保育園の頃の記憶ってほとんどないんだけど、かすかに覚えている記憶がある。それは保母さんにお仕置きをされたこと。今なら絶対問題になることが、昔は普通だったんじゃないかと思う。
保育園のお仕置きの王道といえば絵本にもある押し入れ閉じ込め。これは日常茶飯事で男女構わず平均1日1回くらいは誰か入れられてた気がする。保母さんに押し入れの前まで引っ張ってかれて扉が開けられた時の恐怖と言ったら凄まじいものがあった。日頃から押し入れ＝怖いというのが園児には擦り込まれてたから。外から鍵がかかるやつで中でどう暴れてもしばらく絶対に開けてくれなかった。
あとは変わり種？のお仕置きか分かんないけど、足の裏こちょこちょの刑がよくあった。健康志向の保育園で体操とかめっちゃさせられてて、真冬でも普通に裸足にさせられてた。それもあってか、何かとあると保母さんに足首をギュッと掴まれて、足の裏を徹底的にくすぐられた。保母さんの手慣れた器用な指が無防備な園児の足の裏を這いずり回る。お仕置きの一つなので、絶対に逃げられない体制でやられるし、泣くまでやられる子がほとんどだった。脇腹とかもされたと思うけど、足の裏こちょこちょが特に印象に残ってる。
最後、幼心に1番嫌だったのは下半身すっぽんぽんの刑。悪いことして保母さんに「すっぽんぽんになりたいの？」とか「すっぽんぽんになりなさい！！」って宣告される時はマジ恐怖だった。全員の前でお尻ペンペンされるうつ伏せの格好にさせられて、保母さんに半ズボンとパンツを一気に剥ぎ取られる。剥ぎ取られた服は部屋の外に投げ捨てられ、しばらく保育園の中を下半身すっぽんぽんで過ごさせられる姿を他の子に見られるという恐怖の罰。泣く顔と下半身両方を隠さなければいけない。
大体女子はしばらくするとみんなの前で自分がした悪さとごめんなさいを言わされて服を返してもらえるのが一般的だった。けど男子は下半身すっぽんぽんの状態で赤ちゃんクラスまで連れて行かれたり、超怖い女の園長先生が部屋に来て、その男子を床に寝かせて、赤ちゃんがされるみたいな格好でみんなの前でオムツを強制的に履かせるとかもあった。保育園だから他の子の下半身とか見ることも多かったと思うけど、お仕置きでさせられるのはまた違う屈辱見たいのがあった。
どういう基準で押し入れとか足の裏こちょこちょとか下半身すっぽんぽんとか決められてたか分かんないけど、今思えば懐かしい思い出。