「今日午後はお休みなの」
姉が突然そんなことを言う。
奥のテーブルで客はお年寄りが一人ラーメンを食べていた。
「直帰していいよ」
同僚の男が言う。
「姉弟で積もる話もあるでしょう」
厨房の旦那が目配せをする。
『そうか。いいにか』
姉の運転する車で昼下がり、ラブホに直行してしまった。
「だって。・・・そうだろ」
いきなり服を脱ぎ始めたら姉は笑って
「そうね。・・・そりゃそうだ」
と言って青いTシャツを脱いだ。
姉のおっぱいは先端が上を向いて乳首もピンクだった。
沸き起こる劣情の嵐。
「あなたは理屈っぽいのよ」
上目遣いの姉に対して残された選択の余地はもうなかった。
ベッドに横倒しになるとお互いの股間をまさぐりつつ天国への階段を駆け上がった。
「まきさん。お会計。だめだこいつ起きないわ。疲れてるんでしょ。しばらくこうしておいてください」
テーブルで顔を伏せいびきをかく男。ぴちゃぴちゃとよだれを垂らして寝言を言った。
「ねえ、さん・・・もっと」