ある中年男のエロい思い出実録(長文・続き物) Part 21


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【彼女の家でのセックス~その①】
 彼女との交尾で気をつけていた事は、ほかのカップルなら先ずは何を置いても避妊ということなんでしょうけど、私達の場合は特に何もありませんでした。合う約束をしたら、単にそのままお互いがトイレにでも行く様な感じで気軽にセックスするだけだったので、ただ時間と場所さえあればよかったのです。
 そういう意味では一番没頭できたのが、回数こそは多くないものの彼女の家でしたセックスでした。もちろん、夜は彼女の母親が仕事から返ってくるのでタイムリミットはありましたが、安上がりだし真っ昼間でも他の誰かに見られたりすることもなく、彼女に思いっきり声を出させてあげることもできたので一時は夢中になったりもしました。
ちょうど、あの頃は流行っていたエロビデオを友達から通販で便乗購入させてもらったのが届いたので、二人で観てみようという事になったのでした。ビデオデッキのある所はもうお互いの家しかなく、必然的に昼間は誰もいなくなる彼女の家で観る事にしました。彼女の母親は勤めで、一人いた妹は当時まだ高校生でした。でも、ちょうどその頃は妹の高校では夏休みを利用しての留学生の交換が行われ、彼女の妹がアメリカに短期ホームスティ中でした。したがって、彼女の家には日中誰もいませんでした。これをめがけて、有休休暇を取って朝から彼女の家にお籠りです。
 彼女の家には、あの頃人気のあったシェトランドシープドッグが飼われていて、誰も居ない日中は家の玄関内で一匹、寂しく留守番をしている毎日だったようです。犬のストレスも多少は溜まっていたのでしょう。さっき見送ったばかりの彼女がすぐに帰宅したので、てっきり散歩にでも連れて行ってもらえると思ったのか、大きな体ながらにシッポを振リ続けて甘えてきました。ところが、彼女は一緒に入ってきた連れのオスとなにかソワソワしていて、全然構ってくれそうな気配がないどころか、すぐに2階へ上がろうとしています。
 玄関の内鍵を掛けて二人ですぐに二階に上がろうとした瞬間から、二人がこれからしようとしている何か重要な事の内容をその犬は悟ってか、興奮して「クーインクイン!」と鳴いてました。普段はおとなしくてあんまり吠えないと彼女は言ってましたが、何だかちょっと我慢しているようで可哀想な感じもしました。
 ビデオは洋物でした。当時は、和モノと洋モノではやはり迫力がというかどエロさが違ったので、彼女にも外人のデカいペニスやスポーツのような激しいセックスを見せつけてやりたい気持ちもあったのでした。もっとも、和モノの方は普段彼女がやっているよりおとなし目だった位なので、彼女に見せる意味はあまりなかったと思います。
 さて、2階にある彼女の部屋で観たのですが、モデルのように綺麗な女性が屈強な男とモロにセックスしてる裏ビデオで、二人で「あっ、ここスゴイ!」「なにこれ、外人のって、スゴイ」とかいいながら観ているうちに、私の方が我慢できなくなって、まだビデオが廻っているうちにそのまま座布団の上で彼女にちょっかいを出し始めていました。彼女は、ショーツの中に指を滑り込ませられながら、「あぁ、ちゃんと見てなきゃダメでしょ!」と私をたしなめてきましたが、考えてみればおかしなセリフでしたね。
 そこでは、スケベなものを見ながらスケベなことをするのが目的でしたから、彼女はあっという間に全裸に・・・。最初のうちはテレビの中で男女がする行為をそのまま真似てみたりしていましたが、それさえももどかしく、我慢できなくなってテレビの中の二人よりひと足お先に69で覆いかぶさってました。結局、彼女とはベッドの上にはあがらずじまいで、そのまま毛足の長いカーペットの上で最後まで行くことになるのですが、その間はずっと彼女の声が下にいる犬に聞こえたらしく、下の階では犬の切羽詰まったようなただならぬ雰囲気が伝わって来ていました。犬からすれば、何やらご主人である彼女の悲鳴のようなただならぬ声を聞いていたのでしょう。飼い主への護衛本能からか、「ヴッーーー!」と低く呻っていました。
(つづく)

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