ヴァー〇ン禁区 2


前回:  ヴァー〇ン禁区

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 「佳〇子さんも来てくださいね」

 クリスマスのミサに出たのはほんの偶然でした。

 女学校で一個先輩だった花村幸恵さんは同じ女性でも、清楚というか、知的で明るい顔立ちが印象的な人でした。

 ジーンズに紺のセーターと普段着で出かけた教会。

 花村さんはグレーの修道服で決めていました。

 花村さんのオルガンで賛美歌を歌い、散会でしたが、
 
 「少しお話をしていかない」

 と、部屋に呼ばれました。

 女学校とはいえ、進学校で、お勉強の話をしていると、ふと、花村さんが取り出して見せてくれたのは、天狗のお面でした。

 「これで想像しているの」

 花村さんは、出家するらしい。

 「あなたも入信する。ヴァージンなのでしょう」

 「え、あの、それは」

 
 ジーンズの下に下着はつけていませんでした。

 
 「シスターと呼んでね」

 しゃがみこんで、舌を這わせ、発見されたのは、栗でした。

 濃厚な舌先での愛撫で私は逝きそうになっていました。

 「すみません。・・・すみません」

 若い男性の声がしました。

 ほどなく部屋に入ってきたのは、黒い神父服を着た、花村さんの弟さんでした。

 「シスター。これは。罪深いことを」

 と言いながらも服を脱ぎ裸に。

 屹立する男性自身を目の当たりにしたのは、もちろん初めてでした。

 シスターにとってかわり私の背後に立つと、太ももの間にペニスを押し付け、素股を挑んできたのです。

 「お~、お~」

 声を出した先で、熱いほとばしりが宙を飛びました。

 「今日はどうもありがとうございました」

 お礼をいって外にでると、師走の風がとても冷たかった。

 

 

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