卓から湯呑みを人数分出してる。やっぱり飲ませる気だ。

「それじゃ改めてカンパ~イ!!」
とマキの音頭で飲み始めた。『ヤバい』と思いながらも僕も空気を読んで『巻き込まれる』事にした。
度数は高くないし、残った量を4等分したから大した量ではなかったが、胸が熱くなって顔が火照る。
一杯飲み終わる頃にいきなりサチが立ち上がり
「見て見て~!!これカワイイでしょ?!」
と浴衣を脱いで下着姿になった。
レースを多く使った大人っぽい下着だった。つ~か、乳首が透けてた。
「これね、マキと一緒にイオンモールまで行って買ってきたの?ケータ、タケシどう?」
豪快にネタバラシした上でポーズまで付けてる。横でサチを見上げるマキは頭を抱えてしまった。
「ほら、せっかく買ってきたんだからマキも見せなよ~!!」
「ちょ!!サチ!!ストップ!!やめてってば!!」
マキが必死に抵抗する。
「マキがサチに飲ませたんだから責任とりなよ(笑)」
僕もそんな無責任な事を言う。隣の『エロザル』は目が点になってた(笑)
「あ~、この前言ってた『買い物』って下着?なかなかやるじゃん!!(笑)」
「んも~!!ケータ!!恥ずかしいじゃない!!」
裸は見せても下着姿は恥ずかしいんだ。

サチが隙をついてマキの浴衣を剥ぐ。白いスポブラで白いショーツ。淡いピンクの縁取りがしている。何となくマキらしいチョイスだ。
「似合ってるよ。カワイイ(笑)」
タケシが褒める
「もう、タケシったら・・・」
あ、マキのスイッチが入った。
一口二口のワインだったが小学生を『ご陽気』にするにはいい量だった(半分近く飲んだサチを除く)。
みんなそれぞれに『スイッチ』が入った。

サチが僕の隣に座り寄りかかる
「ねぇ、サチの下着カワイイ?」
「うん。とっても可愛いよ」
「どのへんが?」
「えっちなこのへんが」
と透けてる乳首をチョンとつく。
「やだ~も~えっち!!」
と言いながらも、まんざらでもない表情をする。
向こうは向こうで何かやってる。マキがタケシを横抱きして何やら話してる。
『体勢が逆じゃね?』と思ったけどまぁいいか(笑)

「ケータ、『このあいだの続き』しない?」
と言ったとたんに浴衣の隙間に手を入れてトランクスを脱がされる。
「すっごい『オスの匂い』・・・」
タケシとしたときにナメてティッシュで拭いた程度だったからだな。そんな事言えないけど。
下着姿の女の子に責められて僕はもうボッキしている。
「おチンポナメていい?『私、上手いんだよ』」
ほとんど帯だけになった僕の股間に顔を埋める。
舌で亀頭を転がすようにナメたり、尿道口に軽く舌を入れたり、玉袋までナメてくる。言っては何だがタケシとは比べ物にならないくらいに気持ちいい。
「サチ、気持ちいいよ」
「ホント?うれしい」
「じゃ、こういうのはどう?」
と僕の両足をもちあげて
「広げてそのまま抱えてて」
「お尻のあなまで丸見えだよ・・・恥ずかしい・・・」
「ケータったらオムツ交換の赤ちゃんみたい(笑)」
と言って今度はお尻に顔を埋めた。
温かくて少しザラついたサチの舌が僕のお尻を刺激する。
「ア、アッ、ア~、ダメ!!サチ!!汚いよ」
サチの舌はクチョクチョと音を立ててあなをナメたり、玉袋をナメて軽く唇で挟んだり、しまいには舌を入れて出たり入ったりを繰り返す。ずっと僕は気持ちよくて声を出していた。
もうほぼ裸の二人は唖然としてこっちを見てる。

僕の意識が半分飛ぶほどナメられて、やっと舌を離してくれたサチは
「せっかくの下着が汚れちゃうから脱いじゃおっかな~ケータ、脱がせて」
とサチは僕の目の前に立った。
『え⁉僕が?』とも思ったが、断る理由もみつからないからショーツに両手をかけてゆっくり降ろす。まだ無毛のワレメが何かいやらしい匂いと共に現れてショーツと糸を引いている。
サチは僕にまたがり
「ケータの『はじめて』もらっちゃおっと!!(笑)」
今日は二度も『卒業』させられるとは、なんて日なんだ。
サチはチンコ愛おしそうに軽く数回シゴくと、そのまま持って迷いなく腰を沈めた
「やっぱりケータの・・・すごッ!!」
サチの中は熱くトロトロに溶けてるみたいに僕のチンコを包む
やはりサチは口を抑えて声を出すのをガマンしているみたいだ。
サチはゴリゴリと押し付けてくる。
もう僕のチンコの根元や玉袋はサチのでビショビショになってる。
気持ちいいけどもう2回もタケシに出されてるから余裕はあった。
僕はサチにもっと気持ちよくなってもらいたいと思いっきり腰を突き上げた。

「んん~!!奥まで・・・ン、ン、ン・・・アッ。・・・気持ちいいよぉ」
「サチ、そろそろ・・・」
「いいよ。いっぱい出して。私も『まだ』だから、中に・・・」
「サチ!!いくッッッ!」
「私も!!」
二人で激しく痙攣させて果てた。
僕は身体を起こしてぐったりするサチを両腕で支えた。少し見上げたところにサチの顔がある。思わずキスした。
口の端からよだれが流れるほどのキスして、サチは僕の目を見つめて
「順番が逆になっちゃったね。ありがとう」
と微笑んだ。

もう時計は11時を過ぎていた。浴衣を着直してぐったりして動けなくなったサチを抱きか起こしてなんとか隣の部屋に連れて布団に寝かせた。
その一部始終を見てたマキが
「ケータ、見た目以上に『男』だったよ」
と笑った。

さらに部屋に戻ってタケシと一緒に茶碗を洗面台で洗って拭いてから窓を開けて換気して、ワインボトルは僕のバッグに入れて隠した。まさかここに置いては帰れない。畳も洗面台の下に置かれてた雑巾で拭いて布団を元に戻した。
『証拠隠滅』の指揮を取ってる僕が『一番わるいやつ』って気がしてきた。

「今日は三回も出したな!!俺は二回だけど」
タケシが笑う。
「そのうち二回はタケシじゃないか」
「どれどれ『サチの味』は?」
と浴衣を脱がそうとする
「もうやめてよ~!!(笑)」
忘れられない濃厚な一日が終わった。

翌朝6時ごろにタケシに起こされて朝風呂に入る。温泉がよほど気に入ったのか『まだ入ってる。先に行ってていいよ』とタケシが言うので上がって部屋に戻る廊下でマキとすれ違う
「おはよう。サチは?」
「まだ寝てる。『昨夜はどんな激しい事したのやら・・・』」
「全部見てたくせに(笑)」
「まぁね(笑)ハイ、ハイタッチ!!」
(パーン!!)
何故かハイタッチしてその場を別れた。

広間でサラダ、ハムエッグとか普通の朝食が出て、先に三人で食べ始めた頃に、少し遅れてサチが現れた。
三人に妙な緊張が走る。
マキが気を使って
「サチ、大丈夫?」
「うん、少し頭が重いけど、あ、美味しそう~!!いただきます!!」
僕はサチの顔をまともに見られない。
サチもチラッとこっちを見た気がした。
四人とも黙々とご飯を食べて、場が持たないけど、逃げ出すのも不自然と思ったのか全員オバサンに勧められるがまま『おかわり』を連発した。

部屋に戻り先生の迎えが来るまで四人でゴロゴロしていた。
急にサチが
「昨夜の事、全然覚えてないんだけど、何かあった?」
タケシが
「いや、別にィ~」
あ、コイツ演技が絶望的に下手だ。
サチが笑って
「そっか、ならいいんだ。迷惑かけちゃったかなって」

10時に先生が迎えに来て
『お世話になりました!!』
とオバサンに挨拶して
「皆さん『いい子』で食べっぷりが良くてオバサン『気持ち良かった』ですよ(笑)」
と言ってくれた。

帰りは特に予定もなく、少し遠回りして海岸を散歩して、ドライブインで昼食を取った。僕はそのスキにワインボトルを外にある『燃えないゴミ』に捨てた。ワゴンに戻る際にタケシとマキが気を使って、3列目のシートにサチと僕を座らせた。

最初は前に座る二人が聞き耳を立ててるようだったが、やがてお腹いっぱいで寝てしまった。サチは僕の手を軽く握って耳打ちする
「ホントはね、『全部覚えてる』。あれ、全部わかってて自分の意志でやった事だから」
「・・・」
「でも前の二人にはスゴいトコ見せちゃったね(笑)」
「そうだね。特にマキがビックリしてたよ(笑)」
「最初は『見せる下着を買う』ってマキがノリノリだったんだけどね。勇気が出なくて最後まで出来なかったみたい(笑) 私ね、ずっとお兄ちゃんに怖くて強い口調で命令されてばかりでビクビクする癖がついたの。ずっと抑え込んで。マキもそんな感じでしょ?だから人前ではそういう風になっちゃった。もちろんマキは悪いコじゃないって判ってるけど(笑)もっと自分を変えなきゃね」
「今まで色々ガマンしてきたんだな。もうガマンしなくていいよ」
「うん・・・」
僕はサチの手を強く握り返した。
「ところで、タケシへのあの一撃は?」
「もちろん『計画的犯行』。だってあんな事言われたらムカつくでしょ?(笑)」
「色んな面で強いんだな(笑)」

ワゴンはすでに海沿いの道を離れて僕らの住む山間の村へ向かっていた。

 

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