このようにして、かつての日本では夜這いに見られるような自由な性風俗に満ちていた。 農民をはじめ一般大衆にとっては、束縛の多い不自由な一夫一婦制など何の意味もなく、たとえ配偶者がいても、誰とでも寝るのが当然であり、生まれた子供は「みんなの子供」であって、集落全体(大家族)で慈しんで育てたのである。 タテマエとしての結婚家族制度は、明治国家成立以降の政権が租税・徴兵目的の戸籍制度整備...
雄(オス)達は一頭の発情期の雌(メス)に順番に群がり、雌(メス)は一日に何頭もの雄(オス)と交尾する。その理由は「確実な種の保存の為」で、雌(メス)が依り強くて優秀な精子に回(めぐ)り逢う目的で「自然がそうした生殖行動を選択させていた」と言う立派な理由が在るからだ。 これは「種の保存」のメカニズムが主体の自然な生殖行動であるから、雄(オス)雌(メス)の生殖機能には目的に添った違いが在る。...
汚電せんせい
たろバウム
アシスト書店
くると
日本人の本源性はどうして培ってきたのでしょうか。 2000年におよぶ性生活のありかたと闘ったあとの和合の方法にヒントがいくつかあるようです。 日本の村落では、「夜這(よば)い制度」や「寝宿(ねやど)制度」、「お祭り」などが発達し、独特な村落集団婚で全村で身内気分となる精神に拠る集団社会を実現して、老人も子供も女性も村のみんなで面倒を見るというルールだったのです。 性行為は自分もうれし...
縄文人「誰のタネかなんてどうでもいいじゃないですか」 縄文時代の埋葬法の一つに、2人以上の人を一つの墓に葬る合葬という形がありました。 この場合、確かなことはわかりませんが、血縁関係を重視し、夫婦が同じ墓に葬られることはなかったのではないかと言われています。 つまり夫婦に血縁関係はありませんから、「夫婦」という関係性があまり重要視されていなかったかもしれない、ということです。 こ...
心理学者のクリストファー・ライアン氏、精神科医のカシルダ・ジェダ氏著の『性の進化論 女性のオルガスムは、なぜ霊長類にだけ発達したか?』(山本規雄:訳/作品社)では、人類のセックスのあらゆる謎について解き明かしている。 我々の祖先はゴリラのように、戦いに勝った男が女のハーレムを形成する仕組みで種をつないできたと以前は考えられていた。 だが、クリストファー氏は、先史時代、我々の祖先は「乱交」...
今まで表立って語られなかった事実を突き詰めた本。 『盆踊り 乱交の民俗学』下川耿史 作品社 中日新聞に紹介されていた。 本の解説によると・・・ 〈盆踊り〉とは、生娘も人妻も乱舞する“乱交パーティ”だった! 日本人は、古代より性の自由を謳歌してきた。歌垣、雑魚寝、夜這い、盆踊り……。万葉の時代から近代までの民俗文化としての“乱交”の歴史。 日本最古の“乱交”の記録は、『記紀』や『風土記』の...
聟入婚(むこいりこん)は、村内婚を原型としたもので「よばい」の風習と関係が深い。 祖◯山地方では、近年(明治の末年)まで「よばい」の風習があった。 祖◯の粉ひき唄の中にも、 臼よ早まえ廻ってしまえ 外じゃよばいどが待ちござる 夜這人が夜這人が外じゃ 外じゃ夜這人が待ちござる とあるように、かなり盛んであったことが推察される。 聟入婚は、このような「よばい」からはいるのが普通である。 ...
福島の農村だが、どうやら戦後すぐまでは夜這いはあったよう。 祖母(町人)は満州から引き揚げてきて、 祖父がシベリア抑留から帰ってくるまでの戦後何年かの間は 祖父の実家(農家)で暮らしてたけどちょっと聞いた感じでは 主に後家さんの家などに夜這いがあったらしい。 母系が残っているかはわからんが、じいちゃんの実家もそうだし 他の家も長女が継ぐ姉家督は普通にあった。 多分、夜這いはあったんだろう...