スケベな想像をしていたわけでは断じてない。 ただ、栞さんのそう遠くはない未来に思いをはせていただけだ。 だが、それでも、彼女に真っ直ぐ見つめられると 僕は居たたまれなくなって、すぐに下を向いてしまった。 下を向いた視線のその先に、、、長テーブルの古びた汚れが目についた。 年季の入ったこのテーブル、ちょうど、人が1人、横になるのに良い大きさなのではないか、 ふと、そんな思いが頭に浮かんだ。 こ...
僕には長い間ずっと憧れ続けている人が居た。 18の時、初めて彼女を見たときの衝撃は今でも忘れられない。 僕は群馬の片田舎で生まれ育ち、県内ではそこそこ名の通った桐生高校へ進学した。 しかし、やってもいないカンニングの疑いを掛けらたことが発端で 教師と揉めて高校を中退してしまった。 それからは絵に描いた様な転落人生だった。 彼女と出会った18の頃は、 ちょうど東京の田町駅近くにある金融屋で働き...
粉織
高野真之
江森うき
千要よゆち
昨年の4月に中途で東北大学卒の美女が情報システム部に入社した。 「凄い美人が情シスに居るんですよ!」 当時、新卒一年目だった健太が研修で一緒だったとかで最初に熱を上げた。 「へえ。そんなに美人なんだ。じゃあ顔を拝んでやろうじゃないか」 会社にもよるだろうが、いわゆる社内SEと言われる職種は当社では雑用係りのようなものだ。 村松は健太が惚れ込んだエリート女に営業との力関係を見せつけてやることに...
昨年1月にリストラされて転職活動をしてきたが 箸にも棒にもかからず 経験してきたOA機器のルートセールスはどうにも潰しがきかない 他業種の営業にもチャレンジしてみたがやはり畑違いとのことで ”お祈り”されるだけ 家族は妻と4歳の娘の三人暮らし 妻には失業してることも転職活動してることも内緒だった 今夜は妻の得意料理「ロールキャベツのボルシチ」が夕食 家族みんなで箸をつつきながらいつもの団らん...
「うん。それはわかったけど、私なんかの裸に、本当にお金出す人なんているの?」 妻の明日香が、怪訝な顔で言う。僕は、繰り返し同じ話をした。きっと上手く行くはずだし、上手く行かなかったところで何もデメリットはないと言うことを。 「うん……でも、やっぱり恥ずかしいな」 モジモジと恥ずかしそうにしている明日香に、ちょっと頑張ればすぐに家が買えるはずだと説得をした。 「そうだよね……普通に貯金して...
息子が修学旅行に行ったタイミングで、妻と久しぶりに温泉旅館に泊まりにきた。 妻の佐江子は、38歳の少し肉付きの良い女性だ。草食系の私とは逆で、何事にも積極的で行動的な女性だ。いつも、引っ張ってもらっているイメージだ。 「なんか、ゆず君がいないと変な感じね」 佐江子は、息子がいないことにまだ違和感を感じているみたいだ。確かに、こんな風に二人で出かけたのは、何年もなかったことだと思う。 温...
俺は東海地方にある某国立大学を卒業後、自動車業界に就職した。 いわゆる自動車本体を作る完成品メーカーだ。 一括りに自動車業界と言っても、完成品メーカー、完成品メーカーから資本金が投入されている直接の子会社、 そして、それ以外のいわゆる完全下請けの会社が存在する。 もちろんピラミッドのトップに君臨するのは完成品メーカーで、最下層に位置付けされるのは資本提携のない完全下請けの会社になる。 そんな...
俺はT子と手を繋ぎ耳元で・・・ 俺「もっと自分を解放しなさい。もっと感じなさい・・・もっと・もっと・もっと・・・そういいよ それでいい もっと もっと 自分を抑えなくていいの 身体を柔らかくして自然に逝きなさい。T子綺麗だよ。」 と、小さな声で優しく囁き続けた。 催眠効果+洗脳効果からトランス状態になったT子は・・・ 普段のようにオーガズムを必死で求める顔でなく、自然で優しく解放された美...