「富嶽遠景」でデビューのなおぼんです。
wawabubu inc.の代表です。
あたしの体験をもとに創作してます。
あたしは一人っ子だったので、兄弟がほしかった。
幸い、一つ年下の従弟がいたので、その点はまだましだったのかもしれない。
それが関係しているのか、セックスのシチュエーションも姉と弟というものに萌える。
兄より、弟かな。
ほかの女の友達に聞けば、たいていは兄のほうがいいという(もっとも、セックスの対象ということではなく、一般的に。まさか、そんなこと聞けませんしね)。
ブログでも告白しているように、あたしの初体験はその従弟とだったから。
この影響は大きいだろうとは思う。
あたしも年とってきたからかしらないけど、姉弟近親モノでも若い頃の話より、お互い熟年になってきてからの関係のほうがしっくりくる感じがする。
姉は、生理も上がって、旦那とはセックスレスで、弟も中年の域に達しているけどオタで未婚のチェリーときた。
そんな誰も見たがらない、常軌を逸しているが、有り得るんじゃないかという今風のお話。
「姉ちゃん、やらへんか?久しぶりに」
ビールを飲みながら、毛も薄くなりかけた弟の毅(たけし)がにやにやして言う。
旦那が入院していて、その見舞いの帰りにあたしんちに寄って晩ご飯を食べているときのことだった。
「あほ。こんなときに・・・」
あたしも、旦那が病気になってからというもの、ナニのほうはまったくご無沙汰だった。
毅とは、あたしが高校生のころ、過ちをおかした。
あたしが大学生になってからそういう関係はなくなり、そのまま実家を出て就職して結婚もしてしまったけれど、毅のほうは、彼女もできず、ゆるい独身生活を両親とともに今の今まで送ってきている。
あたしもビールで多少、気が緩んでもいた。
垂れてはいるが小さくない胸にも、彼には刺激的で過去の記憶がよみがえったのだろう。
子のないあたしには、邪魔する者もいないし、またとない機会でもある。
「じゃ、やろうか」
あたしは、なんか日ごろの鬱憤もたまっていたので、ほかでもない弟の申し出に気を良くした。
「風呂、入ろうな」
毅のほうから、そう言ってくれた。
「用意するわ」
あたしは風呂場に立った。
風呂の湯を入れながら、あれこれ思い出していた。
「何年ぶりやろ?毅は、あの頃、親の目を盗んで、猿のようにやりたがって、ムードもなにもあったもんやなかったな」
もちろん、旦那にはぜったい言えない過去だった。
妊娠の恐怖におののきながら、中で出されたことも何度かあった。
生理が来て、ふたりで安心してまた交わったり・・・
でも今は、もう妊娠も心配ない。
あたしも五十一、弟が四十八になったところだと思う。
存分に遊んでいい年頃になったのだとしみじみ思った。
ふと、後ろから抱きつかれた。
あたしは、「きゃっ」と言って、倒れそうになり風呂場のタイル壁に手をついた。
「ねえちゃん。おれ、いっつもねえちゃんのこと考えてしこってたんやで」
「そうなんや・・・。なんで彼女、つくらへんの?」
「ねえちゃんが悪いねん」
「どういうこと?」
「ねえちゃんに比べたら、ほかの女なんて、屁や」
うれしいんだか、ばかばかしいんだかわからない気持ちだった。
こんなおっさんの告白、それも弟のを聞いて、どないせいって言うのやろ?
旦那の芳雄(よしお)の、セックスは淡白で、彼が体を壊す前からセックスレスやった。
あたしも、めんどくさがりやったから、そのまま放置。
しばらくして生理も来なくなってしまった。
毅の手があたしの胸を手荒く、むちゃくちゃにまさぐる。
「痛いって」
「ごめん。ねえちゃんの柔らかいなあ。ああ、たまらん~」
そう言って顔をあたしのうなじにすりつけた。
ヒゲのざらざら感が、死火山になっていたあたしに火をともす。
「あ、ちょ、ちょっと」
酒臭い息をふきかけながら、弟はあたしを抱きしめる。
旦那だって、こんな抱き方をしてくれたことはついぞ無かった。
硬いモノが腰に当たる。
忘れかけていた、男性がそこにあった。
「硬(かた)なってるやん」
「いっつもより、硬なってんで。ねえちゃんのせいや」
「そんなこと言うて。ほんまに・・・」
あたしは、自らその高まりに手をやった。
パンツの中で熱く反り返ったモノは、彼がまだ中学生のころのものとは一回り大きくなっていた。
「キスしていい」
後ろから首を回して、弟が訊く。
あたしも首を回して受け入れた。
「はむ」
「べちょ」
太い舌があたしの歯をこじあける。
あたしも負けずに舌を絡ませた。
あごを、無理にねじ上げられて、少し苦しい姿勢だったので向き直り、弟の顔を見ながらさらに口を押し付けた。
ほんとうに久しぶりの接吻だった。
弟に男を感じ、このむさくるしいが同胞の体臭を感じながらあたしははからずも濡れていた。
もう潤うこともないとあきらめていたあたしの泉が、思い出したようにこんこんと水を湧かせているのだ。
毅の指がショーツ越しに何度もさする。
あまり女を知らないのは、すぐわかった。
弟を見ていると、女のほうから近づくことは、まずないだろうと思わせる容姿なのだから、しかたがない。
「ゆっくりできんねんから、あせらんと」
「うん」
やっと、毅は離れてくれた。
風呂には一緒に入った。
あの頃も、そうやって親のいないときに風呂場で遊んだ。
「たけしの、立ってるやん」
「おねえちゃんの裸見たら、ぴんこ立ちや」
そうやって、幼いペニスを誇らしげに見せたものだった。
風呂の湯が満たされる間、居間でビールの残りを飲んでいた。
毅はというと、落ち着かない表情であたしをちらちら見る。
「どうしたん?恥ずかしいの?」
「いいや。久しぶりやし」
「こっちおいで」
あたしは、弟がなんかいじらしくってたまらなくなった。
世間の女の子に相手にされず、ひとり自分で慰めていたのだと思うと、切ない。
そんなに、不細工でもないのにと思った。
なぜか、あたしにはあんまり似ていない。
近づいてきた弟を見ながらそう思った。
あたしの横に座ると、すぐに肩に手を回してきて、接吻を乞うた。
長いキスだった。
いいかげん、お互い息が苦しくなって、離れた。
「ふう」
「ねえちゃん、芳雄さんともうでけへんやろ?」
「まあな」
「したくならへん?」
「あんまり。でも、あんたにキスされたら、したなった」
「ほんま?」
「うん」
あたしは赤くなって下を向いた。
リモコンをつかんで、見てもしないテレビを消した。
「お風呂、行こ」
弟は何も言わずに従った。
黙って裸になる二人。
あの頃もそうだったな。
脱ぐときは、なんか、話すこともはばかられた。
お互いの体を見たいねんけど、見まいとしてる感じ。
意外と、毛深い弟のすねが目に入った。
お臍のあたりも毛が生えている。
おちんちんは、立ってた。
旦那のものとさして変わらない大きさだったが、角度が急だった。
もちろんあの頃のかわいらしさは微塵も無かったけれど。
あたしは、シャワーを使って、排便器官としてしか機能していなかった部分を念入りに洗った。
「使えるんかいな」
「何が?」
「ここやがな。もう長いこと使うてへんから」
そういって、笑った。
「だいじょうぶやて。おれが上手にしたる」
「へえ、ねえちゃんしか知らん子が立派なこと言うなあ」
まあ、大丈夫やろ。
濡れてきてるし、指も入るわ。
「あんたも洗いや。皮剥いてな」
仮性包茎気味なのが気になったのでそう言ってやる。
「剥いてるって。ほら」
ちゃんとえらの張った亀頭を見せてくれた。
きれいな色をしている。
ほんま使ってないみたいやった。
「洗いっこしような」
毅が言う。湯船であったまっていたあたしは、上がって彼の前に立った。
ボディソープを塗りたくられ、首やら脇やらを撫で繰り回された。
「こそばいって」
「そう?ほなここは?」
お尻の穴から前のほうに腕を入れられこすられる。
「いやん。ちょっと」
「ええ気持ちやろ?」
「ええけど・・・」
弟の手は、すかさずクリに向かった。
「あひ」
声が出てしまう。
滑りよくされているので、その突起は非常に敏感になっていた。
毅はしゃがんで、良く見える位置でおマメをいじってくる。
「ねえちゃん、クリ、大きいやん」
「そうかぁ。って、ほかの子の見たんかいな」
「ウラビデオとかで見てるし」
「ふうん」
指が閉じた膣を広げようとする。
あたしの足も上がり、それを助ける。
「びらびらって気持ちいいの?」
陰唇を引っ張ってそんなことを訊く。
「そこより、クリか中かな、やっぱし。ああん」
じゅぼ
弟の短い太い指が入った。
かき回すように動かす。
「ちょっと、痛い」
「ごめん」
止めてくれて、ペニスのようにピストンしだした。
立っていられないぐらい、気持ちよくなった。
「ねえちゃん、ちゃんと濡れてるよ」
「あふ。そ、そうか。気持ちええわ」
「立ってしよか?」
「できるかぁ」
「立ちバック、やってみたい」
あたしは壁に向いて立たされ、すこし足を広げるように言われた。
すぐに、熱い先端があたしを割った。
ぎゅるっ
何年ぶりかの性交。
濡れているとはいえ、膣がきしんだ。
「きつい。ねえちゃんの」」
「ああ、ちょっと痛いわ。やっぱり」
「おれの、大きい?」
「あの頃よりはね」
「芳雄さんより?」
「もう。知らん。似たようなもん」
「ちぇっ」
男は、比べられるのが好きなのか?
「なんか、やわらかなってきた」
あたしの中が緩んできたのだろう。
出し入れが早くなってきた。
腰ががっしりつかまれ、下から突き上げられる。
あたしは冷たいタイルに乳房を押し付けられながら、突かれるままにされていた。
「はぁ、はぁ、ねえちゃん・・・」
逝くんやろか?
弟の手が、腰から胸を抱くように動いてきた。
「中に出してええ?」
「ええよ。出し」
お乳がわしづかみにされ、その痛さが快感になった。
太い、硬いモノが胎内を擦るのがわかる。
久しく感じなかった拡張感、圧力・・・
「ああああ、ねえちゃん、ねえちゃん」
叫びながら、毅は最後の一突きで放った。
がくがくと震えながら、あたしは片足が浮いてしまっていた。
あたしも逝った。
背中に弟の熱い胸板を感じて幸せだった。
おたがい、荒い息をしながら、しばらくつながっていた。
毅が半立ちのペニスをゆっくり抜き去ると、ぼたぼたと粘液が流れ落ちた。
「うわぁ、いっぱい出たでぇ」
それを手ですくって姉のあたしに見せる弟。
「ほんまにこの子は・・・」
長い夜になりそうだった。