幼き婚約指輪の思い出…


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45歳の昨年の夏まで、2歳年下の幼馴染の和江と11年もW不倫をしていた。
ややポチャの可愛い和江とは、小学生の頃にファーストキスをして婚約した。
その時、ピーカップに入っていた指輪を贈った。
ピーカップとは、今で言うガシャポンのようなものだ。

中学までは一緒だったが、次第に疎遠になって、お互い別の人と結婚した。
11年前、娘の幼稚園の運動会で和江と再会した。
携帯電話にEメールという便利なツールは、幼馴染を不貞の世界へ誘った。
ラブホで抱き合い唇を重ね、初めて見る幼馴染の裸体に興奮した。
「亮ちゃんの奥さん、細くて綺麗だから、私こんなんで恥ずかしいな。」
和江は確かにややボリュームのある体型だった。
でもそれが、いつも会う近所のおばちゃんとイケナイ事しているようでムラムラした。
まさか、あのおばちゃんが不倫なんて!って感じだった。
旦那にドドメ色にされた幼馴染のマンコに、小学時代の婚約者チンポをねじ込んで、和江の体を波打たせた。
可愛いアヘ顔に、幼い頃の面影が見えた。
毎日遊んだ幼馴染が俺のチンポで感じてた。
ドピュンとザーメンを飛ばすと、
「すっごーい。亮ちゃん若いね。」
と笑った。
月に2回くらい、和江と幼馴染不貞を楽しんだ。
誰にばれる事もなく、幼馴染の恋が11年続いた。

そして昨年の秋、
「今日は絶対大丈夫な日だから、中に出して欲しいんだ。今日1回だけ。お願い。」
中出ししないのが長年のルールだったが、懇願されて中出しした。
和江のマンコから俺のザーメンが零れ落ちた。
「ああ、気持ちよかった。亮ちゃん、いい思い出になった。ありがとう。」
ラブホテルを出て、俺の車を降りるとき、和江は、
「あの…亮ちゃん。ごめん…もう会えないんだ。今日で最後にしてくれる。ごめんね、一方的で。これ、返すね。」
ピーカップの指輪だった。
和江はずっと持っていてくれたのだった。
それを返すということは、本当にお別れする決意なんだと確信した。
「そうか…そろそろ潮時かもな。年も考えないとな…和江…幸せになれよ。」
「うん。亮ちゃんもね。バイバイ。」
半分泣き顔で微笑みながら、和江は人ごみに紛れて行った。
うだるような暑い夏の夕暮れだった。

年を越して、和江のことも次第に思い出に変わっていたこの頃…突然の訃報だった。
先日、和江の告別式があった。
あの後和江は入院して、そのまま帰ってこなかったと聞いた。
和江の年老いた母親が俺を見つけ、
「亮ちゃん、来てくれたのかい。和江とお別れしてやっておくれ。」
まさか俺と和江が11年にも亘って幼馴染不貞をはたらいていたとは、おばちゃんも想像すらしていないだろう。
可愛く微笑む和江の遺影を見ながら、俺はピーカップの指輪をギュッと握り締めた。
昔、俺が贈ったピーカップの婚約指輪が、和江の形見になった。
告別式の帰り道、新緑の夕暮れ、最後に和江と別れた交差点で人ごみに紛れた和江の後姿を思い出していた。

 

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