アマテラスとスサノオはそれぞれ持ち物を交換。
アマテラスはスサノオの剣を口に含んで噛み切り息を吹き付けると女神三柱が出現し、スサノオも同様にアマテラスの玉を噛み切り域を吹き付けると男神が生まれました。
一見するとアマテラスが女神を、スサノオが男神を生んだように見えますが、実際にはそれぞれの持ち物から生まれたのでありスサノオの子が女神でありアマテラスの子が男神なんだそうです。
・・・なら何故わざわざ持ち物交換などしたのでしょうか、ややこしいですね。
この複雑な内容は、後世に色々と解釈の余地を残したようです。
特に剣・宝玉がそれぞれ男根・女陰の隠喩であると思われる事から、二人の交合をほのめかしているのではないかと推測する人は多く見られます。
例えば「『記紀』神話ではアマテラスとスサノオは姉弟とされるがそれはひとつの文飾であって、前後の行動からするとスサノオはアマテラスにツマドイにきた男にすぎ」ない(「一万年の天皇」P22)と述べる論者も存在しているのです。
因みに「ツマドイ(妻問い)」とは、古代から王朝時代にかけての婚姻形式で、男が女の家を求愛のために訪れて歌の遣り取りをします。
最初は女は拒絶的な返事をわざと返し、男女の遣り取りが更に続いた後に女性が求愛を受け入れるのです。
その後は、男が女の家に通ったり住み込んだりするのが常でした。
なるほど、この視点で見ると、スサノオはアマテラスのもとを訪れ、当初は拒まれて遣り取りした後に子作りをしています。
そしてその後は、しばらくスサノオは高天原にとどまっている。
なお、この際にスサノオは高天原で狼藉を働いているのですが、この時にはアマテラスは最初に彼が訪れたときの拒絶ぶりとはうってかわってスサノオを庇っています。
結局はアマテラスは怒って天の岩屋に身を隠してしまうのですが、ここではこれはまた別の話。
以上から分かるようにスサノオは我が国初の「姉萌え」男でした、流石は「萌え」大国日本、「姉萌え」の起源は神話にまでさかのぼるのです。
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お姉ちゃんと弟と、アマテラスとスサノオは「誓約」(交合)を
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