「M美さん。よろしく頼むよ」
義兄からの電話はそっけないものでお断りできないものでした。
「いいじゃないか。仲のいいところを見せつけしてやろうぜ」
夫は夫で逆にイキっちゃって男って何でこうなるのかしら。
マンションの玄関わきの小部屋に寝泊まりすることになったのは受験生の甥でした。
都内の予備校で10日間の夏季講習。どうか何事も起こりませんように。
ところが早速のように来た早々見てしまったんです。
甥っ子のお稲荷を。それは目を疑うような巨根でした。それも事後なのかぐったりしている。
半開きの引き戸を思わず音を立てて閉めてしまいました。
それでも何事もなかったかのように甥は目を覚ますとシャワールームに。
何気に部屋をのぞくとテーブルの上のノートにはこんな回文が。
タイ釣り船にコメを洗う
はいはい
ノースリーブのお胸がゆさゆさ揺れました。