渡航が緩やかになり始めた昨年10月、私達夫婦は台北に渡りました。私は小さな会社ですが美術品の輸入業を営んでいて、妻・香菜もHPデザイナとして助けてくれています。結婚して5年になりますが、子供には恵まれず、出来るまでなるようになれで来ました。香菜はこの時で33歳、私は38歳。買い付けには通常私の単独行でしたが、この時は香菜が台湾料理を食べたいと付いてきたのでした。
桃園空港到着が午前11時、台湾の陽射しは夏のそれで、気温湿度ともにムッとするものでした。バスで市内に移動、ホテルにチェックイン、カジュアルウェアに着替えをして、ランチに出掛けました。香菜は夏の装いで、ノースリーブにデニムのショートパンツ、小柄なせいで現地の女子学生にしか見えません。
行きつけのチャイニーズレストランでしたが、『美味しかったね』妻は大満足の様子です。その時です。
「Mさんじゃないですか!」と隣のテーブルから声をかけられました。
扱い商品こそ違いますが同じ輸入業の谷口さんでした。私は横浜、谷口サンは神戸が拠点ですが、時折は各地各国の情報を交換する仲でもあり、信用のおける人物でもありました。谷口さんも奥様同伴で買い付けに来たとの話で、互いに会話が盛り上がりました。谷口夫人の由奈さんはふくよかな色白の和風美人で、香菜より少し年長ですがたちまち意気投合、肩を寄せ合って観光雑誌に興じている模様です。
谷口夫妻はこれから高雄台南に移動するとのことで、四人で店を出ました。週末、台北に戻るので、その時にディナーをご一緒することを約して別れました。
ホテルに戻り部屋に入ったその時です。香菜がしなだれかかってきました。『して』と。
香菜は私をベッドに押し倒し、もどかしくもズボンのベルトを外していきます。そして…
「うっ」香菜のかわいい唇中で私のペニスはたちまち漲っていきます。
激しくフェラを続けながら、香菜は上目遣いに私を見上げます。こんな香菜は珍しい、どうしたのかと名状しがたい思いのまま、香菜はホットパンツと赤いパンティーを真っ白な下肢から抜き取り、おもむろに私の上にまたがってきます。そして
『あ、あーっ』しとどに濡れた蜜壺で私のペニスを悦楽に導きます。女性上位の体位ですが、香菜がみずからこの形になるのは初めてといっていい。
『あん、あんっ、いいっ、うあ』私の上で激しく腰を使いながら、身に付けていたノースリーブを自分で脱ぎ捨て、背中に手を回し赤いブラのホックを外します。
ぷるんっ。香菜の形のいいバストが。驚いたことに、双のピンク色した乳首が1センチ以上もそそり勃っています。胸は感じる方ではあるが、ここまで乳首をおっ立てるのを私はかつて見たことはない。そして私の両の手を掴み乳房に誘います。
髪は汗で水を浴びたかのように濡れ、彼女が腰を遣う度に滴となって私とベッドに散っていく。
そして…『あんっ、あ、駄目えっ、私、変!いや、ひっ、あんっあんっ!』背を反り返し、香菜は絶頂に達していきました。同時に、私も香菜の膣の中に精を放っていた。肩で息しながら香菜は崩れ落ちます。匂い立つ濃厚な香りが二人を包む。下半身は汗とラブジュース、そして私の放ったスペルマでベトベトだ。
どれくらい経っただろうか。二人は身体を離し、互いにシャワーで汗を流しました。壁の時計を見たら、部屋に戻って、おそらく小一時間は経っている。セックスはそれくらい、香菜は二度はアクメに達していた筈だ。
僕 「どうした」
香菜『わからない。ホテルに戻る途中から身体が熱くなってきて』
僕 「珍しいね。君があんな積極的なのは」
香菜『恥ずかしい。言わないで』
しかし、僕は何となく見当はついていた。原因は谷口だ。彼は違法ではないけれど、その種の薬剤を扱うと聞いたことがある。精力剤や媚薬の類だ。そういえば、レストランでも谷口は香菜のショートパンツから伸びる脚と胸に下品な視線を送っていたのが気になったし、夫人が香菜の皿の世話をしていた。その時に媚薬を混ぜたのでは…。
週末、四人で再見した時、どうなるのだろうか。