『へぇ。なんで1年も? アンタ、モテそうなのに』 妻の遙香が、缶ビール片手に不思議そうな顔で質問した。 「なかなか良い子いないんですよね~。遙香さん、紹介して下さいよ」 亮は、同じく缶ビール片手に答える。私の会社の後輩の亮は、たまにウチに食事に来る。妻の遙香とも気が合うのか、毎回けっこう楽しそうにビールを飲む感じだ。 『私の知り合いなんて、みんなババアばっかりだよ』 遙香はそんな風に答える。...
「あぁ、ダメ、うぅっ」 妻の美桜が、悩ましい声をあげる。場違いにセクシーな声だと思ってしまったが、落ち着いてフォールに備える。ほどなくして、限界を超えた美桜が背中から落ちてきた。頭から落ちないようにコントロールしながらマットに誘導するように落とすと、美桜は悔しそうな顔で、 「負けた! 悠人凄いね。一発で行っちゃうんだもん」 と、少しすねたような顔で言った。今日は、久しぶりに外岩に登りに来...
自由いんぽん党
たろバウム
PINK POISON
橙式部
4年交際している26歳の彼女に結婚の話をすると、毎回はぐらかされる。僕の事を好きじゃないのかな? と、心配になってしまうが、日頃の態度を見ているとそんなことはないと思う。 彼女の優花は、普段は過剰なくらいにイチャイチャしてくるし、けっこう束縛というかヤキモチ焼きだ。 一緒にデートをしていて、ミニスカートの女性をチラッと見ただけで、けっこうしつこく怒られるくらいだ。 「また見てたでしょ。そ...
「幸広、もう疲れちゃった? もう少し……したいな」 有香が、焦れたような態度で言う。でも、まだ射精して10分も経っていないので、僕のものは柔らかいままだ。 さっきから、有香は一生懸命に口でしてくれている。勃起していなくても気持ちよくて、軽いうめき声も出してしまう。僕は、続けては無理だよと言って謝った。 「ダメ……もっとするから、元気になって」 有香は、そう言って僕のをくわえてくれた。舌...
『どうせなるようにしかならない・・・』 そう思いつくとすっきりと寝てしまいました。 私はいざとなったら開きなる事ができるんです。 多分、ヤクザだった父親の血を引いてるからでしょうね・・・。 同じ週の日曜の事です。 午後から洗濯や掃除を済ませて一段落しているとメール着信音が鳴りました。 知らないアドレスでしたがタイトルに『ママのファンより』と書いてあります。 手紙の送り主みたいです。 『観て頂...
初体験は高校3年の時の同級生とだった。受験勉強を一緒にするうちに、お互いに惹かれ、付き合うようになった。キスやデートはした。でも、一線を越えたらお互いに勉強に集中できなくなると思い、受験が終わったらしよう、と約束した。幸い、2人も志望大学に合格したので、高校3年の3月に初体験を果たした。共に実家暮らしだったので、ラブホテルでだった。相手も初めてだった。初体験の痛み、というよりは、私が進学とと...
運動クラブ夏期合宿に参加しキャンプファイアを楽しむ子供たちを横目に飲み会に興ずる親たちと歓談した。 新規参加の親に少し気難しい匂いを感じたが気にぜす和気藹々と合宿を終えた。 母親たちママ友は旦那への愚痴を溢しながら憂さ晴らししているようだった。 近くの公園でBBQをすることになり母親たちが買出しや準備で動き回る中父親たちは明るいうちから飲み始め仕事の事など歓談し始めた。 日が傾き薄暗い中ほろ...
「え? そんなのナイショだよ。聞いても、イヤな気持ちになるだけじゃん!」 妻のさくらが、私の質問にビックリしたような顔で答えた。私は、さくらの初体験のことを質問していた。 さくらとは、結婚してまだ2年だ。お互いに27歳で、今どきにしては早めに結婚した方だと思う。さくらとの出会いは、趣味のビリヤードだった。一時のブームの時と比べると、競技人口は減っていたが、その分それなりに突ける人間ばかり...
多花ハシ
アイチルワークス
08BASE
ぱ~みっしょん