俺がs学六年の初夏。
団地の自分ん家にエレベーターを使わず、非常階段をのぼって帰ってると、踊場で「あっ!」と驚いた。
近所のオバちゃん……と言っても50代なかば……が、ほとんど裸みたいな水着を着て、ポーズをとって立っていたんだ。
踊場の片隅に三脚があって、取り付けられたデジカメが「パシッ」と閃光をあげた。
秘密の自撮りをしてたんだ。
俺はあわてて階段を降りて、別ルートで家に向かった。
(それにしてもあのオバちゃん、ふだん地味な服着とるけど、脱いだらええカラダしとったな。自撮りしたなるんもわかるわ。)
▽
その数日後、俺はエレベーターホールの所でオバちゃんに会った。
オバちゃんはコワイ顔をして、俺に(来て)と目で伝えて、廊下の端に連れていった。
オバちゃんは小声で言った。
「アンタ、この前ワタシが水着の画像を撮っとるトコを見たやろ。」
「……はい……」
「アンタ、ワタシの裸を思い出して、チンポ触って気持ちええことしたやろ。」
「……はい……」
オバちゃんは俺の頬をなでた。
「正直やなアンタ、可愛いで。」
そう言うとオバちゃんは、近くの部屋のドアを鍵で開けて、俺を連れて中に入った。
そこは自治会が倉庫に使ってる空部屋だった。
カーテンがかかって暗い室内で、オバちゃんはしばらく別の部屋に行くと、
「ここ、電気が使われへんからな。」と言って電池式のランタンを持って戻ってきた。
(…………!)
ランタンの光に浮かぶオバちゃんは、フルヌードだった。
オバちゃんはランタンを高い所に掛けると、小さな椅子に腰かけた。
こないだのほぼ全裸の水着を着たオバちゃんもいやらしかったけど、乳首が見えるだけでいやらしさが倍増してた。
そして俺の目は、オバちゃんのおへその下の、逆三角の場所に吸い寄せられていた。
「なんや、やっぱりココに興味あるか?」
オバちゃんは、ためらいなしに脚を広げた。
薄い黒い毛と、少し茶色い部分とにふち取られたピンク色の割れ目が現れた。
「なんや、アンタぐらいの子になったら、ネットとかでオメコくらい見とる違うんか?」
「うん、そやけどやっぱり本物は違う……」
俺がそう言うと、オバちゃんは俺の頭を後ろから軽く押さえた。
「舐めてみ。」
「え?」
「アンタぐらいの子やったら、知っとるやろ?ここ舐めたら気持ちエエんやで。」
「……」
気持ちエエのはオバちゃんの方やん、と思いながらも、俺は エロ本などで見て知っていたから、オバちゃんの割れ目に舌を伸ばして舐めてみた。
「あ…… ああ…… どないや、ワタシのオメコ、クサイか?」
俺は首を振った。
「何か、ヘンな味するか?」
もう一度首を振った。実際、イヤな感じはしなかった。と言うか、初めて女の割れ目の形を確かめるのが、指先ではなく舌だってことが自分を興奮させた。
カチッ!
音がした。
俺は割れ目を舐めながら 目だけを上に向けると、オバちゃんがタバコに火をつけてゆっくりと煙を吹きあげていた。
オバちゃんは俺が見ているのに気づくと、笑みを浮かべた口元から煙を漏らしながら言った。
「気持ちはエエし、タバコが美味しくなるし極楽やわ…… ワタシ、ネットとかでヘンなオトコと出会うんイヤやったから、アンタみたいな素直なオトコがつかまえられて良かったわぁー。」
オバちゃんはそう言うと、割れ目を舐めてる俺の方にタバコの煙をフーッと勢いよく吹きかけて来た。
(いいニオイだな……)と思った。
「アンタな……」オバちゃんは言い続けた。「エエ女の子見つけたら、エエ女の子と二人きりになれたら、まずオメコ舐めたったらエエねん。女の子は気持ちエエことされたら、アンタになびいて来るから。オトコは まず自分が気持ち良くなること考えるからアカンねん。」
オバちゃんが 俺の方めがけて吹きつけるタバコのニオイを嗅ぎながら、そんな話を聞いてると、そんな気がしてきた。
12mr2020