十三と十六ただの年でない少女


86文字数:619

赤貝にだんだん化ける小蛤
まだ月の障りにならぬ姫小松 (小さい松なので、月を見る妨げにはならない・・・というのが、表の意味)
月を見る頃にはすすき土手に生え
じこうたがへず十六の春ははえ (俗言「十三ぱっかり毛十六」のとおりだ)
十六の春から稗を蒔いたよう
十三と十六ただの年でなし
     
よしねへと前を合わせるおちゃっぴい (はねっ返り・お転婆・おしゃまな娘)
おちゃっぴい少しまくってあかんべい
おちゃっぴいばかばかばかと逃げて行き
     
めっきりとおいどの開くお十三 (お尻も大きくなる)
豆に花咲くと小豆の飯を炊き (豆:女陰 初潮となった)
初午は娘も赤の飯を炊き
なぜ小豆飯だと兄は聞きたがり
泣くことはないと俄に小豆飯
恥ずかしさ赤の飯(まんま)魚(とと)添えて (幼児語で)
小豆飯ほったて尻で娘喰い (ほったて尻:少しお尻を持ち上げて まだ慣れてないので)
     
新馬を娘しんまくしかねてる (馬:生理 しんまく:上手に)
姫君の御乗りだし十三・四から
おてんばも地道に歩く初の馬
     
初花という新馬に娘乗り
はつうまに乗ると娘もうまく成り
雪隠で手綱さばきをする女
     
女同士お客といえば通用し
おえんとおこう鳥居ぎわに立っている (おえん・おこう:月経 月経期は神詣でを避けた)
     
      
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