きょくちょ
エノキドォ
どじろー
遠野えすけ
ふじざらし
唄飛鳥
シオロク
うしのみや
「まだ子供は作らないのか? 畑が腐るぞ」 部長の、下品で時代錯誤の言葉が響く。僕の家のリビングで、食事をしながらの会話の途中でそんな発言が出た。その言葉は、僕の妻の美桜に向けられたものだ。 部長は、仕事は出来るし面倒見は良いが、パワハラセクハラなにそれ? みたいな、昭和の遺物のような男だ。そもそも、頻繁に部下の僕の家に食事に来ること自体、今どきの常識から考えるとズレていると思う。 そし...
恵美とは結婚してまだ1年だが、彼女が大学生の時からの付き合いなのでもう7年ほど一緒にいる。 恵美は27歳で、小柄で可愛らしい女性だ。ただ、小柄だが少しむっちっとしていて、胸もそれなりにあるし、太ももも太い。 でも、僕は太ももの太い女性が大好きなので、本当に僕の好みそのものの女性だ。彼女は同じ大学の後輩だが、5歳年下なので大学で一緒だったタイミングはなかった。 ゼミの繋がりで知り合い、一...
ひげふらい
SAYA PRODUCTS
桃色温泉
夏目ベンケイ
「え? また別れたの? どうせ、浮気したんだろ」 妻の涼子が、遊びに来ている僕の友人の和人に、あきれたように言う。 「違うって、性格の不一致? 方向性の違いだよ」 和人は、相変わらず適当なことを言っている。昔から、いつもノリが適当だ。イケメンでモテるタイプなので常に彼女はいるが、あまり長続きしたのを見たことがない。 和人は高校からの友人で、親友と言っても良いと思う。草食系というか、どち...
「うん。それはわかったけど、私なんかの裸に、本当にお金出す人なんているの?」 妻の明日香が、怪訝な顔で言う。僕は、繰り返し同じ話をした。きっと上手く行くはずだし、上手く行かなかったところで何もデメリットはないと言うことを。 「うん……でも、やっぱり恥ずかしいな」 モジモジと恥ずかしそうにしている明日香に、ちょっと頑張ればすぐに家が買えるはずだと説得をした。 「そうだよね……普通に貯金して...
夕方からの雪で、路面凍結や渋滞が心配でいつもより早く帰宅した。今年の冬は比較的暖かくて、年末から年を越えた今日まで、一度も雪は降らなかった。 毎年、2回程度は大雪で交通がマヒする地方都市だが、今日の雪は天気予報でも予想されていなかった。慌てて車を走らせ帰宅すると、玄関に男性もののスニーカーがあった。 ただいまと声をかけると、リビングの方から、 「パパ!? お帰りなさい! ちょっと待ってて...
のぞみは、いつものように二分と保たずに果ててしまった夫のことを見つめていた。健吾は、荒い息遣いのまま、 「ゴメン、もう出ちゃった。本当にごめんね」 と、申し訳なさそうな顔で謝っている。のぞみは、内心の落胆を隠しながら、 「謝らないで。すごく気持ちよかったよ。愛してる」 と言った。 のぞみと健吾は、結婚して一年ほどだ。大学のサークルで知り合った二人は、お互いが一目惚れ状態で恋に落ち、6年...
そうです うんこしてました
妻の栄子と結婚して3年経ち、彼女も28歳になった。そろそろ子供を作ろうかという話をすることが多くなった。私も30歳になって、仕事もそれなりに出来るようになり、年収も1000万を超えた。 子供を作るには、良いタイミングだと思っている。でも、私には妻に話していない秘密があった。交際期間を含めると、5年も秘密にしていたいことだ。 私には、寝取られ性癖がある。栄子のことを、誰かに抱いてもらいたい...