序章 私と夫との出会いは、運命的なものでもロマンチックなものでもなく ごくありふれたお見合いのようなものだった。 高校を卒業後、私はテ●●スタッフという派遣会社に登録し 秘書検定にチャレンジしたり、様々な研修なども積極的に受講して ある企業の総合受付スタッフとして勤務していた。 受付、、会社の顔とも言うべきこの仕事に私は誇りと責任を持って取り組んでいた。 そんなある日、昼食休憩から戻ってきた...
どうしてこうなってしまったのか? 私は子供の頃から異常にプライドが高くて、例え相手が教師であっても 他人に屈することが我慢できなかった。 そのような面倒な性格になったのは、恐らく幼少時の環境に原因があると思われる。 物心ついた時には既に父が居なくて、私は母の女手ひとつで育てられた。 余裕のない暮らしではあったが、綺麗で優しい母のことが大好きだったため 母との二人暮らしは決して悪いものではなか...
とろとろレジスタンス
ディーゼルマイン
ちまラボ
シロイルカ
昨年1月にリストラされて転職活動をしてきたが 箸にも棒にもかからず 経験してきたOA機器のルートセールスはどうにも潰しがきかない 他業種の営業にもチャレンジしてみたがやはり畑違いとのことで ”お祈り”されるだけ 家族は妻と4歳の娘の三人暮らし 妻には失業してることも転職活動してることも内緒だった 今夜は妻の得意料理「ロールキャベツのボルシチ」が夕食 家族みんなで箸をつつきながらいつもの団らん...
「なあ、お前、いつまで子会社でもない下請けを使ってるの?」 その日も上司から子会社を使えと叱責されたが、俺はいつも通り「コストを抑えられるからです」と答えた。 部内トップレベルの成果を上げている間は、ある程度は自由にできる。 当然、上司が子会社を使うように言う理由や意図は分かるが、俺にだって事情があった。 俺は大学を卒業後、自動車業界に就職した。いわゆる自動車本体を作る完成品メーカーだ。 一...
少し気恥しいですが、ハッキリと申し上げます。 私は夫を心から愛しています。 夫のような優しく尊敬できる人と出会い、結婚して貰えたことは奇跡だと思っています。 夫はいつも自分のことよりも私のことを考えてくれる人でした。 私を本当に愛してくれ、私も夫を心から愛し、幸せな結婚生活でした。 特に私は夫が両親から受け継いだ工場で働けることがとても誇らしく楽しく思っていました。 仕事内容は肉体労働の部類...
私は一昨年の12月に念願だった飲食店を開店させました。 同年11月にかつての同級生だった妻と結婚したばかりでの船出でした。 店は地元で開店させたこともあって、 私と妻共通の同級生達や近所の知人(主に妻の)などが積極的に応援してくれて良い感じでスタートできました。 開店から1か月も過ぎると知人達も一通り来店済みになりますので、客足が遠のくものと不安に思っておりました。 しかし、嬉しい悲鳴ですが...
恐ろしい食人鬼族の男戦士たちの輪姦や食人から脱出した美少年と女戦士は全裸のまま、必死で逃げます。 何となく遠くから追っ手と追っ手の犬の叫び声や鳴き声が聞こえて来ます。 犬がいるなら匂いを消さないといけません。 2人は濁った小アマゾン川に丸太を浮かべ、流れに任せて下ります。 かなりの距離を下り、支流に入り、やがて岩山の中のトンネルに入りました。 川はゆるやかになり...
1年くらい前の話です。 年に3,4回くらいしか飲みに行かない友人が突然飲まないかと言ってきた。 私、佐藤健介、37歳、バツイチ、 友人は井上信二、37歳、既婚、子供なし。 前の会社の同期で当時はよく飲みに行っていました。 私は8年働いて退職し別の会社へ行ったのですが、友人はそのまま働き今では係長なんです。 「その後どうなんだ。」 井上と世間話から今の現状報告をし合い、そ...
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