記憶と巨乳の狭間


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 幼馴染の奈津子は、昔から発育がよかった。
 
 地味で控えめな顔とは裏腹に、身体つきの方はものすごく、小学校の高学年あたりから一際目立つその大きさは、女子の中でも頭ひとつ抜きん出ていた。

 それゆえ、体育の授業中なんかは男子連中の視線の餌食となっていた。

 奈津子本人も強いコンプレックスを抱いており、仲のよかった俺によく相談を持ちかけてきた。

 中学に入り、多くの同級生らが男女交際をし始め、俺も奈津子の巨乳が第三者に奪われることを恐れ、思い切って告白。

 すると案の定、奈津子の方もOKしてくれ、俺たちは幼馴染から恋人同士へと、関係を昇華させた。

 しかし、すぐに巨乳を我が物にすることは叶わず、卒業までの三年間はプラトニックな関係を貫いた。
 
 高校生にもなると、「誰とヤった」「あいつの身体すごかった」という声が、あちこちで聞こえてきて、俺もさすがに奈津子との関係を進めたいと思い、実行に移すことにした。

 夏休みの盆シーズン、親が里帰りしていることを見計らい、奈津子に「お泊りデート」をしないかと誘ってみた。
 
 必死に頼み込んだ結果、奈津子はしぶしぶOKしてくれ、付き合って四年目にしてまたとないチャンスが到来した。

 お泊り当日、俺は近くのコンビニでコンドームを購入し、奈津子との初体験に備えていた。

 夕方の四時過ぎ、家にやってきた奈津子はいつになくオシャレで、向こうも期待していることの表れが見て取れた。

 その後、奈津子の作ったカレーで夕食を共にし、その後は俺の部屋でテレビを観ながら雑談を交わし、時間を潰していった。

そして、夜十時を過ぎたのを確認すると、俺は実行に移した。

それまでずっと離れた場所でテレビを眺めていたが、ベットの上に腰かけていた奈津子の隣に移動した。

そこから時間をかけ、昔話に花を咲かせて雰囲気を演出。しばらくすると、だいぶいい感じに仕上がってきたので、本題へ移る。

「今日、大丈夫?」「うん……いいよ……」

奈津子は恥じらいながらもOKしてくれ、俺は衝動的に押し倒してしまった。

 仰向けとなった奈津子と初のディープキスを交わし、そのまま本番へ突入した。
 
ピチャピチャと舌を絡ませ、互いにほろ酔い気分となったところで、俺はおもむろに奈津子の巨乳を鷲掴みにした。

生まれて初めて触れる女の子の胸は、服の上からでも半端じゃなく柔らかかった。

手の中でポヨンポヨンと弾み、指の間からはみ出すほど大きく、無我夢中で揉みしだいてしまった。

学年一と名高い奈津子の巨乳を、今まさにモノにしている。

そんな途方もない優越感に浸りながら、奈津子の身体を隈なく弄り始めた。

むっちりとした太ももに手を添え、滑らせるようにしてスカートの中へ突っ込み、手探りでアソコの位置を割り出し、下着をずらして手マンを開始する。

指先に感じる女の性器は妙に生温かく、指を動かすたびにクチュクチュといやらしい音が聞こえ、俺の思考回路はショートする寸前に至った。

これですべての過程を通過し、いよいよ最後の儀式を執り行うことにした。

奈津子の着ていた衣服を一枚ずつ脱がしていく。

そして、純白のブラとパンティーを身体から抜き取ると、一糸まとわぬ奈津子の姿が拝められた。

この時点で、俺の思考回路は完全に破綻し、後のことはよく覚えていない。

翌朝になって目を覚ますと、ベットの上で奈津子と裸のまま抱き合っていた。

シーツには処女を奪った痕跡があり、ゴミ箱には大量のティッシュと使用済みのコンドームが捨てられており、奈津子と結ばれたことを実感した。

その後、奈津子は週一くらいのペースで抱かせてくれ、俺の青春は奈津子の巨乳で謳歌し続けた。

しかし、大学二年のとき避妊に失敗し、奈津子の妊娠が発覚。

両家で話し合った結果、身内のみの式を挙げ、俺たちは夫婦となった。

翌三年の夏休みには、第一子の長女を出産。

大学卒業とともに、俺たちは同居を開始した。

それから八年が経ち、現在でも夜な夜な奈津子の巨乳を堪能しており、この前には第四子の妊娠が発覚。

しかし、今でもたまに思うのだ。

奈津子との初体験にまつわる部分的な記憶喪失。

挿入から射精までの記憶がどうしても思い出せず、奈津子を抱くたびにそのことを悔いている。

 

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